[[ハラド]]

-指輪物語は人種差別な発言が多い、有色人種蔑視だ、と息巻く人々も多いそうですがハッキリ言ってそうです。
指輪物語では、南方人はオークよりも残忍など書かれたり、セオデン王が対決するシーンで白の怒りと黒の怒りがぶつかり白が勝った、なんてヒドイ書き方も。
ただ、トールキン教授が当時の保守的なイギリス人だったという事を忘れてしまっては困ります。
この時代のイギリス人の作家の作品を読むと大抵こんなモンです。有名な推理小説、ブラウン神父シリーズなどカトリック以外の宗教を全て邪教扱いで、黒人に敵意を持っているとしか思えない発言のオンパレードです。ニグ○なんて平気で使いまくりです。
意識のズレと言ってすませる訳にはいきませんが、やはり時代の制約を無視して批難するのは行き過ぎでしょう。
ジブリの方とか。
--そうですよね。必死で否定している方もたまにいますけど。 -- 流那 &new{2007-09-11 (火) 20:27:49};
---ただ、『白』『黒』などは、単に肌の色を指しているのではなく、影=黒いなどの連想から生まれたもので、人種差別とは無関係かもしれません(あくまで私の推測です)。 -- 流那 &new{2007-09-11 (火) 20:30:31};
--一見するとそう見える描写があるのは事実ですが、実際にトールキン教授自身がそのような人種差別的信条を持っていたか、ということにまで踏み込むのであれば、もう少し慎重な考察が必要であると思います。物語として悪役を与えられているからといって、それが単純に作者の信条とイコールであるとは限りませんし、「当時の保守的な英国人」と一括りに評価すること自体も大雑把な類推でしょう。私からすれば、むしろそう見られることを避けようとしたと思しき描写を感じることもあり、人それぞれです。 --  &new{2010-01-22 (金) 17:49:34};
---すいません、長々と持論を展開して大雑把な類推でしょうとか言ってるのに最後には人それぞれとか言われても支離滅裂でわけがわからんのですが?? --  &new{2010-05-10 (月) 19:47:29};
---あと、「当時の保守的な英国人」と一括りに評価すること自体はどう考えたって別に大雑把でも何でもないですよ。むしろ当たり前。 --  &new{2010-05-10 (月) 19:52:14};
---「人それぞれ」だからこそ、一面からの感想ではなく詳細な分析と根拠立てをした上で断ずるべきだ(つまり上記の言説にはそれらが欠けている)、と言いたいわけです。莫大な文中から「ヒドイ書き方」という一方的な部分のみを選択して取り上げ、その観点に反する描写は無視し、残りは一般論に終始しているからです。
一括りな評価に問題があるのは、この場合「それがトールキンに該当するか」という前提がまったくノータッチである点です。他の大勢がそうであったという事は、トールキンもそうであったという根拠にはなりません。それを判断するには、まず「当時の保守的な英国人」なるものの定義を確認し、それをトールキンの実情と照らし合わせ、…といった過程を踏むほかありませんが、そこまでするなら(したなら)、そもそも一般論などを持ちだす必要はないわけです。
以上の理由から、大雑把な類推だと申し上げました。 --  &new{2010-05-11 (火) 13:01:06};
---返信ありがとうございます。自分の下らない理論に付き合ってくれて感謝です。ただ、私が言いたいのはトールキンに該当する可能性は高いということです。トールキンも当然常識というものがあったでしょう。論理的に考えれば、当時の常識的な考えと違ったとは思えません。実際、上記にはこの時代のイギリス人の作家の作品を読むと大抵こんなモンです。と書いていますし。それに、仮にトールキンが人種差別をしていたとしてもそれは問題にはなりえません。昔は魔女狩りの様なことが平気で行われていたのですからね。それに比べればはっきり言って人種差別ごときは問題ではありません。人種差別は今の時代にもごく普通に行われています。今の時代の人間でさえやるようなことをトールキンがやっていたくらいで問題にする人がいるとも思えませんし、それでトールキンの評価が下がるとも思えないです。それに指輪物語は人種差別な発言が多いという人がいるということはそういう描写が決定的にあるということになる。つまり、トールキンが実際にそう書いたのは事実なのですから、否定するのも難しいと思います。この世の中で大切なのは課程ではなく結果、そして重要なのは仮説ではなく事実です。描写そのものがトールキンが人種差別をしていたという証拠になるのです。 --  &new{2010-05-12 (水) 17:01:49};
---「ゴクリは敵役で、登場人物が再三彼に対して露骨な嫌悪の情を示すのだから、トールキンはゴクリを嫌って書いていたに違いない」…などというのが事実ではないことは、作品を通して読んだことのある人間であれば誰にでも明らかでしょう。
全体から特定の部分だけを抜き出して集めれば、それはどのような印象のものにでも「編集」できてしまいます(無意識にそうしたことを行ってしまう場合もあります)。これは「偏りのある標本」などと呼ばれる誤謬・詭弁であり、それは決して作品やましてや作者の全体像ではありません。
それのみ見れば差別的な描写があるのは事実です。しかしそれを作者の差別意図の表れとするのは結論の導き方が誤っているということです。なぜなら、南方人はオークより残忍だなどと書かれる一方で、故郷からムリヤリ戦争に駆り出されたのかと書かれてもおり、東夷が裏切り者の敵として書かれる一方で、忠義を尽くすボールの一族も書かれています。また、高潔な味方として描かれるロヒアリムは、一方でドルアダンを狩猟感覚で迫害していたとも描写されます。
もし本当にトールキンに言われるような差別意識があったのであれば、後者のような描写をするとは考えにくいことでしょう。
最後に、本筋ではないので簡素な指摘にとどめますが、「トールキンも当然常識という…」云々も「差別的発言が多いという人がいるということは…」云々も多数論証の誤謬であって、論理的ではありません。 --  &new{2010-05-13 (木) 19:25:41};
--原作ではムマキル使いはインド系。 さらにアフリカ系と思われる南方人については真っ黒で半分トロルの血をひいた、もしくは半分トロルのようだとの記述だと記憶しています。 東夷についてはドワーフに似た輩とあり対照的ですね。 -- けつ &new{2010-05-12 (水) 18:44:31};
--他の小説も一緒なんだから別にいいなんて考えは都合よすぎだろ。信者的過ぎて気持ち悪いぞ --  &new{2012-01-24 (火) 18:48:42};
-ホビットってなんか東洋系っぽくないですか?(フォローになってない?) --  &new{2007-10-28 (日) 00:43:13};
--ハーフットはサクソン、ストゥアはジュート、ファロハイドはアングルに当たるようですが。 -- ホビット &new{2008-12-29 (月) 13:32:12};
--ホビットは基本的にアングロ=サクソンですよね --  &new{2014-11-10 (月) 07:35:18};
-人種云々の問題はともかく、覆面の下の顔はどう見ても、欧米人でしたね。それはそれで「批判を回避するためだろ」と言われるでしょうが --  &new{2014-10-31 (金) 14:57:59};
--ファラミアがハラドリムの死体見て呟くシーンが有ったけど、欧米人には見えなかったけどなあ。 --  &new{2014-10-31 (金) 17:17:26};
-ハラドにはトロルに劣らない怪力の人間がいるそうですが、モチーフはゴリラかも? --  &new{2014-11-15 (土) 08:46:36};