ヒスライン†
概要†
カテゴリー | 物・品の名前 |
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スペル | hithlain |
解説†
シンダリンで「霧の糸(mist-thread)」の意味。ロスローリエンで指輪の仲間がガラズリムからもらったロープの素材。ヒスラインで作られたロープは不思議な性質を持ち、時に使用者の意志のままに結び目がほどけることもあった。
ガラズリムから指輪の仲間に贈られた三艘のエルフの小船には、ヒスラインのロープが索具として三つずつ備えられており、ロープを荷物に入れ忘れたことを悔やんでいたサムワイズ・ギャムジーを喜ばせた。サムは小船を乗り捨てた後もこのロープを持ち歩き、旅を通じて大いに助けられた。
ヒスラインのロープはフロド・バギンズとサムワイズ・ギャムジーがエミュン・ムイルで断崖を下りるために使われた。この時(おそらくモルドールからきた)嵐に見舞われて一時的に視力を失ったフロドは、暗闇の中でこのロープがかすかな光芒を放っているのを目にして視力を取り戻した。また、崖を下りたところでサムがロープを引っ張ると、自然に結び目がほどけて回収することができた。
その後は捕まえたゴクリを拘束するために一旦使われたが、エルフの作ったこのロープが触れるとゴクリはひどく痛がり、冷たく喰いこむようだと悲鳴を上げた。そのためフロドとサムはゴクリをロープで繋ぐのを断念せざるを得なかった。
コメント†
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