[[瀬田貞二]]

-東方の大言霊使
-これら一連の作品が瀬田氏によって訳されたのは、なんと素晴らしい出来事であったことか!トールキンは自らの作品の単語や表現をできるだけ「その国の言葉で」訳して欲しいとの認識を持っていたようなので、瀬田氏の詩人ならではの「意訳」は素晴らしいと思います。 -- ボリーの用心棒
--トロルの歌で、なぜか九州弁「・・・ばい!」のものがあるのを長年不思議に思っていた。英語版をみると、そこは「・・・ by」という言葉でした。懲りすぎでしょう --  &new{2010-12-04 (土) 15:55:56};
-繊細にして大胆で、詩的かつ美しい訳ができた、日本唯一の人……映画まで生きていてほしかったけど…… --  &new{2008-08-25 (月) 10:52:22};
-格調高い文体がすばらしい --  &new{2008-08-30 (土) 14:13:03};
--ナルニア国ものがたりも、この人の訳文で頭のなかに刷り込まれました --  &new{2012-01-07 (土) 02:47:38};
-格調は高いけど、誤訳も結構ある。特にホビット。それに、馬鍬砦とか、東エムネトとか西の谷とかね。 --  &new{2008-10-22 (水) 06:39:53};
--実は、某字幕訳者並みの誤訳を連発していたりする……。 --  &new{2008-10-25 (土) 20:14:58};
---いや、それはないだろ……。誤訳は認めるし(馬鍬砦は確かにそうだ)ホビットの誤訳はひどい。だが、『嘘をつくな』とか『ではあなたはわたしのなし得なかったことを~』が『恥ずかしい』になっていたりはしないだろう --  &new{2008-11-24 (月) 18:05:58};
--固有名詞については誤訳というのはちょっとかわいそう。「Guide to the Names in The Lord of the Rings」が出たのは瀬田訳が出たあとだし。新版出すときに、粥村→ブリー村のように、馬鍬砦なども田中さんが直すべきだったと思う。けどまあ、馬鍬砦で定着しちゃったからなあ --  &new{2009-07-08 (水) 11:17:56};
--訳者あとがきで、いきなり「新村出のようなひとが・・」とあるので誰かと思ったら、広辞苑をつくった人だったのですね --  &new{2010-12-07 (火) 00:51:17};
---過去の文献を読み解き、民族の魂をひとつの物語として再生した原作者は、日本でいえば本居宣長に相当するのでは --  &new{2010-12-07 (火) 01:21:05};
--ホビットの冒険で、「ゴクリのむれをとりしきっていたかしら(頭)」とあるのを、設定だと長いこと思っていたが、英語版をみたら「master of them」とあって、「指輪の王」のことらしい(山本史郎版) --  &new{2012-01-07 (土) 02:44:48};
-井辻とかいう翻訳者によってその『キメラ構造』を散々けなされている。だが、彼女はどう考えても追補編を読んでいないので無視してよいかと。 --  &new{2008-11-27 (木) 18:51:41};
--追補編の訳文は高尚すぎかも。「世継であることを闡明した...」とか。字も小さいし --  &new{2010-12-04 (土) 15:52:15};
-馳夫、はすごい --  &new{2011-04-05 (火) 17:54:32};
-この人の文は声に出して読んでみるとその良さがわかるから一度声に出して読んでもらいたい --  &new{2012-12-09 (日) 00:01:08};
-文章の完成度が素晴らしいよ。複雑な描写を流れるような日本語の完璧な文章に訳されている。 --  &new{2012-12-24 (月) 01:37:06};
-トールキン側の意向等、仕方がなかったとは言え「つらぬき丸」や「ゴクリ」、「馳夫」なんかを完璧な翻訳とか手放しで褒めあってるのは正直辛いんじゃなかろうか。 --  &new{2012-12-26 (水) 20:47:24};
--個々の訳語に出来不出来はあります。でも総体としての文章は比類ないし、各訳語も文体に調和しているからこれだけ受け入れられているのでしょう。 --  &new{2012-12-26 (水) 23:21:00};
--確かに英語をそのままカタカナにしただけだったら、あれほどの文章にはならなかったでしょうね。スティングを持ったフロドが「シャイア!」と叫んだり、ガンダルフに「馬の長シャドウファックスじゃ」とか説明されても、さっぱり情緒がない。 --  &new{2013-04-13 (土) 16:43:46};
---情緒がないって言うか明らかに原作者の意図と食い違うからアウトですがね… --  &new{2013-04-13 (土) 16:52:40};
--いや、馳夫はベストだと思う。作中でもアラゴルン自身が、馳夫という名前を好んでいないからね。カッコイイ名前だと、それも原作からずれてしまう。 --  &new{2013-12-19 (木) 08:39:33};
---いやいや、結構気に入ってますよ。家系名テルコンタールは有名 --  &new{2013-12-19 (木) 18:23:57};
-瀬田著or瀬田訳の絵本に馴染みが深いからか、山本訳が正直すごい不自然に感じられます・・・ --  &new{2013-04-13 (土) 21:56:07};
-一つの英単語に対しても訳者によってこんなにも違いが出てくるてのは、日本語が如何に繊細で完成度の高い言語化であるかが解る。 とおもう。 --  &new{2013-04-14 (日) 03:01:45};
--日本語の繊細さや「完成度」の高さは、他の言語と比べてみないとわからないと思いますが・・・・・・。でも、漢字、ひらがな、カタカナがあるのは日本語だけですよね。だから、ファンタジー用語を安易にカタカナで翻訳してしまうのは、せっかく日本語を使っているのに、もったいないです。そうじゃない点が、瀬田さんの翻訳が支持される一因でしょうね。 --  &new{2013-04-14 (日) 08:53:02};
-でもそのカタカナを使うことで原作を壊さずに各々の捉え方が出来る利点もあるです。 --  &new{2013-04-15 (月) 19:11:29};
--しかしただの音訳は原作の意図を壊しているといえる。語り手であるホビットにとっての外国語を音訳する、という決まりがある以上は。 --  &new{2013-04-15 (月) 23:13:41};
--カタカナ表記が、原音・原語の意味やニュアンスをより良く保存するとは、一概には言えないものがあります。むしろ、安易に出来合いのカタカナを提示するに留めることは、読者の興味や思考をかえって阻害する結果にもなりえます。いったい現状、どれほどの「音訳カタカナ表記」が深い注意の下に読まれ・扱われているものでしょうか? --  &new{2013-04-16 (火) 01:55:32};
--確かに、カタカナ全部がダメと言うわけではないでしょう。固有名詞などで原文の音を大切にしたい場合は、(比較的)カタカナ表記のほうが向いているはず。漢字、ひらがなと用途によって使い分けるのが良いように思います。 --  &new{2013-04-16 (火) 06:18:33};
--原作者の翻訳方針として、「原文の音」を大切にして欲しいとは言っていません(西方語=英語に関しては)。むしろ逆に「原文の意味」と、その多層的な言語観を重視しています。だからこそ原作者は、その点に重きをおいた瀬田訳を高く評価しているのでしょう。 --  &new{2013-04-19 (金) 17:51:37};
--ホビット自身の目線で使い慣れている語は現地の言葉でっていう方針からすると、固有名詞といえども訳すべきでしょうね。日本の地名でカタカナの住所もありますが、やはり違和感がぬぐえません。でもじゃあホビット村はどうするんだ?という問題は残りますけれども。 --  &new{2013-04-19 (金) 19:37:39};
---ホビットという言葉自体が英語で意味が通じる言葉ではないのでカタカナで良いのでは?ホビット達の名前は翻訳するべきところをあえて音訳のままにしたようですが。 --  &new{2013-04-20 (土) 00:22:32};
---↑の「確かに、カタカナ全部が~」を書いた者です。どうやら私は、「音訳カタカナ表記(ストライダー、スティングなど)」と、「カタカナを使用すること全般」を分けずに、意見を書いてしまったようです。英語の音訳は、原作のニュアンスを損なうので良くない、と私も思います(特にストライダー。ほとんどの日本人には「速足の胡散臭いヤツ」という意図は伝わらないし、ムダに音だけカッコイイ。)。私が言いたかったのは、カタカナ表記一般について、排除すべきではないということです。当たり前すぎることを、言葉足らずで言ってしまったようです。申し訳なかったです。 --  &new{2013-04-20 (土) 08:01:46};
-大まかなイメージではあるが瀬田さんは語り部という感じがする、確かに誤訳はあったが、トールキンの深淵な世界観を多くの人に伝えた功績ははかりしれない。 --  &new{2013-12-21 (土) 21:52:07};