ラダガスト†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Radagast*1 |
その他の呼び名 | 茶色のラダガスト(Radagast the Brown)、アイウェンディル(Aiwendil) |
種族 | マイアール(イスタリ) |
性別 | 男 |
生没年 | 不明 |
解説†
茶色のラダガストとして知られるイスタリ(魔法使い)の一人。闇の森のはずれにあるリョスゴベルに住んでいた。
その正体はヤヴァンナに仕えていたマイアであり、クウェンヤで「鳥を愛する者(lover of birds)」の意味であるアイウェンディルと呼ばれていた。
「ラダガストももちろんりっぱな魔法使じゃ。色の変化と形の大家であり、また薬草とけものたちのことにくわしい。とりわけ鳥たちはかれの友じゃ。」*2
作中のラダガスト†
『ホビットの冒険』ではガンダルフがビヨルンに自己紹介する時に名前を挙げており*3、ビヨルンはラダガストのことを知っていたようである。だが直接には登場しない。
『指輪物語』において、ガンダルフの回想中に登場。彼はめったに旅に出ないが、サルマンの伝令としてブリー村の近くまでガンダルフを捜しに現れ、ナズグールがアンドゥインを渡ったという警告と、サルマンが助力を申し出ているという報せをガンダルフにもたらした(これはガンダルフをおびき寄せるためのサルマンの罠だったが、サルマンはラダガストのことを「お人よし」「愚者」と嘲笑しており、サルマンの真意を知らず協力したものと考えられる)。またガンダルフとの別れ際に、ラダガストの友の動物たちがナズグールに関する知らせをつかんだら、自分たちの元に届けて欲しいとガンダルフに頼まれた。
結果、ラダガストの話を聞いたグワイヒィルがオルサンクにやってきて、サルマンに捕らえられていたガンダルフを救出することになった。つまりラダガストは、そうと知らずガンダルフが捕らわれるきっかけも救出されるきっかけも作ったことになり、これをガンダルフは「ラダガストの正直さがサルマンのはかりごとを挫いた」と評している。
だがその後のラダガストの消息は不明で、エルロンドの会議の後に裂け谷のエルフ達はリョスゴベルまで彼を捜しに行ったが、見つけることができなかった。
その他の記述†
イスタリなのだから、ラダガストも白の会議の中にいてしかるべきだが、そのような記述は見当たらない。
『シルマリルの物語』収録の「力の指輪と第三紀のこと」によると、サルマンの間者の多くは鳥だったが、それはラダガストがサルマンの裏切りを少しも見抜けず、敵を見張るために用いると思って力を貸していたからだという。
『終わらざりし物語』によると、ラダガストは人間のことを見捨てて鳥やけもの達と暮らすようになり、イスタリの任務から脱落したとされている。だが、それだとサルマンに伝令を頼まれて(人々のために)働いたという事実と一致しにくく、謎が多い。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
登場しない。ただしThe Lord of the Rings Trading Card Game用に、Weta監修のもとラダガストのデザインが作られている。
グワイヒィルは、ガンダルフが蛾を伝令に使って呼び寄せた描写となっている。
『ウォー・イン・ザ・ノース:ロード・オブ・ザ・リング』ではゲーム中盤で主人公たちがラダガストの助言を得るためにリョスゴベルを訪れる事になり、ラダガストが消息不明となっていた理由が明かされる。外見はカードゲーム版の物を踏襲している。
『LEGO The Lord of The Rings』にも登場する。この作品自体は映画第1部『思いがけない冒険』が公開され、ラダガストの新たな姿が発表されたのとほぼ同時期に発売された作品だが、ラダガストの外見はカードゲーム版のものに準じている。
映画『ホビット』における設定†
俳優 | シルヴェスター・マッコイ |
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日本語吹き替え | 野島昭生 |
原作ではガンダルフが名前を言及するのみだが、直接登場する。帽子の中などの身体に鳥や虫を飼っている、かなりの変人で、サルマンからは「うつけ」として蔑視されていた。大きな兎が引く橇に乗る。
リョスゴベルで闇の森の異変を感じ取り、ドル・グルドゥルにネクロマンサー(死人占い師)がいるのを発見。証拠としてモルグルの刃を回収し、ガンダルフに渡している。
その後、ガンダルフと共にリュダウルにあるナズグールの塚を確認した後、ふたりでドル・グルドゥルに戻るが、ガラドリエルに連絡を取るようガンダルフに言われて去る。
ガンダルフが捕まった後、ガラドリエル、エルロンド、サルマンらと共にドル・グルドゥルに戻り、衰弱していたガンダルフを兎の橇で運び出した。
五軍の合戦では大鷲たちを呼び、ビヨルンと共に空から救援に現れている。
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グッズ†
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自由の民の味方としてさびし野の異変の調査に現れたり、指輪戦争直後の闇の森を癒やすために現れたりする。ゲームを進めるとリョスゴベルで出会うこともできる。
プレイヤーが種族(クラス)にビヨルン族を選ぶと、グリムビヨルンのもとを訪れるラダガストを見ることができる。
画像†
コメント†
Include/アイヌル†
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