「最後 の憩 」館 †
概要†
カテゴリー | 地名 |
---|---|
スペル | Last Homely House |
その他の呼び名 | エルロンドの館(House of Elrond) |
解説†
裂け谷にあるエルロンドの館。大海の東に残る「最後の憩」館とされる。
『ホビットの冒険』ではソーリンとその仲間が、『指輪物語』では旅人たちがそれぞれの旅の途中で立ち寄り、休息と助言を得た。指輪の仲間が結成され、旅立ったのもこの館からである。
ビルボ・バギンズはホビット庄を去ってからはエルロンドの客人としてこの館に住まい、隠遁生活の傍ら西境の赤表紙本の基となる伝承資料を収集した。
この館はずっと以前ビルボが語って聞かせてくれたように「何一つ不足のない館であって、好きなことが、物であれ、眠りであれ、物語を聞くことであれ、歌であれ、ただじっと坐って考えていることであれ、あるいはこれら全部をすき勝手に混ぜ合わせることであれ、そのすべてを満足させてくれる」ところでした。ただここに滞在するだけで、疲れや心配や悲しみから癒されるのでした。*1
構造†
- 大広間
- フロドがモルグルの刃の傷から快癒したことを祝する宴会が開かれた広間。
宴会にはエルロンド、アルウェン、グロルフィンデルといった裂け谷家中の者達をはじめ、ガンダルフ、フロド、サム、メリー、ピピンといった賓客、グローインのような遠来の客が出席した(アラゴルン、エルラダン、エルロヒルは所用のため留守だった)。
- 火の広間 (Hall of Fire)
- 大広間の向かいにある広間で、一年を通して絶えることなく火が燃やされている。
普段は個々人の瞑想の場、祝日には歌と音楽が奏でられる談話室となる。フロドはここでビルボと再会した。この広間にはテーブルは一つもなく、代わりに、彫物を施した二本の柱の間に大きな煖炉があり、火が赤々と燃えていました。
フロドは気づいてみると、ガンダルフと一緒に歩いていました。「これは『火の広間』じゃ。」と、魔法使はいいました。「今からここで歌や物語をたくさん聞かせてもらえるよ──あんたが目を覚ませていられればのことじゃが。だが、祝日以外の日には、この広間はたいてい人気 がなく静かで、ひとりで静かに考えごとをしたい者たちがここに来る。ここには一年を通じていつでも火が燃えていて、燃える火以外にはほとんど明かりらしいものはないのじゃ。」*2
- その他の施設
- 鐘楼
- 澄んだ鐘の音で刻が告げられていることから、直接の言及はないものの鐘楼を備えているものと思われる。
- 鍛冶場
- 折れたナルシルをアンドゥーリルに鍛え直した鍛冶場もあるものと思われるが、館の中にあるのか離れとして備えているのかは不明。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
大広間における宴会の場面、および火の広間は登場しない。
イシルドゥルがサウロンから一つの指輪を奪った場面が描かれた壁画のある一室が登場し、そこに折れたる剣も保管されている。
画像†
グッズ†
#amazon(B00807T7GS) #amazon(B00BN128S2) #amazon(B00L80KZJ2)映画『ホビット』における設定†
月光文字を解読するために使われたテラス及び、白の会議が行われたテラスが新たに登場している。『ロード・オブ・ザ・リング』に出てきたのと同じ、最後の同盟の戦いにおけるサウロンとイシルドゥルの絵があるが、『ホビット』ではサウロンの手に一つの指輪が描き足されている。
画像†
グッズ†
#amazon(B00HUGYNQY) #amazon(B00KQ2F3CW) #amazon(B01KPI95W0)『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
コメント†
最新の6件を表示しています。 コメントページを参照