* ホビット [#r40e5cdb]
** 概要 [#l1ba7f15]

|~カテゴリー|種族|
|~スペル|Hobbit|
|~その他の呼び名|クドゥク(Kuduk)、小さい人(Halfling)((直訳すると、「身長が人間の半分くらいの人」の意))、ホルビトラ(Holbytla)|

** 解説 [#p13e3a25]

『[[ホビットの冒険]]』『[[指輪物語]]』主人公の[[フロド>フロド・バギンズ]]と[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]の種族。
彼らの種族がどうやって生まれたのか、来歴ははっきりしていない。ホビットとはホビットが自らの種族を表すのに使った言葉で、他の種族からは「小さい人」と呼ばれる。だが、彼らの住む土地である[[ホビット庄]]がある[[エリアドール]]のごく一部の住人を除き、彼らの存在はほとんど他の種族には知られていない。[[ロヒアリム]]の伝承に、「北方には、地面に穴を掘ってその中に住む、小さい人がいる」という伝承がわずかに伝わっている程度であった。

「ホビット」とは、[[西方語]]クドゥクの英訳語にあたる。[[ローハン語]]で「穴の家を造る者(hole-builder)」の意である、kûd-dûkanが語源と考えられている。
このkûd-dûkanを英語([[古英語]])として表現したのがホルビトラ(holbytla)(複数形ホルビトラン(Holbytlan))であり、そこから西方語を英語に翻訳したホビットという言葉に繋がっている

||~ローハン語での種族名|~ホビット自らが使った種族名|
|~[[西境の赤表紙本]]原本における西方語での表記|kûd-dûkan|クドゥク(Kuduk)|
|~トールキンによる英語表記|ホルビトラ(holbytla)|ホビット(Hobbit)|

*** ハーフリング [#j2228361]

ハーフリングは、「小さい人」の英語表記であるHalflingをそのまま片仮名にしたもので、一部の翻訳ではこの表記になっている。この表記は、トールキンによるもの以外の作品でも使われており、特にテーブルトークロールプレイングゲーム『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の種族名として有名。これは一説には、ホビットという名前を使用することを著作権の問題で避けたためとも言われている。

** 特徴 [#med6b9a7]

:外見|~平均身長は([[第三紀]]末では)60cmから80cm程度で、大抵は太って腹が出ている。足は臑から下が毛で覆われており((「足の裏に毛が生えている」というのは誤訳で、実際は不明))、靴は履かずに裸足で過ごす。ぬかるむ日には、稀に[[ドワーフ]]の長靴を履くこともある。
髪の毛は巻き毛で、色は茶色(ごく稀に金髪)。寿命は90~110歳程度。33歳で成人と見なされる。
:能力|~力は強くなく蛮勇を奮うこともないが、耐久力が高く、困難な状況に驚くほど耐え抜く。手先は器用だが、細工物に打ち込むということは少ない。やむを得ず戦う時には投石が得意で、弓を扱うのも比較的上手。
:文明・文化|~素朴な農耕民族。食べることを好み、可能なら一日に6回食事をする(そのため料理も得意)。また[[パイプ草]]を吸うという芸当はホビットから始まり、他の種族に広がっていった。
争い事を好まない資質。文字を理解するホビットのは全体の半数程度だが、その者達はしげしげと親戚縁者に手紙を書いた(親戚血縁関係を重視する性質)。自分の誕生日には他人に贈り物をする習慣がある。
:住居|~緩やかな丘の斜面に、穴を掘って住居とする。丸いドアや円い窓が[[ホビット穴]]の特徴。時々地上に建物を建てることもあるが、城や塔などの巨大な建造物は造らない。
:歴史|~[[第二紀]]の頃に[[霧ふり山脈]]の東から西方へと移動しつつ、[[ブランディワイン]]川を越えて[[ホビット庄]]に移住した。彼らはその時より[[ホビット庄暦]]という独自の暦を使う。名目上彼らは北方王国[[アルノール]]の民だが完全な自治を行い、戦乱にはほとんど煩わされず、アルノール滅亡後も独自の文化と生活を守っていた。
以後も、他の多くの国にとっては、小さい人の事は殆ど知られることはなかった。僅かに伝承として「穴の中に住む小さい人がいる」と語られていることがある程度だった。
彼らの歴史には、ほとんど戦いというものはなかった。ただ[[アルセダイン]]と[[アングマール]]の[[魔王]]との戦いには、[[ドゥーネダイン]]の王の救援のため、ホビットは弓の名手を[[フォルンオスト]]の合戦場に送り出したと主張している(第三紀1974年頃。このことは人間の記録には残っていない)。だが、その弓の名手たちは誰一人帰ってこなかった。
また第三紀2747年には、[[ゴルフィンブール]]が引き連れる[[オーク]]が[[北四が一の庄>四が一の庄]]に侵入してくる。だがホビットたちは[[バンドブラス・トゥック]]に率いられ、これを撃退した([[緑野の合戦>緑野#ida87467]])。
:氏族|~主に[[ハーフット]]、[[ファロハイド]]、[[ストゥア]]に分かれる。
:言語|~[[ローハン語]]が起源と思われる言葉を使っていたが、西方への移動に伴いその言語を忘れ、[[西方語]]を使うようになった。しかし一部の固有名詞は、そのまま彼らの言葉の中に残された。
:偏見|~他の種族とほとんど関わりを持たない。かつては[[人間]]や[[ドワーフ]]と交流があったが、それもどんどん少なくなっていった。しかし[[ブリー村]]のホビットは[[人間]]と共に暮らしている。彼らは、人間のことは「大きい人」と呼んでいる。

** コメント [#l8ef8957]

- その素朴な性状と、強靭な肉体的・精神的な耐久力のため、指輪の魔力によく抗することができた。
- そのため第三紀の指輪戦争では、指輪保持者・運搬者として、他の種族では果たし得ない使命を担った。
- 二十年間ずっと足の裏に毛が生えていると思い続けていたんだけど誤訳だったんですね…
- あのエントの木の鬚でさえメリーとピピンに会うまで知らなかったのだから、中つ国では以外と影の薄い種族みたい。 -- ミナス・ティリスの傭兵
- 以外にって言うか間違いなくあまり知られていない種族ですね。
- 悪が壊滅させられたような時期にサルマンにあっけなく村を占領されたのは目立たないのと閉鎖的だったのが裏目に出た結果かな? -- 砲身
- ↑きっと平和ボケしていたのでしょう。
それに相手は腐ってもサルマンですし、そうそう歯の立つ相手ではなかったのでは。
- 映画を見る限りでは、足の裏ではなく足の甲に毛が生えていた様子。しかしながら映画版では投石の得手な様子などがさっぱり表されていなかった。 -- 05 &new{2007-10-15 (月) 00:46:38};
- 狙撃兵は独立行動が普通であり、また特殊部隊としての性格も帯びるため、ホビットの弓手たちが記録に残っていないのは不思議でもありませんね。あと彼らは後に東方へ流れていって忍者の源流になったという話があります(古いゲームのWizardryは指輪物語の世界での出来事だそうです)。 -- 「ど」の字 &new{2007-10-28 (日) 08:34:08};
- ……しまった。世界観使わせてもらってるだけで「正史」じゃないんでしたっけ? -- 「ど」の字 &new{2007-10-29 (月) 14:12:53};
- ↑×3 TTT SEEで、アイゼンガルドでメリーとピピンが木の鬚の上から石を投げていますね。 --  &new{2007-12-08 (土) 01:21:39};
- ↑たしかFotRでも、モリアとパルス・ガレンでメリーとピピンが石を投げてたと思います。 -- ロベリアの妹 &new{2007-12-08 (土) 14:11:13};
- 某RPGの「グラスランナー」ってのも同様の事情なのだろうか?なんとなくバッタ「Grass Hopper」を連想してしまうのだが。 -- カイト
- ↑暮らし方とかは違ってますが。(無理に変えたっぽいよね) -- 2007-11-07 (水) 23:46:12
- 『指輪物語』に鉤って言えば、バーリリマン・バタバーなどブリー郷の一部の人間を除いて、姓と名前があるのはホビットたちだけのような気がする… -- エグゼクター &new{2008-09-30 (火) 11:09:20};
- ↑そういうところにも家系へのこだわりが垣間見られるのかな。 --  &new{2008-11-19 (水) 01:21:51};
- 来歴不詳というのもよく考えると変な話ですね。人間から分かれた種族なのか、間違ってどこかで湧いたのか? --  &new{2009-04-23 (木) 20:53:57};
- 現在中つ国で知られている創世神話はアイヌア達の経験に基づいている。ひょっとしたら、アイヌアが中つ国に降り立った後になって、イルーヴァタールが何かを思い出して付け足した種族なのかもしれない、と考えるとエルダール達の伝承に来歴が記されてない説明もつくかな?いずれにしても、その曖昧な来歴の者が来歴の確かなエルフや人間を救うというのが指輪物語の肝ですな。 --  &new{2009-04-24 (金) 00:20:09};
- 全能のイルーヴァタールが、指輪の始末そのためだけに造った種族とか。サウロンの始末ついたから、後は好きに衰退していきなさい、だったらシビアな世界だ --  &new{2009-05-07 (木) 21:03:44};
- 衰退しているんですかね?指輪の序文「ホビットについて」の中で、たしか「ホビットは姿を隠すのがうまく、今では魔法のように人の目から姿を隠すことができる(もっともホビットは魔法は使わない)」みたいなことが書いてあります。現在の自然をないがしろにしている人間族に嫌気がさして姿を隠しているだけという見方もありそうな気がします。 --  &new{2009-05-08 (金) 11:14:43};
- ↑しかし終わらざりし物語によれば、衰退していったと考えたほうがいいかもしれません。非常に残念なことですが・・・。 --  &new{2009-05-08 (金) 12:13:19};

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