#author("2017-03-18T20:35:25+09:00","","")
#author("2017-03-31T23:09:30+09:00","","")
* &ruby(くろもん){黒門}; [#e00630fa]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Black Gate|
|~その他の呼び名|モランノン(Morannon)、モルドールの門(Gates of Mordor)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]の''モランノン''の訳。[[サウロン]]によって作られた((資料によっては、黒門はゴンドールによって作られたとするものもあるが、小説内の黒門についての説明文章にある'''断崖から断崖に冥王によって石の塁壁が築かれました'''からすると、[[歯の塔]]はゴンドール人によって作られたが、黒門自体はそれ以前にサウロンによって作られたとするのが妥当と考えられる。))、[[モルドール]]の北の入り口である[[キリス・ゴルゴル(幽霊峠)>キリス・ゴルゴル]]を防衛するための門で、[[ナルホスト]]、[[カルホスト]]という[[歯の塔]]によって守られている。少し北には[[燃えかすの山]]がある。
[[シンダール語]]の''モランノン''の訳。[[サウロン]]によって作られた((資料によっては、黒門はゴンドールによって作られたとするものもあるが、小説内の黒門についての説明文章にある'''断崖から断崖に冥王によって石の塁壁が築かれました'''からすると、[[歯の塔]]はゴンドール人によって作られたが、黒門自体はそれ以前にサウロンによって作られたとするのが妥当と考えられる。))、[[モルドール]]の北の入り口である[[キリス・ゴルゴル(幽霊峠)>キリス・ゴルゴル]]を防衛するための門で、[[ナルホスト]]、[[カルホスト]]という[[歯の塔]]によって守られている。北には[[モランノンの荒廃地]]が広がり、門の手前には[[燃えかすの山]]がある。
[[最後の同盟]]の戦いにおける[[サウロン]]の敗北後は、サウロンのモルドール帰還を防ぐため[[ゴンドール人>ゴンドール]]によって警備されていたが、ゴンドールの国力の衰微によって警備が等閑に付された結果、[[ナズグール]]に奪われる。そして帰還したサウロンにより、モルドールを防衛するための砦とされた。

>[[幽霊峠>キリス・ゴルゴル]]の開口部には断崖から断崖に[[冥王]]によって石の塁壁が築かれました。その塁壁にはただ一つ鉄の門があるだけで、狭間胸壁には歩哨たちが絶えず往き来していました。丘の下はどちらの側も岩をえぐってたくさんの洞穴や小穴が掘られていました。ここには[[オーク]]の大軍がひそんでいて、合図があればいつでも黒蟻が戦いに出るように出撃することができました。サウロンに呼び出された者か、あるいはモランノンすなわちこの黒門を開く秘密の合言葉を知る者でない限り、何人も[[モルドールの歯>歯の塔]]の間を、噛まれずに通り抜けることはできませんでした。((『[[指輪物語]] [[二つの塔]] 下』「三 黒門不通」))

[[指輪戦争]]においては、当初[[フロド・バギンズ]]と[[サムワイズ・ギャムジー]]が(モルドールへ入る方法をこの道以外に知らなかったため)ここをどうにか通り抜けてモルドールに入ろうと考えていた。だが実際にその警備の厳重さを目の当たりにしたことや、[[ゴクリ]]の説得によって、[[キリス・ウンゴル]]のほうに迂回することにする。
その後、[[ガンダルフ]]と[[アラゴルン>アラゴルン二世]]によって率いられた[[ゴンドール]]、[[ローハン]]の軍勢([[レゴラス]]、[[ギムリ]]、[[ペレグリン・トゥック]]も加わっていた)がこの地に進軍し、[[指輪所持者]]フロド・バギンズから[[サウロン]]の目をそらすため、陽動攻撃を仕掛けた([[黒門の戦い]])。

[[一つの指輪]]が破壊されると、[[サウロン]]の力の消滅によって黒門は崩れ落ちた。

*** 画像 [#fe389c40]

&ref(theblackgateclodesbyaranlee.jpg,,25%,アラン・リー作画による黒門); &ref(blackgatebyterashima.jpg,,25%,寺島龍一作画による黒門);

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

&ref(ScreenShot00652.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における黒門);

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)