タルラングの地峡†
概要†
カテゴリー | 地名 |
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スペル | Tarlang's Neck |
解説†
第三紀3019年(大いなる年)3月9日に、灰色の一行が通り過ぎた場所。
『Guide to the Names in The Lord of the Rings』によると、白の山脈の主脈と南に突き出た支脈とを結ぶ、岩の長い背(a long ridge of rock)のこと。三つの峰からなる支脈はエレヒの平野とラメドンを隔てており、タルラングの地峡には両者を結ぶ登り道が存在する。
本来この岩の背の名前がタルラングだが、この名は後に個人名として解され、タルラングの地峡と呼ばれるようになった。
巨人タルラング†
『The Lord of the Rings A Reader's Companion』によれば、『Guide to the Names in The Lord of the Rings』の草稿にこの地名に関する現地の伝承が登場する。
遠い昔、海のそばに住む巨人たちは、人間が自分達の国へ入って来るのを防ぐために山脈を作った。その際、岩を頭に載せて運んでいたタルラング(Tarlang)*1という巨人がつまづいて倒れ、首を折って死んだ。他の巨人たちは彼の遺体と運んでいた岩をそのまま山脈の一部にし、こうしてできた山脈が白の山脈だった。南に突き出た支脈のうち、タルラングの運んでいた岩が南側の峰Cûl Bîn*2と真ん中の峰Cûl Veleg*3に、彼の頭は北側の峰Dol Tarlang*4に、折れた首はタルラングの地峡(Tarlang's Neck)*5に、その他の体は主脈の一部となった。
コメント†
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