#author("2017-08-11T11:55:24+09:00","","")
[[瀬田貞二]]

-東方の大言霊使
-これら一連の作品が瀬田氏によって訳されたのは、なんと素晴らしい出来事であったことか!トールキンは自らの作品の単語や表現をできるだけ「その国の言葉で」訳して欲しいとの認識を持っていたようなので、瀬田氏の詩人ならではの「意訳」は素晴らしいと思います。 -- ボリーの用心棒
--トロルの歌で、なぜか九州弁「・・・ばい!」のものがあるのを長年不思議に思っていた。英語版をみると、そこは「・・・ by」という言葉でした。懲りすぎでしょう --  &new{2010-12-04 (土) 15:55:56};
-繊細にして大胆で、詩的かつ美しい訳ができた、日本唯一の人……映画まで生きていてほしかったけど…… --  &new{2008-08-25 (月) 10:52:22};
-格調高い文体がすばらしい --  &new{2008-08-30 (土) 14:13:03};
--ナルニア国ものがたりも、この人の訳文で頭のなかに刷り込まれました --  &new{2012-01-07 (土) 02:47:38};
-格調は高いけど、誤訳も結構ある。特にホビット。それに、馬鍬砦とか、東エムネトとか西の谷とかね。 --  &new{2008-10-22 (水) 06:39:53};
--実は、某字幕訳者並みの誤訳を連発していたりする……。 --  &new{2008-10-25 (土) 20:14:58};
---いや、それはないだろ……。誤訳は認めるし(馬鍬砦は確かにそうだ)ホビットの誤訳はひどい。だが、『噓をつくな』とか『ではあなたはわたしのなし得なかったことを~』が『恥ずかしい』になっていたりはしないだろう --  &new{2008-11-24 (月) 18:05:58};
--固有名詞については誤訳というのはちょっとかわいそう。「Guide to the Names in The Lord of the Rings」が出たのは瀬田訳が出たあとだし。新版出すときに、粥村→ブリー村のように、馬鍬砦なども田中さんが直すべきだったと思う。けどまあ、馬鍬砦で定着しちゃったからなあ --  &new{2009-07-08 (水) 11:17:56};
--訳者あとがきで、いきなり「新村出のようなひとが・・」とあるので誰かと思ったら、広辞苑をつくった人だったのですね --  &new{2010-12-07 (火) 00:51:17};
---過去の文献を読み解き、民族の魂をひとつの物語として再生した原作者は、日本でいえば本居宣長に相当するのでは --  &new{2010-12-07 (火) 01:21:05};
--ホビットの冒険で、「ゴクリのむれをとりしきっていたかしら(頭)」とあるのを、設定だと長いこと思っていたが、英語版をみたら「master of them」とあって、「指輪の王」のことらしい(山本史郎版) --  &new{2012-01-07 (土) 02:44:48};
-井辻とかいう翻訳者によってその『キメラ構造』を散々けなされている。だが、彼女はどう考えても追補編を読んでいないので無視してよいかと。 --  &new{2008-11-27 (木) 18:51:41};
--追補編の訳文は高尚すぎかも。「世継であることを闡明した...」とか。字も小さいし --  &new{2010-12-04 (土) 15:52:15};
-馳夫、はすごい --  &new{2011-04-05 (火) 17:54:32};
-この人の文は声に出して読んでみるとその良さがわかるから一度声に出して読んでもらいたい --  &new{2012-12-09 (日) 00:01:08};
-文章の完成度が素晴らしいよ。複雑な描写を流れるような日本語の完璧な文章に訳されている。 --  &new{2012-12-24 (月) 01:37:06};
-トールキン側の意向等、仕方がなかったとは言え「つらぬき丸」や「ゴクリ」、「馳夫」なんかを完璧な翻訳とか手放しで褒めあってるのは正直辛いんじゃなかろうか。 --  &new{2012-12-26 (水) 20:47:24};
--個々の訳語に出来不出来はあります。でも総体としての文章は比類ないし、各訳語も文体に調和しているからこれだけ受け入れられているのでしょう。 --  &new{2012-12-26 (水) 23:21:00};
--確かに英語をそのままカタカナにしただけだったら、あれほどの文章にはならなかったでしょうね。スティングを持ったフロドが「シャイア!」と叫んだり、ガンダルフに「馬の長シャドウファックスじゃ」とか説明されても、さっぱり情緒がない。 --  &new{2013-04-13 (土) 16:43:46};
---情緒がないって言うか明らかに原作者の意図と食い違うからアウトですがね… --  &new{2013-04-13 (土) 16:52:40};
--いや、馳夫はベストだと思う。作中でもアラゴルン自身が、馳夫という名前を好んでいないからね。カッコイイ名前だと、それも原作からずれてしまう。 --  &new{2013-12-19 (木) 08:39:33};
---いやいや、結構気に入ってますよ。家系名テルコンタールは有名 --  &new{2013-12-19 (木) 18:23:57};
---そう呼ぶ人を好きになったから最終的に好きな呼称になっただけでは --  &new{2015-05-12 (火) 10:58:59};
-瀬田著or瀬田訳の絵本に馴染みが深いからか、山本訳が正直すごい不自然に感じられます・・・ --  &new{2013-04-13 (土) 21:56:07};
-一つの英単語に対しても訳者によってこんなにも違いが出てくるてのは、日本語が如何に繊細で完成度の高い言語化であるかが解る。 とおもう。 --  &new{2013-04-14 (日) 03:01:45};
--日本語の繊細さや「完成度」の高さは、他の言語と比べてみないとわからないと思いますが・・・・・・。でも、漢字、ひらがな、カタカナがあるのは日本語だけですよね。だから、ファンタジー用語を安易にカタカナで翻訳してしまうのは、せっかく日本語を使っているのに、もったいないです。そうじゃない点が、瀬田さんの翻訳が支持される一因でしょうね。 --  &new{2013-04-14 (日) 08:53:02};
-でもそのカタカナを使うことで原作を壊さずに各々の捉え方が出来る利点もあるです。 --  &new{2013-04-15 (月) 19:11:29};
--しかしただの音訳は原作の意図を壊しているといえる。語り手であるホビットにとっての外国語を音訳する、という決まりがある以上は。 --  &new{2013-04-15 (月) 23:13:41};
--カタカナ表記が、原音・原語の意味やニュアンスをより良く保存するとは、一概には言えないものがあります。むしろ、安易に出来合いのカタカナを提示するに留めることは、読者の興味や思考をかえって阻害する結果にもなりえます。いったい現状、どれほどの「音訳カタカナ表記」が深い注意の下に読まれ・扱われているものでしょうか? --  &new{2013-04-16 (火) 01:55:32};
--確かに、カタカナ全部がダメと言うわけではないでしょう。固有名詞などで原文の音を大切にしたい場合は、(比較的)カタカナ表記のほうが向いているはず。漢字、ひらがなと用途によって使い分けるのが良いように思います。 --  &new{2013-04-16 (火) 06:18:33};
--原作者の翻訳方針として、「原文の音」を大切にして欲しいとは言っていません(西方語=英語に関しては)。むしろ逆に「原文の意味」と、その多層的な言語観を重視しています。だからこそ原作者は、その点に重きをおいた瀬田訳を高く評価しているのでしょう。 --  &new{2013-04-19 (金) 17:51:37};
--ホビット自身の目線で使い慣れている語は現地の言葉でっていう方針からすると、固有名詞といえども訳すべきでしょうね。日本の地名でカタカナの住所もありますが、やはり違和感がぬぐえません。でもじゃあホビット村はどうするんだ?という問題は残りますけれども。 --  &new{2013-04-19 (金) 19:37:39};
---ホビットという言葉自体が英語で意味が通じる言葉ではないのでカタカナで良いのでは?ホビット達の名前は翻訳するべきところをあえて音訳のままにしたようですが。 --  &new{2013-04-20 (土) 00:22:32};
---↑の「確かに、カタカナ全部が~」を書いた者です。どうやら私は、「音訳カタカナ表記(ストライダー、スティングなど)」と、「カタカナを使用すること全般」を分けずに、意見を書いてしまったようです。英語の音訳は、原作のニュアンスを損なうので良くない、と私も思います(特にストライダー。ほとんどの日本人には「速足の胡散臭いヤツ」という意図は伝わらないし、ムダに音だけカッコイイ。)。私が言いたかったのは、カタカナ表記一般について、排除すべきではないということです。当たり前すぎることを、言葉足らずで言ってしまったようです。申し訳なかったです。 --  &new{2013-04-20 (土) 08:01:46};
-大まかなイメージではあるが瀬田さんは語り部という感じがする、確かに誤訳はあったが、トールキンの深淵な世界観を多くの人に伝えた功績ははかりしれない。 --  &new{2013-12-21 (土) 21:52:07};
-30年前に小学校の図書館で旧版で出会い読書人生が始まりました。あの時代の翻訳作業の困難さは想像を絶します、ましてやトールキン作品とあっては…正直「いとしいしと」を表現してくれただけでこのお方には足を向けて寝られません。 --  &new{2014-03-20 (木) 15:01:40};
-「ホビット庄の一の太刀!」とつらぬき丸に飛蔭や馳夫――この人の功績は計り知れない… --  &new{2014-03-21 (金) 08:26:17};
-ホビット第二部EEの特典映像を見て、「糸くりテンテン」が何を意訳したのかやっとわかった。「おつむテンテン」が訳語の基になってたのかー! 先生素晴らしい。 --  &new{2014-11-18 (火) 21:43:39};
-英語を横文字のまま使うと英語コンプレックスがある日本人はどうしても「かっこ良い」と感じるか、英語への反発で「かっこつけてる」とどちらかに感じちゃうでしょうね。よく議論になる「馳夫」「つらぬき丸」「飛影」をそのまま英語の音で使うと、あやしげな経済評論家がしゃべってるみたいに、文章が胡散臭くなってしまう。ラジオを聞いてると「コンセンサスを得るためにコミットメントを設けないと、せっかくのアグリーメントがオミットされてしまう」なんて言ってる人いますから。 --  &new{2015-08-15 (土) 22:15:46};
--ストライダーに限っては言葉自体が胡散臭い奴を指して呼ぶ名だけどね… --  &new{2015-08-15 (土) 22:57:13};
---それは胡散臭いの意味が違うような --  &new{2015-08-15 (土) 22:58:51};
---胡散臭い、と言えば粥村でサムが馳夫を徹底的に疑ってたのを思い出すなあ。「王の帰還」でアラゴルンがサムに再会した時、君は僕の顔が気に入らなかったようだが…といじわる言ってたのは名場面。 --  &new{2015-08-15 (土) 23:25:03};
-この先、瀬田訳を超える訳がでるかな? --  &new{2015-08-15 (土) 23:02:36};
--言葉やその捉え方は時代とともに少しずつ変化していくので、新しく出るにしても、越えるの越えないのではかるのは、あまりふさわしくないかもしれませんね。それはさておき、今の時代にマッチした、若い人でも読みやすい新訳版がそろそろ出てもいい時期ではないでしょうか。 --  &new{2015-08-16 (日) 02:14:16};
---そうして欲しいのは山々だけど、瀬田訳の良さが理解できない=瀬田訳を理解するだけの教養が無い=日本の若者は段々頭が悪くなっている、なんて言う図式を成立させる人間が出てきて、露骨に新しい世代を見下し始めるような気がします --  &new{2015-08-16 (日) 11:13:28};
---瀬田訳は独自のムードや格調を強く持っているけど、そういうのは方向性も出るので好き嫌いも出やすいんですよね。それだけで指輪物語を敬遠されるのはもったいないので、読みやすい新訳もありだと思う --  &new{2015-08-16 (日) 23:08:36};
---「ですます体なのが受け付けない」という人もいるけど、"Horns,horns,horns."の「角笛でした、角笛です、角笛なのです」に代わる訳を考えるだけでも難しい --  &new{2015-08-17 (月) 10:27:49};
---あそこはもう名訳過ぎ。 --  &new{2015-08-18 (火) 00:31:21};
-小学生のころ、と言っても10年前に一応ハリーやバーティミアスくらいならサクサク読んでた自分が初めて旅の仲間(瀬田訳)を手に取ったときは、欧米人が考えたファンタジーの風土の中提灯下げて誕生日の宴会を開き「ホビット庄一の太刀、つらぬき丸」だったり。どんなことが書いてあるかは理解できるけれど、ハイファンタジーと昔の日本の混在というか、言語と世界観が酷くごちゃごちゃに感じ、頭の中の情景がカオスになったので読むのをやめました。数年前に全巻情景を整理しながら読んだけれど、日本は西洋文化を西洋文化と言う必要もないくらい吸収しているのだし、注釈つきの片仮名表記や分かり易い言い回しを躊躇わない新訳が出ても良いと思いました。 --  &new{2015-08-17 (月) 03:00:57};
--ハリーやバーティミアスとは一口にファンタジーと言ってもジャンルが違うと思います・・・。単にあなたがそちらのジャンルの方がお好きだというだけでは。その空気を違うジャンルのthe Lord of the Ringsにまで求めるのはどうかと。作品ごとに特色が違うのですから、自分の好みに作品を合わせようとするのではなく、作品に合わせて自分が頭を切り替える柔軟性がないと、読書なんて難しいだけの作業になってしまうと思いますよ。 --  &new{2015-08-17 (月) 23:57:31};
-原書に出てくる古い英語や韻文詩を日本語に訳そうとするとどうしても中国の古典や漢詩の知識が必要になるけど、そういう人は今度は古い日本語を使いがちになるので適切な翻訳者を見つけるのは大変でしょうね。 --  &new{2015-08-17 (月) 10:17:40};
-保守的と言われるかもしれませんが、もともと中つ国はファンタジーによくある想像の世界ではなく、我々の世界の前に存在していたものという前提なので、現代っぽい文体がそのような旧世界を感じさせるものになるのか、少々疑問に思います。瀬田訳のごちゃごちゃ感は確かにあるのですが、教授がどこを母国語に直せとか指定してあるので、そこはもう仕方ないと思ってます。 --  &new{2015-08-17 (月) 10:39:01};
-実際イギリス人は指輪物語の文体をどう思ってるのでしょうか。これだけ言葉に力が入ってる作品なのを考えると、イギリス人が原文に「古い言い回し」というイメージが有るとしたら、やはり日本語版も古い言い回しの瀬田訳が適確、ということになるかと思います --  &new{2015-08-17 (月) 16:22:26};
--原文は実際、50年前発表された当時にすら古めかしい言い回しを多用しており、部分によっては擬古的とすら言って良いです。これはトールキン自身が「格調高い文体(ハイ・スタイル)」と呼んでこだわった趣向で、「英雄的な事柄をあつかう時はハイスタイルの採用が好ましい」と論考すら書いてます。 --  &new{2015-08-17 (月) 23:31:49};
--〈「われわれが"ぶつ"(hitting)や"なぐる"(whacking)を避けて"叩く"(striking)や"打つ"(smiting)を採り、"はなし"(talk)や"おしゃべり"(chat)を避けて"談話"(speech)や"かたらい"(discourse)をよしとし、"毛なみのいい、すばらしい、ないし、いんぎんな貴人"(well-bred,brilliant or polite noble men)を避けて、いにしえの"ほまれ高く、りりしく礼節をわきまえた男"(worthy,brave and courteous men)を採るとき、賢明にもわれわれはすでにわれわれ自身の軽薄さに、気がつきはじめている」この時以後一貫して、彼はこの文体の法則を指輪物語で倦むことなく実行に移していった。(以上、或る伝記228頁より)〉 --  &new{2015-08-17 (月) 23:32:07};
--日本で言うと夏目漱石とか森鴎外の時代の小説っぽく書いてるようなもんですからね。文体が古臭いのは仕方ない --  &new{2015-08-17 (月) 23:35:07};
---夏目漱石や森鴎外どころか、平家物語や太平記をリスペクトした作品と呼んだ方があたっているでしょう。そのぐらい古めかしい。 --  &new{2015-08-18 (火) 00:08:24};
---なにしろ神話創造ですからね --  &new{2015-08-18 (火) 00:30:39};
--井辻朱美さんが、原書は読みやすかったと書かれていました。 --  &new{2017-08-11 (金) 11:55:24};
-アマゾンのレビューを見ていると、「翻訳のせいで途中で投げ出した」と書いてる人がいますが、こういう人はだれが翻訳をしても読めないと思います。要するに話が長く複雑で登場人物が多いから読めないのに、それが翻訳のせいで読めない、と思ってるケースですね。指輪物語は小説を書く上での禁忌をたくさん犯しているのに、どういうわけが名作になった稀有な作品なので、合わない人にはどうしようもなく合わないのだと思います。 --  &new{2015-08-17 (月) 22:12:00};
--翻訳次第で人によって作品との相性が変わってくることは十分にありますよ。だからこそ一定のファンが付いている翻訳者も存在する。こういう人はだれが翻訳をしても読めない、とは単なる決め付けでしょう。自分の体験では逆のパターンになりますが、日本人作家の作品の翻訳モノを読んで非常に感銘を受け、いざ原書に取りかかるとあれ?何か違う…となったことがありました。訳文自体はシンプルでいてそこに込められているニュアンスに心揺さぶられたわけですが、それは訳者と読者である自分の感性がマッチした一例だと思います(翻訳の仕事としてそれが良いことなのかどうかは別ですが)。 --  &new{2015-08-19 (水) 06:51:54};
-新訳版というよりも、小中学生向けのもっと手軽で読みやすい版なら出した方が良い。大人が読むならともかく、今の小中学生にも瀬田版で読めというのはいくらなんでも酷だろう。「じゃあ大人になって読めばいい」なんて言うのも違うと思う。 --  &new{2015-08-17 (月) 23:27:53};
--義務教育の必須教養じゃないんですから、そこまでする必要あるでしょうか?単に押し付けがましいだけでは。それに「今の小中学生」と仰いますが、この程度の文章なら本当に興味のある子供であれば進んで読みこなしますよ。私自身が数年前まで「今の小中学生」でした。そうやって子供の自主性を信じないで希釈したものばかり押し付けるから、大人になっても硬派なものが読めない人が増えるのではないですか? --  &new{2015-08-17 (月) 23:51:14};
--子ども向けの版は別にあっても良いでしょう。ある方が絶対に良いとは言えないけど。それが押し付けとも限らない。 --  &new{2015-08-18 (火) 01:17:39};
---いや、あった方がいいでしょうね。昔は江戸川乱歩の少年探偵シリーズなどが子供向けのやわらかい文章で出ていて、それで読書やミステリーに親しんだ人も多いと思います。子供向けなので殺人シーンが書き直されていたり、かなり大きな変更がされていました。 --  &new{2015-08-18 (火) 22:51:56};
-熱心なファンに初めて指輪物語を読んだ年齢を聞くと、たいてい10歳から13歳くらいだよね。以外に子供は難しい文章を読んだり、数式を解いたりするよ。 --  &new{2015-08-18 (火) 00:14:43};
--もう40年前になるのか…中学のときに広告を見て「これは自分の読みたい本だ!」と直感して、小遣いでは月に1巻買うのがやっとで、毎月続きを手に入れるのが待ちどおしくて…(今思うと、学校の図書館に入れてもらえば早かった) 小学生はともかく、中学生なら読めるんちゃうかな --  &new{2015-10-05 (月) 23:11:36};
-瀬田訳以外許さんって態度の人間ばっかりですね。ムカつくんですね、そういう、これだけが絶対的で他は不要みたいな空気。 --  &new{2015-08-18 (火) 01:21:44};
--そんなこと言ってる人は見当たりません。新訳はあって良いと思いますが、ここでそれ求めてる人が挙げる理由がどれもややピントがズレているので、そこにツッコミが入っているだけだと思いますが。多くの方が具体的、論理的な指摘をしているのに対して「態度」「ムカつくんですね」「みたいな空気」というのは、だいぶフワッとした感情論。 --  &new{2015-08-18 (火) 01:41:36};
--まあ、みなさんいろんな理由を並べていますが、あまりにスタンダード化しているせいか、言外に「これ以外は許さんっ」な空気を感じてしまうのは致し方ないでしょうねぇ・・わたしは映画を見てから読んだクチですが、映画のキャラを思い浮かべつつ、かなり頑張って読了しました。一部の愛好者はさておき、一般人にいきなり全部読めってのはちょっとキツいなぁ、というのが本音です。 --  &new{2015-08-18 (火) 02:07:32};
--瀬田訳が消滅して二度と手に入らなくなり、新訳しか出ないようになるというのなら嫌ですけど、そうでないなら一読者としては「勝手に出せば?」という感じです(権利の問題とか、自分の翻訳意図をことごとく無視される形になって教授がどう思うであろうかは別として)。『ライ麦畑でつかまえて』だって、結局古い訳の方がずっと息づいていますし。ただ「現代人にあった訳」といっても、そもそもこの小説自体、商業作家が作った商業小説でない以上、訳を変える程度で今風(ラノベ世代?)にあわせるのは無理な気がします。 --  &new{2015-08-18 (火) 17:52:55};
--もちろん瀬田訳に対する愛着もあるでしょうが、こと固有名詞の翻訳は原作者が理由を持って指定している作品の命の一部なわけで、それ自体を否定視するような論調が危機感を招いていると言った方が当たっているように思いますね。ただ新訳を望むというだけのコメントであればそれほど反発されることはないでしょう。 &br; 現に強く反発されているコメントとそうでないコメントははっきり傾向が分かれています。感情論には感情論でリアクションされやすいというある意味当たり前のことが起きただけかと。 --  &new{2015-08-18 (火) 19:08:22};
--お互いの言い分をある程度斟酌する度量がないうちは、水掛け論に終始するだけでしょうね。 --  &new{2015-08-18 (火) 20:37:28};
--いろんな訳があってよいと思いますが、指輪戦争が上古の時代より連綿と続く戦いの歴史の中の最終章であって、それが現代に続くという世界観を尊重した訳であってほしい。 --  &new{2015-08-18 (火) 23:51:21};
-長い、と感じる人は飛ばし読みをすればいいですよ。「ブリー村にて」からか「指輪、南へ」からでもお話は分かります。詩は読まなくてもいいです。あれはおまけです。登場人物はフロドとアラゴルンだけ覚えておけばいいです。それで最後まで読めば十分です。 --  &new{2015-08-18 (火) 10:58:06};
--言いたいことはわかりますが、それってもはや「読書」ではない気がします・・w --  &new{2015-08-18 (火) 13:30:54};
---けど、さすがに序章のホビットやらパイプ草やらについて長々と語ってるところまできっちり読めとは言いませんよね? --  &new{2015-08-18 (火) 23:04:01};
---あそこは最後に読み直すと味わい深い --  &new{2015-08-18 (火) 23:47:15};
---本文に没入する前のウォーミングアップにはちょうどいいのでは --  &new{2015-08-18 (火) 23:51:59};
---『ホビットの冒険』からの愛読者にとっては、あそこは最初からすごく面白いそうですけどね… --  &new{2015-08-19 (水) 00:28:57};
-一回目の通読で大まかな流れをつかんで、二回目、三回目で細かいところをも読んで、その後わき道の話も読んでいくのが一番良いと思うけどなあ。一回目で一から十までぜんぶ理解できる人なんていないよ。 --  &new{2015-08-19 (水) 00:00:51};
-瀬田訳岩波ホビットの冒険では、最後のページの指輪物語に続く重要な文章が誤訳…っていうか意味不明な文意なってるんだよね。これはかなり問題があるな。かと思えば旅の仲間上でのまさに主題であるところのガンダルフの台詞「情けないと?~」の箇所の訳は神懸ってるし。 --  &new{2016-10-26 (水) 10:25:08};
--一番神がかっているのは、horn, horn, horn のところと思ってます。読んでて体が震えそうでした。 --  &new{2016-10-26 (水) 11:00:07};
---あそこはhorns複数形ですね。絶望から希望への転換、耐え続けてからの解放をどう表現すべきかに対する瀬田氏の答えがあれなんですよね。まさに名訳。 --  &new{2016-10-26 (水) 12:53:26};
---日本語訳でいうと、どの部分にあたりますでしょうか? ご教授いただければ幸いです。 --  &new{2016-10-27 (木) 00:11:43};
---ペレンノール野の合戦にローハン軍が到着したときの「Horns, horns, horns.」を「角笛でした。角笛です。角笛なのです。」と訳したところです。よく「です・ます体」はそぐわないとか言われるけど、この訳に並ぶものができるとは思えない --  &new{2016-10-27 (木) 11:10:02};
---複数形でしたね。あそこはまさに絶望から希望に変わるところで、苦境の中で聞こえる角笛の音、え?角笛の音?まさか...いや本当に聞こえる、ローハンが助けに来てくれた!っていう感じで、だんだんと力が湧いてくるように盛り上がります。日本語の妙ですよね。 --  &new{2016-10-27 (木) 18:22:23};
---アニメ版王の帰還ではそのあたりを上手く表現できていると思う --  &new{2016-12-20 (火) 00:22:18};
-新聞に、荒木田隆子さんという瀬田さん晩年の9年間を担当した編集者さんが、「瀬田さんを忘れないでほしい」という思いで瀬田貞二伝を書かれたそうですね。豊富な資料で先生の仕事から人となりまでが記されているとか。 --  &new{2017-03-05 (日) 22:13:55};
--↑ちょっと訂正。新聞に、「荒木田さんが瀬田貞二伝を書いた」という記事が載っていたということ。 --  &new{2017-03-05 (日) 22:18:59};
--瀬田貞二って、若い頃に児童百科事典の編纂をやっていたことがあるので、そこら辺若い頃にオックスフォード英語辞典の編纂やってたトールキンと言語に対する感覚がかぶっている気がする。 --  &new{2017-07-05 (水) 21:53:27};
-僕は訳以前に序盤のくだり、裂け谷に着くまでは地図を見ながらでないとどこで何をやっているのかよく分からなかったです。嫌いではないですが詩や遅々として進まない旅だとか展開的にも序盤が一番の鬼門だったなぁ・・・と感じました --  &new{2017-08-07 (月) 15:51:28};