- 地名のマンドス(Mandos)については、マンドスの館を参照してください。
マンドス†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Mandos |
その他の呼び名 | ナーモ(Námo) ヴァラールの一員として運命を宣告する役を担う者(Doomsman of the Valar) ヌルファントゥア(Nurufantur)*1 |
種族 | アイヌル(ヴァラール) |
性別 | 男 |
生没年 | |
兄弟 | イルモ(弟)、ニエンナ(姉妹) |
配偶者 | ヴァイレ |
解説†
アラタールの一人に数えられるヴァラ。フェアントゥリ兄弟の兄の方で、ニエンナの兄弟。妃はヴァイレ。
本来の名はクウェンヤで「運命予告者(Ordainer)」や「審判者(Judge)」を意味するナーモだが、滅多に本名で呼ばれることはなく、死者の家であるマンドスの館の管理者でありそこに住んでいるることから、マンドスと呼ばれることが多い。
運命と、殺された者達の霊魂を司る者。
すると突如、そこに、黒々とした姿をした者が、海岸を見おろす岩の上高く立つのが見えた。それは、マンウェによって遣わされた伝令使などではなく、マンドスその人であったという話も伝えられている。そしてかれらは、
厳 かな恐るべき声が、かれらに立ち止まって耳を傾けるように大音声 で命ずるのを聞いた。*2
ヴァラールの宣告者†
マンドスは常に厳かで冷厳、なにものも忘れない存在として描かれている。彼はこれから起こることを全て知っている運命の宣告者であるが、マンウェの許しがない限りそれを口にすることはない。
彼はエルフと人間の到来を告げた。だが、ヴァラールがエルフをアマンへ招致することに対しては一言「運命はかく定まった」とのみ口にし、メルコールの恩赦に関しては終始口を閉ざした。
フェアノールに率いられたノルドールによる同族殺害の後、アラマンにたどり着いた彼らに対して、マンドスの呪いを下したのもマンドスその人だった(マンドス自身は悪をなさないが、フェアノールの誓言によってもたらされるノルドールの破滅を彼は見通しており、ヴァラールからの宣告を伝えたのである)。
これを聞いたフィナルフィンは進軍をやめ、ヴァリノールへ引き返したが、フェアノールはノルドールを駆りたててあくまで中つ国へと進軍し、望みない戦いを続けさせることとなった。
モルゴスを敵として戦う中つ国の民の受難にも心動かされることはなく、ヴァラールの怒りの体現者として一切の助力を与えることも許さなかった。(それゆえウルモは単身密かに中つ国の民を援助せざるを得なかった)
だが唯一、ルーシエンが歌うイルーヴァタールの子らの悲しみの歌には心を動かされ、死んだベレンの処遇についてマンウェに伺いをたてたことがある。その結果ベレンとルーシエンはマンドスの館から戻り、ふたたび中つ国に住むことになった。
エアレンディルがアマンにたどり着いた時には、人間には許されない不死の地に足を踏み入れたとして彼を罰しようとした。これに対し、ウルモが彼はエルフの血も引いていると弁護したことで、マンウェが半エルフにいずれの種族に属したいかの選択を与えることに繋がった。
Include/アイヌル†
コメント†
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