#author("2019-12-30T18:22:32+09:00;2019-11-23T02:31:15+09:00","","")
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-ゴンドールの統治権を持つ24代目の執政トゥアゴン(Turgon)については、[[トゥアゴン(トゥーリン二世の息子)]]を参照してください。
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* トゥアゴン [#b027269e]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Turgon|
|~その他の呼び名|賢者トゥアゴン(Turgon the wise)、隠れ王国の王(Hidden King)|
|~種族|[[エルフ]]([[ノルドール]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[二つの木の時代]](1300)~†[[第一紀]](510)|
|~生没年|[[二つの木の時代]](1300)年~†[[第一紀]](510)年|
|~親|[[フィンゴルフィン]](父)、[[アナイレ]](母)|
|~兄弟|[[フィンゴン]](兄)、[[アレゼル]](妹)、[[アルゴン]](弟)|
|~配偶者|[[エレンウェ]]|
|~子|[[イドリル]](娘)|

** 解説 [#Explanation]
|>|>|~[[ノルドール]]の[[上級王]]|h
|CENTER:第4代&br;[[フィンゴン]]&br;456~472|CENTER:第5代&br;''トゥアゴン''&br;[[第一紀]]472~510|CENTER:第6代&br;[[ギル=ガラド]]&br;510~[[第二紀]]3441|
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[[ゴンドリン]]の[[エルフ]]王。[[フィンゴルフィン]]の次男で[[フィンゴン]]の弟、[[アレゼル]]の兄。[[エレンウェ]]を妻とし、[[イドリル・ケレブリンダル>イドリル]]の父となる。従兄弟の中では[[フィンロド]]と特に親しかった。
[[ガンダルフ]]が帯びることになった[[グラムドリング]]は、元々はトゥアゴンの剣とされる。

***中つ国帰還への参加 [#ia3b945b]

[[二つの木の時代]]に[[エルダマール]]で生まれたが、[[フィンウェ]]殺害と[[シルマリル]]強奪に対する[[モルゴス]]への復讐のための[[ノルドール]]の[[中つ国]]帰還へ参加し、父[[フィンゴルフィン]]、兄[[フィンゴン]]と共に[[中つ国]]へ渡る。この旅の途中、[[ヘルカラクセ]]で妻の[[エレンウェ]]を失った。

***ネヴラストの領主として [#w1085aae]

中つ国では[[ネヴラスト]]の[[ヴィンヤマール]]に居を構え、自身が率いてきた[[ノルドール]]とこの地に先住していた[[シンダール]]を共に治めた。トゥアゴンの統治の下、二つの部族はこの地で最も早く混じり合って一つの民(後の[[ゴンドリンドリム]])となった。

***ゴンドリンの王として [#a4bfb15a]

トゥアゴンは、[[第一紀]]50年に[[フィンロド]]と共に旅した時、[[シリオン]]の川辺で見た夢の中で[[ウルモ]]の啓示を受けて、[[隠れ王国]]を建設することを望むようになり、その翌年にはウルモの導きによって[[環状山脈]]の内側にある[[トゥムラデン>トゥムラデン(ゴンドリン)]]の谷間を発見した。彼はこの地に[[ティリオン>ティリオン(地名)]]に倣った都市を建設する構想を練り、[[ダゴール・アグラレブ]]の後に[[ゴンドリン]]を52年の歳月をかけて築き上げ、自身の民を[[ネヴラスト]]から秘密裏に移住させた。ゴンドリンは[[中つ国]]に[[ノルドール]]が築いた都の中で最も長い間[[モルゴス]]の目を逃れ続けて栄え、最も美しい都となった。

[[ゴンドリン]]が完成して200年経った頃、この守りの堅固な都に倦んだ妹[[アレゼル]]がゴンドリンを去る許しを願い出た際には、トゥアゴンは許可を与えたものの不吉な運命の予感に心を騒がせる。その予感通り、アレゼルが旅の途中で行方不明になったことを聞いて、トゥアゴンは悲しんだ。
だが後にアレゼルが、[[エオル>エオル(マイグリンの父)]]との間に儲けた息子[[マイグリン]]を連れてゴンドリンへ帰ってくると、マイグリンを一目で気に入ったトゥアゴンは、彼にゴンドリンで栄誉を与えることを約束して臣従を誓わせた。だがトゥアゴンは妻子の後を追ってきたエオルと言い争いになり、息子を奪われることを拒んだエオルがマイグリンを殺そうとして誤ってアレゼルを殺害したため、トゥアゴンはエオルを処刑した。
トゥアゴンはその後もゴンドリンに留まったマイグリンを非常に寵愛したが、マイグリンがトゥアゴンの娘で自分の従姉にあたる[[イドリル]]への、[[エルダール]]にとっては近親相姦に当たる報われぬ恋によって心を蝕まれていることには気づかなかった。

[[ダゴール・ブラゴルラハ]]の際にも[[ゴンドリン]]に被害が及ぶことは無かったが、[[モルゴス]]との一騎打ちの末に討ち死にした[[フィンゴルフィン]]の遺体は[[ソロンドール]]によってゴンドリンの北にある山の頂に運ばれ、トゥアゴンはそこで父の遺体を葬った。
その2年ほど後にトゥアゴンは、[[ウルモ]]から[[ハドル家]]の子息たちを歓待するよう告げられ、その予告通り[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]と[[フオル]]がソロンドールの[[大鷲]]たちに連れられて[[ゴンドリン]]にやって来た。トゥアゴンは彼らを深く寵愛し、1年後に別れを惜しみながら再び大鷲たちに運ばれていく彼らを見送った。

[[ニアナイス・アルノイディアド]]の際にはトゥアゴンは兄[[フィンゴン]]の救援のためにゴンドリンの軍勢を率いて出陣し、戦場で[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]と[[フオル]]に再会した。この合戦は大敗北に終わったが、ゴンドリンの軍勢はフーリンとフオルの率いる[[ハドルの族]]が殿後を守ったおかげで退却できた。この際フオルはトゥアゴンに、今しばらくゴンドリンが倒れずにあれば、自分とトゥアゴンとから[[エルフ]]と[[人間]]にとっての望みが生じるであろうと予言した。

ニアナイス・アルノイディアドで兄[[フィンゴン]]が討ち死にしたことで、トゥアゴンは[[中つ国]]における[[ノルドール]]の[[上級王]]になるが、それ以後トゥアゴンとその国民は決して[[環状山脈]]より外へは出る事はなく、またいかなるものであれその進入を許さなかった。唯一[[フオル]]の子[[トゥオル]]のみが入城を許されたが、これは先の合戦でトゥアゴンを守って討ち死にしたフオルへの愛から出た事で、その愛はそのままトゥオルへと注がれた。トゥオルがゴンドリンに住んで7年後には、トゥアゴンはトゥオルと[[イドリル]]との婚姻を認めて盛大な祝宴を開き、翌年の春にはトゥアゴンとフオルの双方にとって孫にあたり、(フオルの予言通り)後に[[中つ国]]の全てのエルフと人間にとっての救世主となる[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]が生まれた。

***ゴンドリンの滅亡とトゥアゴンの死 [#g85525a8]

その間も[[ゴンドリン]]の所在地は隠されていた。だが[[モルゴス]]に捕らえられていた[[フーリン>フーリン(ガルドールの息子)]]が釈放され、ゴンドリンの近くまでやってくると、トゥアゴンはフーリンがモルゴスの間者になったのではないかと恐れ、フーリン救出を躊躇する。そのためゴンドリンを発見できなかったフーリンは、エホリアスでトゥアゴンを呼んで叫んだ。これがモルゴスの間者に聞かれ、ゴンドリンのおおよその位置がモルゴスの知るところとなる。
さらに、採掘の仕事のため、密かに都の外に出ていた[[マイグリン]]が、ゴンドリンを捜索していたモルゴス配下のオークに捕らえられる。[[アングバンド]]に連れて行かれたマイグリンは、モルゴスの脅迫、[[トゥオル]]及び[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]への憎しみ、裏切りの報酬として[[イドリル]]が与えられることを約束されたことから、ゴンドリンの位置をモルゴスに教えてしまう。その結果[[第一紀]]510年、ゴンドリンは[[龍]]、[[オーク]]、[[バルログ]]らの軍勢に襲われて陥落した。トゥアゴン自身も戦ったが、最後は自らの塔での戦いで討ち死にした。
だがトゥオルとイドリル、エアレンディルたちは無事ゴンドリンを脱出し、[[シリオンの港]]へと落ち延びた。

*** 名前について [#b19b846f]

以下の名前及びその説明は『[[The Peoples of Middle-earth>The History of Middle-earth/The Peoples of Middle-earth]]』の「The Shibboleth of Fëanor」による。

:Turukáno(トゥルカーノ)|(おそらく)父[[フィンゴルフィン]]が与えた[[父名>エッシ]]。[[クウェンヤ]]で"turu"は支配(master)、"káno"は指揮者(commander)の意味。この名の[[シンダール語]]形が''トゥアゴン''(Turgon)である。

** コメント [#Comment]

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