[[指輪の仲間]]

-指輪を捨てる目的の為に集まった彼らですが、指輪が彼らを呼んだ可能性はないでしょうか? --  &new{2011-03-17 (木) 13:33:03};
--指輪(やサウロン)に利することではないので、無関係では --   &new{2011-03-18 (金) 18:18:43};
--そんな長距離な作用はないと思われます。サウロンがドル・グルドゥアを拠点に探していても、あやめ野にある指輪が見つからなかったくらいですから。 --  &new{2011-03-18 (金) 18:49:41};
-本当に The Lord of the Rings はサウロンを意味しているのですか?  自分は一つの指輪のことだと思っていたのですが。 --  &new{2013-01-12 (土) 11:23:19};
--Lordは所持者と言う意味なので指輪の所持者となるのでサウロンを意味していてもおかしくないと思います。原作は指輪物語ですが。 --  &new{2013-01-12 (土) 20:53:30};
---Lord の意味は “支配者” でしょう。指輪所持者の “Ring-bearer” はサウロンではなく、ビルボ/フロド/サムの三人を指している言葉だったはず。それから、「原作」と呼ぶと「原著」と混同しがちなので「邦訳」と呼ぶ方が良いかと。 --  &new{2013-01-13 (日) 11:52:01};
--原作中で「指輪の王(the Lord of the Rings)」は常にサウロンを指す呼称です。ガンダルフは「指輪王とはサウロンのこと」とピピンをたしなめていますし、赤表紙本の元々の原題である「指輪の王の没落と王の帰還(the Downfall of the Lord of the Rings and the Return of the King)」でもサウロンのことです。 --  &new{2013-01-13 (日) 19:12:07};
---つまりは、「指輪物語」は「サウロン物語」だったってこと? --  &new{2013-01-13 (日) 20:30:15};
---自分は一つの指輪のことだと思います。邦訳版『或る伝記』のp.223 (第五章 第2節) には執筆から出版までの経緯が書かれているのですが、トールキンが The Hobbit の続編を The Lord of the Rings と呼ぶようになったのは、「主人公の持つ指輪は全てを統べる指輪である」という設定ができた時です。それまでは「主人公の指輪を火山に棄てる必要がある」や「主人公の指輪も他の指輪もサウロンに造られた」という設定があるにも関わらず『新しいホビット』という物語にすぎなかったのです。 --  &new{2013-01-13 (日) 22:34:37};
---↑言葉が足りなかったので自己レスします。つまり、僕が言いたかったのは「The Lord of the Rings がサウロンを意味しているなら、どうして “死人占い師によって造られた指輪” という設定ができた時にそのタイトルを付けなかったの?」ということです。「“一つの指輪”  という設定ができた時にタイトルを付けたのであれば、The Lord of the Rings は一つの指輪のことであるに違いない」というのが僕の考えです。 --  &new{2013-01-13 (日) 22:41:54};
---サウロンと一つの指輪とで、ダブルミーミングになっている可能性はあります。ただ、英語圏の人にとっては人称である"Lord"を物である指輪に使うのには違和感がある、少なくとも自然に出てくる発想ではないようです。過去にも国内外で議論になっているようですが、そのような発想に至るのはまず日本人だけの模様。 --  &new{2013-01-14 (月) 01:48:17};
---『或る伝記』の記述についてですが、サウロンの設定は一つの指輪に先行して出来上がっていたわけではなく、ビルボの指輪が「全てを統べる一つの指輪」だという設定が出来上がると同時に、死人占い師が「指輪王サウロン」という設定も出来上がった、というのが該当箇所の文意だと思われます。おそらくその設定成立とかなり近い時期に書かれたと思しい章「過去の影」を見ても、そこでは一つの指輪と同じぐらいサウロンの存在が焦点として語られています。「サウロン物語」とまでは言いませんが、しかしサウロンが一つの指輪に負けず劣らず重大な存在であるというのは、確かなことだと思います。 --  &new{2013-01-14 (月) 01:52:39};
---ダブルミーミングと言うとBUMP OF CHICKENみたいですね(笑。なるほど、こんな発想は日本人だけだったのですか。『サウロン物語』と言ったのは自分じゃないですが、サウロンも重大な存在だったんですね。でも、『シルマリルの物語』を読んでからだと、なんだかサウロンが身近に感じてしまい、『指輪物語』におけるラスボスだということを忘れてしまいますね。 --  &new{2013-01-14 (月) 10:00:22};
---『指輪の王』の意味を考えるにあたって、中つ国の自由の民にとってはモルゴス以上の長期にわたって直接的な脅威であり続けたサウロンの最期の物語であることは無視できないことかと --  &new{2013-01-14 (月) 23:20:32};
-原著のタイトルは確実にサウロンを意味していると思います。が、そのサウロンの侵略に堪え忍んで一つの指輪を破壊し、その他19個の指輪を一つの指輪の影響から解き放ったという意味では、フロドやアラゴルンに代表される自由の民も、(サウロン亡き後のという条件付きで)the Lord of the Ringsと呼べるのではないかと感じています。 --  &new{2014-06-15 (日) 03:04:32};