#author("2019-07-05T08:00:27+09:00","","")
-実写映画については、[[ホビット(映画)]]を参照してください。
-原書房より出ている山本史郎翻訳の日本語版については、[[ホビット ゆきてかえりし物語]]を参照してください。
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* ホビットの冒険 [#f9fef7cf]
#contents
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[関連物]]|
|~カテゴリー|[[書籍・資料等]]|
|~スペル|The Hobbit, or There and Back Again|
|~その他の呼び名|行きて帰りし物語、往きて還りし物語(There and Back Again)|

** 解説 [#Explanation]

『[[指輪物語]]』の前作(前史)にあたる小説。[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]によるThe Hobbit : There and Back Againの、[[瀬田貞二]]氏翻訳による[[岩波書店]]から出版中の日本語版。
(『指輪物語』から見ると)[[フロド・バギンズ]]の養父である[[ビルボ・バギンズ]]が、[[一つの指輪]]を手に入れるきっかけとなった、[[はなれ山]]への冒険を描いている。
[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]教授による、『[[指輪物語]]』の前作(前史)にあたる小説。
[[ホビット]]族[[ビルボ・バギンズ]]の[[はなれ山>エレボール]]への冒険と、[[五軍の合戦]]、その道中で[[一つの指輪]]を手に入れた次第が記されている。

元来『ホビットの冒険』は、トールキンが自分の子供達向けに作った童話である。だがトールキンは友人に勧められてこの本を出版。好評のため、続編を望む声が彼のもとに寄せられた。そこでトールキンは続編として『[[指輪物語]]』を書くことになる。
元来『ホビットの冒険』は、トールキンが自分の子供達向けに作った童話である。だがトールキンは友人に勧められて、1937年にこの本を出版。好評のため、続編を望む声が彼のもとに寄せられた。そこでトールキンは続編として『[[指輪物語]]』を書くことになる。

特に断りのない限り、[[瀬田貞二]]翻訳による[[岩波書店]]から出版中の日本語版に基づいて記述する。

***目次 [#s2ebb232]

章題は瀬田貞二訳に拠る。なお岩波少年文庫版では8章までが上巻、9章からが下巻に収録されている。
+[[思いがけないお客たち (An Unexpected Party)>ホビットの冒険/あらすじ#n5dff664]] 
+[[ヒツジのあぶり肉 (Roast Mutton)>ホビットの冒険/あらすじ#da246a8b]]
+[[ちょっとひと息 (A Short Rest)>ホビットの冒険/あらすじ#qb6be993]]
+[[山の上と山の底 (Over Hill and Under Hill)>ホビットの冒険/あらすじ#mf931901]]
+[[くらやみでなぞなぞ問答 (Riddles in the Dark)>ホビットの冒険/あらすじ#l164e23a]]
+[[一難去ってまた一難 (Out of the Frying-Pan into the Fire)>ホビットの冒険/あらすじ#f3b9cfd3]]
+[[ふしぎな宿り (Queer Lodgings)>ホビットの冒険/あらすじ#f3b9cfd3]]
+[[ハエとクモ (Flies and Spiders)>ホビットの冒険/あらすじ#y13c73aa]]
+[[牢から逃げだすたるのむれ (Barrels Out of Bond)>ホビットの冒険/あらすじ#w483080b]]
+[[心からの大かんげい (A Warm Welcome)>ホビットの冒険/あらすじ#db95562f]]
+[[入口の階段に腰かけて (On the Doorstep)>ホビットの冒険/あらすじ#db95562f]]
+[[中にはいってたしかめる (Inside Information)>ホビットの冒険/あらすじ#db95562f]]
+[[竜のいぬまに (Not at Home)>ホビットの冒険/あらすじ#db95562f]]
+[[火と水 (Fire and Water)>ホビットの冒険/あらすじ#u368fe41]]
+[[雲がよりつどう時 (The Gathering of the Clouds)>ホビットの冒険/あらすじ#maf77dd3]]
+[[真夜中のとりひき (A Thief in the Night)>ホビットの冒険/あらすじ#maf77dd3]]
+[[雲がふきちる時 (The Clouds Burst)>ホビットの冒険/あらすじ#ne6dc31a]]
+[[帰りの旅 (The Return Journey)>ホビットの冒険/あらすじ#rd294279]]
+[[もとの古巣 (The Last Stage)>ホビットの冒険/あらすじ#seeebf74]]

+[[思いがけないお客たち (An Unexpected Party)>ホビットの冒険/ストーリー#n5dff664]] 
+[[ヒツジのあぶり肉 (Roast Mutton)>ホビットの冒険/ストーリー#da246a8b]]
+[[ちょっとひと息 (A Short Rest)>ホビットの冒険/ストーリー#qb6be993]]
+[[山の上と山の底 (Over Hill and Under Hill)>ホビットの冒険/ストーリー#mf931901]]
+[[くらやみでなぞなぞ問答 (Riddles in the Dark)>ホビットの冒険/ストーリー#l164e23a]]
+[[一難去ってまた一難 (Out of the Frying-Pan into the Fire)>ホビットの冒険/ストーリー#f3b9cfd3]]
+[[ふしぎな宿り (Queer Lodgings)>ホビットの冒険/ストーリー#f3b9cfd3]]
+[[ハエとクモ (Flies and Spiders)>ホビットの冒険/ストーリー#y13c73aa]]
+[[牢から逃げだすたるのむれ (Barrels Out of Bond)>ホビットの冒険/ストーリー#w483080b]]
+[[心からの大かんげい (A Warm Welcome)>ホビットの冒険/ストーリー#db95562f]]
+[[入り口の階段に腰かけて (On the Doorstep)>ホビットの冒険/ストーリー#db95562f]]
+[[中にはいってたしかめる (Inside Information)>ホビットの冒険/ストーリー#db95562f]]
+[[竜のいぬまに (Not at Home)>ホビットの冒険/ストーリー#db95562f]]
+[[火と水 (Fire and Water)>ホビットの冒険/ストーリー#u368fe41]]
+[[雲がよりつどう時 (The Gathering of the Clouds)>ホビットの冒険/ストーリー#maf77dd3]]
+[[真夜中のとりひき (A Thief in the Night)>ホビットの冒険/ストーリー#maf77dd3]]
+[[雲がふきちる時 (The Clouds Burst)>ホビットの冒険/ストーリー#ne6dc31a]]
+[[帰りの旅 (The Return Journey)>ホビットの冒険/ストーリー#rd294279]]
+[[もとの古巣 (The Last Stage)>ホビットの冒険/ストーリー#seeebf74]]
なおソフトカバー版では8章までが上巻、9章からが下巻に収録されている。

*** ストーリー [#c851fd27]
*** あらすじ [#c851fd27]

[[第三紀]]2941年、[[袋小路屋敷]]にて平穏無事に暮らしていた[[ホビット]]の[[ビルボ・バギンズ]]が、魔法使い[[ガンダルフ]]の訪問を受けたことをきっかけに、[[トーリン・オーケンシールド>トーリン二世]]と[[バーリン]]、[[ドワーリン]]、[[フィーリ]]、[[キーリ]]、[[ドーリ]]、[[ノーリ]]、[[オーリ]]、[[オイン>オイン(ファリンの息子グローインの息子)]]、[[グローイン>グローイン(グローインの息子)]]、[[ビフール]]、[[ボフール]]、[[ボンブール]]の13人の[[ドワーフ]]と共に、[[龍]]の[[スマウグ]]に奪われた、[[はなれ山]]にある財宝を奪回するための冒険に参加する。
[[中つ国]]がまた若く、様々な不思議な生き物で満ち溢れていた時代([[第三紀]]2941年)。
[[袋小路屋敷]]にて平穏無事に暮らしていた[[ホビット]]族の''[[ビルボ・バギンズ]]''は、[[魔法使い]][[ガンダルフ]]の訪問を受けたことをきっかけに、[[ドワーフ]]王[[トーリン・オーケンシールド>トーリン二世]]率いる[[13人のドワーフ>トーリンとその仲間]](トーリン、[[バーリン]]、[[ドワーリン]]、[[フィーリ]]、[[キーリ]]、[[ドーリ]]、[[ノーリ]]、[[オーリ]]、[[オイン>オイン(ファリンの息子グローインの息子)]]、[[グローイン>グローイン(グローインの息子)]]、[[ビフール]]、[[ボフール]]、[[ボンブール]])と共に、[[龍]]の[[スマウグ]]に奪われた[[はなれ山>エレボール]]の王国と財宝を奪回するための冒険に参加する。

詳細は[[ホビットの冒険/ストーリー]]を参照。
詳細は[[ホビットの冒険/あらすじ]]を参照。

*** 映画化 [#y6f836c8]
*** 版について [#edition]

1977年には、ランキン・バスによってTV映画用にアニメ化されている。
『ホビットの冒険』は最初に出版されてから後、[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]によって、第3版まで修正が行なわれた。

実写映画版は『[[ホビット>ホビット(映画)]]』の名で、[[ニュー・ライン・シネマ]]及びMGM製作、[[ピーター・ジャクソン]]制作総指揮・監督によって映画化され、2012年から全3部作で公開されることが発表された。こちらは『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』の雰囲気を強く受け継いでおり、原作の童話的要素は減らされ、また『[[指輪物語]]』の設定なども参考にしたオリジナル展開が多数追加されている。
第1版では、(『[[指輪物語]]』の序章にあるとおり)「[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]と[[ゴクリ]]の[[なぞなぞ遊び]]でビルボが勝ったため、ゴクリがビルボに[[指輪>一つの指輪]]を贈り物として渡した」というように書かれている。
第2版以降では、(執筆していた『指輪物語』に準じて)「ゴクリが落とした指輪を、ビルボが拾った」という内容に修正されている。
さらに第3版で細かい修正が行われ、特に『指輪物語』の世界観にそぐわない描写やセリフなどが変更されている。

*** 版について [#e65f1d36]
日本語版は第2版を底本としている。日本語で'The Hobbit'の第3版を読みたければ、[[山本史郎]]訳による『[[ホビット ゆきてかえりし物語]]』を見る必要がある(日本語訳については後述)。

ホビットの冒険は[[ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]によって、第4版まで修正が行なわれた。第1版では、(『[[指輪物語]]』の序章にあるとおり)「ビルボとゴクリのなぞなぞ遊びでビルボが勝ったため、ゴクリがビルボに指輪を贈り物として渡した」というように書かれている。
第2版以降では、(執筆していた『指輪物語』に準じて)「ゴクリが落とした指輪を、ビルボが拾った」という表記に修正されている。さらに第3版、第4版と細かい修正が行われ、特に『指輪物語』の世界観にそぐわない描写やセリフなどが変更されている。
日本語版『ホビットの冒険』として出版されているものは第2版を底本としている。日本語で'The Hobbit'の第4版を読みたければ、[[山本史郎]]訳による『[[ホビット ゆきてかえりし物語]]』を見る必要があるが、こちらの翻訳は古くからの『指輪物語』のファンには評判が悪い。そのため、日本の古くからのファンはこの[[瀬田貞二]]氏による翻訳のみを正当なものと認識している事が多い。
*** カバーデザイン [#k27abb57]

*** 日本語版の版 [#y203e892]
&ref(hobbitcover_tolkien.jpg,,10%,トールキンのデザイン最終案); &ref(hobbitcover_1st.jpg,,10%,アレン・アンド・アンウィン社初版(1937)のカバー);
左が[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]によってデザインされたカバーイラスト案で、右が[[アレン・アンド・アンウィン]]社から実際に出版されたもの。
トールキンは[[太陽]]と[[龍]]を赤色にしようとしたが、アレン・アンド・アンウィン社との協議の末、赤色は削られた(デザイン案では薄くピンク色に塗られている)。この赤色は下記の邦訳「オリジナル版」のカバーで再現されている。
イラストの外周には[[ルーン文字>キアス#hobbit]]が書かれている。

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#amazon(4001140586,left)
ソフトカバー版。[[寺島龍一]]による挿絵入り。
#amazon(,clear)
>þe hobbit, or, þere and back again. beiŋ þe record of a years
iourney made by bilbo baggins of hob
biton. compiled from his memoirs by i r r tolkien. and publish
ed by george allen and unwin ltd.
>The Hobbit, or There and Back Again, being the record of a year's journey made by [[Bilbo Baggins>ビルボ・バギンズ]] of [[Hobbiton>ホビット村]]; compiled from [[his memoirs>西境の赤表紙本]] by [[J.R.R. Tolkien>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]], and published by [[George Allen & Unwin Ltd.>アレン・アンド・アンウィン]]

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「物語コレクション」版。挿絵はない。
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** 日本語版書籍 [#xd335111]

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「オリジナル」版。横組みになっている。表紙がトールキンのイラストになっているほか、トールキン本人による挿絵が収録されている。翻訳者による後書きはない。
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大きく分けて二種類の邦訳が出版されている。

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Kindle版。ソフトカバー版を元にしている。
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:[[岩波書店]]版・[[瀬田貞二]]訳|本邦初の翻訳で、1965年初版。訳者である[[瀬田貞二]]は続編である『[[指輪物語]]』の翻訳も担当([[田中明子]]との共訳)。さらに『[[シルマリルの物語]]』や『[[終わらざりし物語]]』といった関連作品も、瀬田による翻訳を大筋として踏襲している。そのため、日本の古くからのファンにはこの瀬田訳による岩波書店版が正当なものと認識されている事が多い。

*** 備考 [#neda4cba]
:[[原書房]]版・[[山本史郎]]訳|1997年初版。厳密には研究書(トールキンの原作に研究者による注釈を付したもの)の邦訳である。固有名詞をはじめ、従来のものとは異なる独自の訳を採用しており、日本の古くからのファンにはあまり評判が良くない。詳細は『[[ホビット ゆきてかえりし物語]]』を参照。

両翻訳については[[小説『The Hobbit』の訳語対応表]]も参照のこと。
当項目では岩波書店版について述べるため、原書房版については[[当該項目>ホビット ゆきてかえりし物語]]を参照されたい。

*** ソフトカバー版 [#y203e892]

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岩波少年文庫。上下巻。[[寺島龍一]]による挿絵入り。

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*** 「物語コレクション」版 [#wce739f3]

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上下巻。挿絵はない。

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*** 「オリジナル」版 [#lded32c0]

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横組みになっている。表紙がトールキンのイラストになっているほか、トールキン本人による挿絵が収録されている。翻訳者による後書きはない。

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*** オーディオブック版 [#AudioBook]

永吉ユカによる朗読のものが、audiobook.jpにて上下巻セットにて発売中。

-[[ホビットの冒険:https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2ZF26M+C6SHMA+3CJQ+BW0YB&a8ejpredirect=https%3A%2F%2Faudiobook.jp%2Fproduct%2F204769]]

** 他のメディアへの展開 [#s7c40136]

*** 映画化 [#y6f836c8]

1977年には、ランキン・バスによってTV映画用にアニメ化されている。

映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』三部作の成功を受けて、2012年から2014年にかけて実写映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』三部作が公開された。『ロード・オブ・ザ・リング』の雰囲気を強く受け継いでおり、原作の民話・童話的要素は減らされ、また『[[指輪物語]]』の設定なども参考にしたオリジナル展開が多数追加されている。

** 備考 [#neda4cba]

トールキン本人による画集に、『[[トールキンのホビットイメージ図鑑]]』がある。
解説書に『[[ホビット ゆきてかえりし物語]]』がある。
パロディ小説として『[[ノービットの冒険 ゆきて帰りし物語]]』が発表されている。

** コメント [#s7787e1d]

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