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イドリル

概要

カテゴリー人名
スペルIdril*1
その他の呼び名イドリル・ケレブリンダル(Idril Celebrindal)
種族エルフノルドール
性別
生没年不明
トゥルゴン(父)、エレンウェ(母)
兄弟なし
配偶者トゥオル
エアレンディル(息子)

解説

トゥルゴンエレンウェの一人娘。エアレンディルの母。シンダリンで「銀の足(Silver-foot)」の意であるケレブリンダルの名を持つ。
彼女は母からヴァンヤール族の血を引いていたため、「メルコールが来る前のラウレリンの金のような」髪を持ち、ゴンドリンの中でも最も美しい存在であると称えられた。

彼女は叔母アルエゼルを殺害したエオルが処刑された直後から、二人の息子で自分の従弟であるマエグリンに不信の念を抱いており、マエグリンが従姉である自分にエルダールにとっては近親相姦にあたる思いを寄せていることを知ると、なおさら彼を疎んじた。

やがてトゥオルがゴンドリンにやってくると、イドリルとトゥオルはお互いに思いを寄せ合うようになる。やがてマエグリン一派を除く、父のトゥルゴンを始めとしたゴンドリンの全ての民の祝福を受けて、イドリルはトゥオルと結婚。翌年の春には二人の息子エアレンディルが生まれた。
だがイドリルはその頃から不吉な運命の予感をつのらせ、いざという時に備えて都の外へと続く地下道を秘密裏に造らせた。

ゴンドリンがモルゴスの軍に襲撃された時、イドリルとエアレンディルはマエグリンに襲われたがトゥオルに救出される。イドリルは自らが用意した秘密の道から、トゥオルやエアレンディル、そしてゴンドリンの生存者と共に脱出し、シリオンの港へと逃れた。

やがてトゥオルが忍び寄る老いを感じるようになった頃、イドリルとトゥオルは共にエアルラーメに乗り西方への航海に出た。この船出の際、イドリルは息子エアレンディル緑の石を与えていったという。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定

作中では名前は直接登場しないが、アルウェンが使っていた剣ハザファングは、かつてイドリルが持っていたという設定である*2

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • アルウェンのひいおばあちゃん -- 2011-03-24 (木) 10:28:45
  • 「銀の足」の異名のせいで金髪という印象が全然なかったな。 -- 2012-12-16 (日) 10:41:42
    • 正直「銀の足」ってどういう意味でしょうね・・・輝く美しいおみ足かつ強烈な蹴り技を繰り出せるとかw -- 2013-03-22 (金) 22:34:07
      • なんでも、どこへ行くにも裸足だったことから「銀の足」だとか……着目点になんだか違和感。もしや命名者は足フェチだった?w -- 2014-05-03 (土) 20:14:21
    • 命名者…マイグリン
      イドリル「人の渾名を脚から名付けるなんて正直気持ち悪い」
      命名者…トゥオル
      イドリル「なんて素敵な渾名!」
      結局こんなもんよ。 -- 2021-07-29 (木) 11:31:38
  • 許しの前に西へ行ったのはエアレンディルが最初だったはずなのに、この両親たちはかなぜ西へ行けたのでしょうか? -- 2015-04-18 (土) 18:07:08
    • 自分もそれが不思議 -- 2016-10-24 (月) 15:06:22
    • 教授は、トゥオルが人間の運命から切り離されエルフの運命に組み入れられたのは、ルーシエンが人間の運命を受け入れたことに対する代償であり、唯一の特例としてエルによって許されたものと手紙で回答しているそうです。 -- 2017-08-01 (火) 00:30:43
  • ノルドールは従兄弟姉妹婚禁止で彼女も従姉に恋するマイグリンを白い目で見ていましたが・・・ケレゴルム達がアレゼルに粉かけてるんでしょね?「馬鹿息子共のお遊び」と解釈したフェアノールが生温かい目で見ていたので大目に見られていたのかも? -- 2016-12-19 (月) 12:31:04
    • そんな記述、どこにあるんでしょうね? -- 2016-12-19 (月) 20:07:35
    • アレゼルの件は「フェアノールの子供達と仲が良かった」「しかし、アレゼルの方で彼等を恋愛対象とは見なさなかった」とシルマリルに記述が有ったので・・・。やっぱり父母達が「若い連中のお遊び」と笑い飛ばしていたので、従兄妹婚禁止のタブーを持ち出さなかったのかな?と想像したのです。 -- 2016-12-20 (火) 09:15:43
      • アレゼルはフィンゴルフィンの娘だけあって狩猟が趣味なので、馬が合うのはやっぱりケレゴルム達なのだろう。
        エオルも武具製造の達人なので仲良くなったのはそっち方面だったとしかいいようがない。

イドリルは戦争にあたってまず脱出口を作るような性格なので、賢者と呼ばれた父親の影響がいかにも強い -- 2021-07-29 (木) 09:20:33

  • トゥオルにとって、イドリルは、助けになって、幸せな結婚になっていたのでしょう。 -- 2016-12-21 (水) 01:55:18
  • 裸足でヘルカラクセを横断したの? タフすぎるだろ…… -- 2018-06-11 (月) 04:17:55
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