バルドル†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Baldor |
異訳 | バルドール |
その他の呼び名 | 運つたなきバルドル(Baldor the hapless) |
種族 | 人間(ロヒルリム) |
性別 | 男 |
生没年 | 不明~†第三紀2570年 |
親 | ブレゴ(父) |
兄弟 | アルドル、エオフォール(弟) |
解説†
マーク(ローハン)2代目の王ブレゴの長男。本来は彼がマークの王位を継ぐはずだったが、黄金館の落成を祝う宴で角杯を飲み干して死者の道を踏んでみせると誓い、第三紀2570年に死者の道に入って消息を絶った。
息子を失ったブレゴは悲嘆により早世し、王位は次男のアルドルが継いだ。
はるか後の第三紀3019年にアラゴルン二世ら灰色の一行が死者の道を通過した際、道の中ほどにある秘密の部屋の戸口の前で彼の白骨死体が発見された。痕跡によると、バルドルは秘密の部屋の扉をどうしても開くことができず、最期には絶望に駆られて息絶えたようだが、何故彼がそこまでして扉を開こうとしたのかは不明。
アラゴルンは死者には手をふれませんでしたが、無言のまましばらくじっと見つめていた後、立ち上がって嘆息しました。「ここにはこの世の終わりまで、スィンベルミュネの花の咲くことはなかろう。」かれは呟くようにいいました。「九つの塚と七つの塚は今は緑の草に青々とおおわれているというのに、この長の年月、かれは遂に開くことのできなかった扉の前に横たわっていたのだ。この扉はどこに通じているのか? なぜかれは通ろうとしたのだろう? だれにも永遠にわからぬことだ!」*1
コメント†
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