エリアドール

概要

カテゴリー地名
スペルEriador
その他の呼び名北の国(Northerland)

解説

中つ国北西部のうち、霧ふり山脈青の山脈の間に広がる土地の名。ただし下記の定義に従えば、エネドワイスは含まれない。

エリアドールはその昔、霧ふり山脈青の山脈の間に横たわる土地全体を指していった名前であった。南は灰色川サルバドのすぐ上で灰色川に注いでいるグランドゥイン川によって区切られていた。*1

第二紀には中つ国に残ったノルドール族のエルフの国であるエレギオンがあったが、第二紀中頃のサウロンとの戦争で同国は滅亡した。
第二紀末頃から第三紀中頃までは、ドゥーネダイン亡国の民の王国である北方王国、すなわちアルノール及びその継承国であるアルセダインカルドランリュダウルがあった。だがアングマールとの戦乱や悪疫の流行により、これら北方王国は滅亡し、人口は希薄化した。
第三紀末にはホビット庄ブリー郷を除けば、多くは野伏を含む放浪者たちが渡り歩く地であった。

登場する地名

Lone-lands

エリアドールとはシンダリンLonely Landの意とされる。
1966年に出版された『The Hobbit』の改訂版である第三版では、ソーリンとその仲間ホビットの土地を去って東へと旅した際、宿が無く、人もおらず、道も悪いLone-landsという土地を通っており*2、これがエリアドールを指す語と捉える向きがある。一方、このLone-landsはエリアドール全体を指すのではなく、ブリー郷の東に広がる無人地帯のことを指すと捉える向きもある(下記のように、『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』ではそのように解釈している)。なお、『The Lord of the Rings』も1966年に改訂されたが、Lone-landsという地名や、ブリー郷より東の土地を指す地名は登場しない。

ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定

エネドワイス褐色国ダンランドもエリアドールに含まれる。ただしエネドワイスはエレギオンと褐色国の間の地域として登場し、褐色国にはローハン谷ナン・クルニールアイゼンガルドも含まれる。またブリー郷の東には、トロルの森までの間にさびし野(The Lone-lands)と呼ばれる地域があり、ここには廃屋の宿風見が丘果野橋までが含まれる。

画像

『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるエリアドール

コメント

最新の6件を表示しています。 コメントページを参照

  • 中つ国の中でも特に悲しく、寂しい地域です -- 2012-03-16 (金) 11:04:41
  • ここいくらなんでも人少な過ぎると思う。 -- 2014-06-04 (水) 21:12:51
  • 中つ国の中でも指輪物語の本筋に比較的関係が薄い地域なので、LotROでは序盤のメイン地域 -- 2014-11-11 (火) 02:23:37
  • 第四紀にここに統治を再確立するのはさぞ骨が折れたことだろう。 -- 2019-01-04 (金) 21:01:54
  • ブリー郷とホビット庄以外にも何個か町や里が残っててもいいと思う。さすがに都市は無さそうだけど。 -- 2019-07-20 (土) 12:12:31
  • 穀物の品種改良が進んで寒冷地対応すれば一気に化けそうな地域。統一王国の穀倉地帯になる。グワスローの水運が復活して、サルバッドやロンド・デイアが積出港として見直されるかも。ひまわりもよく育ちそう。 -- 2022-05-07 (土) 17:43:10
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