オーク語 †
概要†
カテゴリー | 言語 |
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スペル | Orkish (speech), orc-speech |
解説†
オークの言語。
元々オークは固有の言語を持たず、他の種族の言語を取り込んで彼らなりにねじ曲げて使った。しかしこの語は悪態や罵りの言葉ばかりが多く、日常の用にはあまり役立たなかった。さらに部族や集団の数と同じだけ数多くの方言があり、部族が違えば互いに意思疎通を図ることすら困難だった。
そのため第三紀のオークは部族間の意思疎通には西方語を使った(北方の地や霧ふり山脈に住んでいた者たちのような古い部族ではそれ以前から西方語を母語として用いていた)。オークが話す西方語は卑俗卑猥で、オーク語と変わらないくらい不快な言葉にしか聞こえなかった。
オークやトロルは、ことばにも物にも愛情を持たず、気随気儘に話した。 … 憎しみと蔑すみをこめて繰り返される単調なことば。善なるものから余りに長く引離されていたため、ことばの活力さえ失ってしまったのである。*1
オーク語には暗黒語由来の単語が数多く存在した。サウロンがモルドールへ帰還すると、バラド=ドゥールでは暗黒語が用いられるようになったが、オークが用いたのはオーク流に崩れたものだった。
単語一覧†
- タルク (tark)
- オークが用いた崩れた西方語の単語。ゴンドール人のことを指す。
- ガーシュ (ghâsh)
- 「火」の意。暗黒語由来の単語。
- シャーク (Sharkû)
- 「老人」の意。オークが用いた崩れた暗黒語の単語。
- ゴルグ (Golug)
- 第一紀のオークが用いた、ノルドールを指す単語。
- オゴル=ハイ (Oghor-hai)
- 第一紀のオークが用いた、ドルーエダインを指す語。ハイ(hai)の語が使われているが、暗黒語との関連は不明。
コメント†
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