ニエンナ

概要

カテゴリー人名
スペルNienna
その他の呼び名憐れみと哀しみの女神(Lady of pity and mourning)
フイ(Fui)*1
種族アイヌアヴァラール
性別
生没年
兄弟ナーモイルモ(兄弟)
配偶者なし

解説

アラタールの中に数えられるヴァリエフェアントゥリ兄弟(ナーモイルモ)の姉妹*2
独り身であり、アマンの西の方、世界の縁に位置し、世界の壁の外に開いた窓がある館に居を構えている。ヴァルマールに赴くことは滅多になく、近くにあるマンドスの館に出向いて霊魂の世話をしていることが多い。

灰色の頭巾を被り、絶え間なく涙を流している。

しかし、彼女は自分のために泣くのではない。そしてかの女の嘆く声を聞く者は、憐憫と望みをもって耐えることを学ぶのである。*3

憐れみと哀しみの女神

そしてニエンナが立って、エゼルロハールの築山に上り、灰色の頭巾を後ろにずらし、涙でウンゴリアントの汚れを洗い流した。そして彼女は、この世の苦しみとアルダの受けた傷を悼んで、歌った。*4

ニエンナは創世の音楽メルコールの不協和音を耳にして以来、悲しみを覚え、彼女の歌は哀歌となって音楽の主題に取り込まれることとなった。
その憐みと涙はアルダに加えられるあらゆる傷にそそがれている。メルコールがマンドスの砦での刑期を終えてヴァラールの前で許しを乞いた時には、ただ一人彼の恩赦に口添えをした。

ヤヴァンナの歌により生誕した二本の木は、ニエンナが涙を注いだ築山より生い茂り、その最後の花と果実である太陽もまた、ヤヴァンナの歌とニエンナの涙によって生じることができた。
かのオローリンも、ニエンナから忍耐と深い憐憫の心を学んだという。

コメント

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  • ニエンナがこの神格系を司るきっかけとなったのはメルコオルの独奏がきっかけだそうで。
  • 俺的に、他人に害を及ぼすという理由だけで、悪を悪と呼んでいいのか、ニエンナの存在はそう訴えかけている存在に見える。俺を含めた現代人の感覚では到底捉えきれない「悪」の本質を見切っていた人物ではないだろうか。
  • 一日何リットルぐらい涙を流すのか気になる。
  • 直接ではないが、結果的に見るとメルコオルとの絡みが一番多いヴァラでは?
  • マンドスの砦に幽閉されたとき、メルコールの釈放をナーモに訴えたみたいですが。
    メルコールのどこがそんなにいいんだろう…。永遠の謎だ。
    • メルコールもまた一つのイルーヴァタールが創った存在であることを他のヴァラよりもはっきりと自覚していたんでしょう
    • 正直「余計なことを・・・」と言いたいところですが、家族に嫌われてる不肖の弟を一人だけ庇う姉みたいですねw -- 2013-08-18 (日) 12:45:49
      • あくまで映画視点だけど彼女の教えはオローリンを介してビルボそしてフロドに伝わり最終的には中つ国を救ったことに。 -- 2016-12-19 (月) 22:43:12
    • HoME見ると、最も初期の設定ではメルコールとマンウェの妹って設定だったので、その名残でしょう。 -- 2013-08-19 (月) 23:22:33
  • ちょっとしか出てこないのに、凄いこの存在感を持っている御方だな -- 2007-09-19 (水) 14:36:11
  • 聖域っぽいイメージがある -- 2007-10-17 (水) 00:29:25
    • (正史データ)死の女王=ペルセフォネ(ギリシア神話に出てくる冥界の王ハデスの后)。 -- ホビット 2008-12-30 (火) 14:14:10
  • 記事の「ガンダルフ」は「オロリン(ガン爺)」のほうがいいですね -- 2010-12-05 (日) 01:14:50
  • アイヌアの歌の第三の主題そのもののような御仁。「一つは深く、ゆったりとして、美しく、しかも緩やかで、測りがたい悲しみが混ざり合っていた。この音楽の美しさ自体が、何よりこの悲しみから生じていたのである。」 -- 2014-10-30 (木) 17:19:28
  • 「世界の壁の外に開いた窓がある」というのは、何を象徴しているのでしょう? -- 2016-12-20 (火) 11:07:34
    • アルダの内側に現存するものより、そこから失われてしまったものに目を向けている(悼んでいる)ということの象徴ではないでしょうか。 -- 2016-12-20 (火) 18:28:29
      • なるほど納得です -- 2016-12-21 (水) 01:51:15
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*1 濃霧によって薄暗い状態を意味する。初期の草稿におけるニエンナの別名で、彼女が住んでいた館の名に由来する。その当初フイはマンドスの妻で死の女王と設定されていた。
*2 シルマリルの物語』の邦訳では妹と訳されているが、原書では単にsister
*3 シルマリルの物語』「ヴァラクウェンタ
*4 クウェンタ・シルマリルリオン第九章 ノルドール族の逃亡のこと」

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Last-modified: 2016-12-21 (水) 01:51:16 (726d)