ドゥリン†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Durin |
異訳 | デューリン、デュリン |
その他の呼び名 | 不死のドゥリン(Durin the Deathless)、太祖(Forefather) |
種族 | ドワーフ(長鬚族) |
性別 | 男 |
生没年 | 星々の時代~第一紀? |
親 | アウレ |
兄弟 | 6人の父祖たち*1 |
子 | 不明(子孫にドゥリン三世) |
解説†
ドワーフの七氏族の一つ、長鬚族(ドゥリンの一族)の父祖。七人の父祖の最長老でもあった。非常に長寿だったことと、彼の世継ぎの中に彼とそっくりな者が何度も生まれたため、不死のドゥリンの名で知られる。
この世は若く、山々は緑だった。
月にはいまだに翳りが見られず、流れや石には名がつけられなかった。
そのころドゥリンは目ざめてひとり歩いた。
名のない山々に名前をつけ、誰も味わわない泉の水を飲んだ。
身をかがめて鏡の湖をのぞきこみ、星の冠の現われ出るのを見た。
水面に映る自分の頭上を、銀糸で飾る宝石のように。*2
星々の時代に単独で目覚めた*3ドゥリンは中つ国を放浪し、やがておぼろ谷にやってきてケレド=ザーラムの湖面を覗き込んだ時に王位につく幻影を見た。そこでケレド=ザーラムの上にカザド=ドゥーム(モリア)の王国を築いた。
彼は上古が過ぎ去る前に死に、その墓所はカザド=ドゥームにあった。
「七つ星を伴った冠を上にして、鉄床と鎚」が彼の印であり、これはモリアの西門にも記されていた。
ドゥリンの名を継いだ者†
太祖ドゥリンの死後、その家系にはしばしば彼にそっくりな者が生まれ、ドゥリンの名を受け継いだ。作中に言及があるのは以下の通り。
また人物ではないが、その名を冠したものにドゥリンの日、ドゥリンの橋、ドゥリンの塔、ドゥリンの戦斧といったものがある。
ドラマシリーズ『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』における設定†
ドゥリン王子としてドゥリン四世が、その父王(カザド=ドゥームの王)としてドゥリン三世が登場。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
最後の同盟の戦いに参加した、モリアのドワーフの一族の王はドゥリン四世(Durin IV)、第三紀に龍のトログと相打ちになった王はドゥリン五世(Durin V)という設定になっている。
またソーリン三世の直接の子としてドゥリン王子(Prince Durin)というドワーフが登場しており、後にドゥリン七世を名乗っている。
コメント†
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