- 原作小説については、指輪物語を参照してください。
- 実写映画版については、ロード・オブ・ザ・リングを参照してください。
- TVドラマシリーズについては、ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪を参照してください。
- 2024年公開予定のアニメ映画版については、The Lord of the Rings: The War of the Rohirrimを参照してください。
ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語†
概要†
カテゴリー | 映像化作品等 |
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スペル | The Lord of the Rings |
解説†
1978年に公開されたアニメ映画版の『指輪物語』。監督ラルフ・バクシ。劇場公開時の邦題は『指輪物語』そのままだったが、2002年に発売されたDVD版でのタイトルは『ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語』となっている。
『指輪物語』映画化権をユナイテッド・アーティスツが購入し、脚本作り(1本の映画になるはずだった)をジョン・ブアマンに依頼するが、ユナイテッド・アーティスツは資金不足になった。そこでソウル・ゼインツ(後のMiddle-earth Enterprises代表)が映画化権を買い取り、制作されたのがこの映画である。
ロトスコープという、一度実写で役者を撮影してからアニメでトレースするという技法を使ったことで有名で、映像的には面白い面がある。ただクオリティは作中で一定しておらず、後半になると予算が尽きたのか、ほとんど実写になってしまっているところが多い。またストーリーも“原作のダイジェスト”となってしまっている。
本作は二部作の前編として制作されており、本作では物語は角笛城の合戦での勝利と、フロド・バギンズ達がキリス・ウンゴルに向かうところで終わっている。だが、映画として続編が作られることはなかった。しかしアメリカではTV用放送用に、『The Return of The King』が別スタッフの手で制作されている。
劇場公開及びVHS版、LD版での日本語字幕は「ゴンドー(ゴンドール)」「モードル(モルドール)」など、ことごとく固有名詞表記が原作小説日本語版と異なっていた。だが、実写映画版『ロード・オブ・ザ・リング』公開よりやや前に発売されたDVD版では、小説新版の固有名詞訳に準拠した字幕に修正されている。
また公開当時は最後のナレーションの字幕が「…これで指輪物語の第一部は終わる」と、続編に繫げるようになっていたものが、DVDでは「……こうして指輪戦争に勝利した」というナレーションに変更になっている。
上記のような経緯(クオリティの不定や続編の頓挫)から、日本のファンの間ではしばしば監督の名前に掛けて『爆死版』と揶揄されることがある。
一方ピーター・ジャクソンはこの映画を見たことがきっかけで『指輪物語』に触れることになったといい、映画『ロード・オブ・ザ・リング』にはこの作品のシーンをオマージュした場面も見られる(最初にホビット達が黒の乗手に襲われて隠れるシーン)。
主な出演者†
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え |
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フロド・バギンズ | クリストファ・ガード | 鈴置洋孝 |
サムワイズ・ギャムジー(サム) | マイケル・スコールズ | 塩屋浩三 |
ペレグリン・トゥック(ピピン) | ドミニク・ガード | 堀川りょう |
メリアドク・ブランディバック(メリー) | サイモン・チャンドラー | 大塚芳忠 |
ガンダルフ | ウィリアム・スクワイアー | 八奈見乗児、熊倉一雄 |
アラゴルン | ジョン・ハート | 千田光男、納谷悟朗 |
レゴラス | アンソニー・ダニエルズ | 市川治 |
ギムリ | デイヴィッド・バック | |
ボロミル | マイケル・グレアム・コックス | |
エルロンド | アンドレ・モレル | |
ガラドリエル | アネット・クロスビー | |
ケレボルン | ||
エーオメル | ||
エーオウィン | ||
セーオデン | フィリップ・ストーン | |
ビルボ・バギンズ | ノーマン・バード | |
サルマン | フレイザー・カー | 西村知道 |
ゴクリ | ピーター・ウッドソープ | 納谷六朗、槐柳二 |
木の鬚 | ジョン・ウェストブルック |
DVD・サウンドトラック†
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