リューンのうみ

概要

カテゴリー地名
スペルSea of Rhûn
その他の呼び名内陸海(Inland Sea)

解説

リューンにある巨大な湖で、内陸海とも呼ばれる。ケルドゥイン川が流れ込んでいる。北西にはドルイニオンがある。
リョヴァニオンの東の外れにあたり、リューンとリョヴァニオンの境界をなす。

ゴンドール8代目の王ローメンダキル一世とその息子トゥランバール東夷の大軍を破って以降、ゴンドールの東の領土はリューンの湖にまで達していた。19代目の王ローメンダキル二世はさらに東夷を破り、湖の東にあった東夷の野営地と居住地を破壊した。しかしその後、馬車族の襲来によってゴンドールは東の領土を喪失した。

Iron Crown Enterprisesによる設定

最も狭い地点で50マイル、最も広い地点で150マイル以上の幅があり、面積はほぼ500マイル程とされている。
北西のケルドゥイン、南西の戦川(Warwater)、北東のクグ川(Kug)と南東のスル-ベキ(Surubeki、別名Herdway)の四つの大河から水が流れ込む。

波は常に荒く、海上では頻繁に嵐が発生する。また沿岸は岩肌が多く、複雑に入り組んでいる。そのため、船は岸辺を見失わず、同時に近づきすぎないような狭い航路を航海しなければならない。それでも大きな危険が伴うため、リューンの湖を横断できた船は存在しないとされる。だが、冬場は陸上の道の殆どが閉ざされてしまうため、船が周辺地域の移動手段として多く使用されている。

主要な港には、ドルイニオンの首都シュレル=ケインやその南のリアヴォド(Riavod)、南西の山岳地帯エオルスタン(Eorstan)の麓のスカーリ(Scari)、戦川河口の三角州のレスト(Lest)、南岸の北端に面したディルグール(Dilgul)、スルーベキ河口のミストランド(Mistrand)、北東の森タウル・ローメン(Taur Romen)に近いエルガール(Elgaer)の八つがある。

リューンの湖周辺の土地はまとめてドル・リューネン(Dor Rhunen)ないしはトル・リューネン(Tor Rhunen)と呼ばれる。

出典

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 西方世界とは友好的なんでしょうか? -- 2014-02-12 (水) 19:53:36
    • リューンの湖北西部が闇の森のエルフの王(スランドゥイル)愛飲のブドウ酒の原材料であるブドウの産地として出てくるので、積極的な同盟関係はなくとも商売相手程度としては認めてくれているのかも? -- 2014-03-10 (月) 16:37:51
    • 東岸は完全に東夷系国家っぽいからモルドールの要求を受けて出兵してきた可能性はありますね -- 2014-03-10 (月) 17:51:37
    • 交易をおこなう程度の関係なのでしょう。彼らの言語を考えれば東夷諸国でしょうから。 -- 2014-07-15 (火) 12:37:31
    • 再統一された王国は、この湖もすっぽりと版図に収めてます。 -- 2015-02-18 (水) 23:59:21
  • 流れ出している川が描かれていないのですが、どうなってるんでしょうね。そのために地図では振り子のように見えてしまって、何百年、何千年か単位で位置が移動しそうに思えてしまいます。中つ国版「さまよえる湖」みたいな。 -- 2015-11-13 (金) 11:13:10
    • 出口のない湖は、塩分がたまって死海みたいになるという話を聞いたことがある。穴場的なリゾートスポットか? -- 2015-11-13 (金) 13:39:29
    • カスピ海も出て行く川がないそうですね -- 2015-11-13 (金) 14:06:37
  • ヘルカール内海のなれの果てだとすると相当塩分濃度上がってそう -- 2017-11-15 (水) 00:12:19
    • ここ、たての湖や赤水川の水が行き着く先でもありますよね。何か塩分以外にも色々と貯まっていそうで、水質が気になります。 -- 2018-10-15 (月) 09:20:12
  • 原語はseaなのか -- 2020-12-17 (木) 08:43:38
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