* The History of Middle-Earth [#e62898bb]
** 概要 [#z338f501]

|~カテゴリー|関連物|
|~スペル|The History of Middle-Eart|

** 解説 [#b0b6aa51]

[[クリストファー・トールキン]]によって編集された、[[終わらざりし物語]]にも[[シルマリルの物語]]にも未収録の[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]の遺稿、[[指輪物語]]の初期原稿などを集めた本。全12巻と索引(INDEX)1巻からなる。頭文字を取って、「HoME」と書かれることもある。西暦2007年現在、未邦訳。

+[[The Book of Lost Tales 1]]
+[[The Book of Lost Tales 2]]
+[[The Lays of Beleriand]]
+[[The Shaping of Middle-Earth]]
+[[The Lost Road]]
+[[The Return of the Shadow]] (The History of The Lord of the Rings, Part One)
+[[The Treason of Isengard]] (The History of The Lord of the Rings, Part Two)
+[[The War of the Ring]] (The History of The Lord of the Rings, Part Three)
+[[Sauron Defeated]] : The End of the Third Age (The History of The Lord of the Rings, Part Four)
+[[Morgoth's Ring]] : The Later Silmarillion, Part One
+[[The War of the Jewels]] : The Later Silmarillion, Part Two
+[[The Peoples of Middle-Earth]]
+The History of Middle-earth Index

おおむね執筆時代順に並んでいます。
1-5巻が[[指輪物語]]の執筆以前、6-9巻が主に[[指輪物語]]の初期原稿、10-12巻が[[指輪物語]]の執筆以降に執筆されたものです。
 やや詳しく述べます。
1-5巻には[[第一紀]](と[[第二紀]])の主なエピソード群が初期の形で収められています。
6-9巻に収められている初期原稿の執筆経緯は、[[指輪物語]]の「著者ことわりがき」に少し触れられていますが、完成形とはかなり異なる形だったようです。9巻の後半には、[[指輪物語]]の後半を執筆していた時期と重なる時期に執筆された[[ヌーメノール]]がらみの話「Notion Club Papers」などが収録されています。
10-12巻は主として[[第一紀]]や[[第二紀]]の話です。12巻はほぼ[[追補編]]のメイキング?的な内容ですが、12巻の最後には[[指輪物語]]の執筆以降に続編? として書き始められた(がほとんど続かなかった)遺稿が収められています。

** 外部リンク [#eae381ad]

- [[amazon.co.jp:http://www.amazon.co.jp/gp/search?ie=UTF8&keywords=The%20History%20of%20Middle-Earth&tag=arda-22&index=books-us&linkCode=ur2&camp=247&creative=1211]]

** コメント [#kc16c83f]

- お節介とは存じますが、これからHoMEを読み始めようとされる方に一言申し上げます。
同じ背景世界に関するものですので、基本的には同一人物や地名には共通の固有名詞が用いられているのですが、中には同一人物(や地名)を指す固有名詞であっても、「指輪物語」はもちろん、「シルマリルの物語」に登場するものとHoMEに登場するもので違うものであることがしばしばあります。例えば、「シルマリルの物語」の読者にとっては、HoMEの1巻の目次にも登場する「Melko」はメルコールのことだと見当がつくでしょうが、トゥーナの丘あるいはティリオンの都に相当する「Kôr」は、語形が似ていないためすぐには見当がつきづらいと思います。そういった相違は随所にありますので、HoMEを読み始める際には「The History of Middle-Earth Index」等の支援を得た方が読みやすいかと思います。 -- カイト
- 邦訳版が出るのを期待するのは、分量的にみて無理なんでしょうね…
- こんだけ偉大な物語世界を創りだしてくれた原作者への、我々後代からの敬意と感謝のしるしとして、訳してくれる方はいないのでしょうか?ていうかお願いだ…読みたいよぉ。 --  &new{2007-10-10 (水) 00:07:37};

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