ミーム†
概要†
解説†
最後の小ドワーフ。イブンとキームの父。
強い者にはへりくだり、他者の弱みは嗤うといった卑屈な性格だが、自らの言葉を違えることはない矜持の持ち主でもあり、受けた仇を忘れることは決してなかった。
息子達と共に大地のパンを採りに出かけていて*1、トゥーリン率いるガウアワイスに捕らえられる。そこで自らの身代としてアモン・ルーズにある住処を差し出し、これを「贖いの家」バル=エン=ダンウェズと呼んだ(この時アンドローグにキームを射殺されており、もし弓矢を取らば、弓矢によりて死するであろうと彼を呪った)。
そのままガウアワイスと共にアモン・ルーズで暮らし、トゥーリンとはいくらか心を通わせるまでになる。だがベレグが一党に加わると、嫌っているエルフでなおかつトゥーリンの心腹の友である彼に憎しみを向けるようになった。
やがて食糧を捜しに出かけていたところをオークに捕らえられ、今度はオークに対する身代としてバル=エン=ダンウェズへの襲撃を手引きするはめになった。
その結果ガウアワイスは殺され、トゥーリンは連れ去られる。ミームは落ちていたアングラヒェルで生き残ったベレグにとどめを刺そうとしたが、アングラヒェルを奪われて反撃されたため、恐れをなして逃亡する。この時ベレグからハドル家の復讐は、いつか必ずおまえの身にやってくるぞ!と予言された。
その後、グラウルングが去ったナルゴスロンドの廃墟に入り込み、その財宝と戯れて独り暮らした。だがベレグに予言された通り、そこにやってきたフーリンの手で殺された。
コメント†
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