* &ruby(くろもん){黒門}; [#e00630fa]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Black Gate|
|~その他の呼び名|モランノン(Morannon)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]のモランノンの訳。[[モルドール]]の北の入り口である[[キリス・ゴルゴル(幽霊峠)>キリス・ゴルゴル]]にある門で、[[ナルホスト]]、[[カルホスト]]という[[歯の塔]]によって守られている。
元々は、[[サウロン]]のモルドール帰還を防ぐため[[ゴンドール]]によって警備されていたが、ゴンドールの国力の衰微によって警備がおざなりにされた結果[[指輪の幽鬼]]に奪われ、帰還したサウロンによってモルドールを防衛するための砦とされてしまった。

>幽霊峠の開口部には断崖から断崖に冥王によって石の塁壁が築かれました。その塁壁にはただ一つ鉄の門があるだけで、狭間胸壁には歩哨たちが絶えず往き来していました。丘の下はどちらの側も岩をえぐってたくさんの洞穴や小穴が掘られていました。ここにはオークの大軍がひそんでいて、合図があればいつでも黒蟻が戦いに出るように出撃することができました。サウロンに呼び出された者か、あるいはモランノンすなわちこの黒門を開く秘密の合言葉を知る者でない限り、何人もモルドールの歯の間を、噛まれずに通り抜けることはできませんでした。((『[[指輪物語]] [[二つの塔]] 下』「三 黒門不通」))

[[指輪戦争]]においては、当初[[フロド・バギンズ]]と[[サムワイズ・ギャムジー]]が(モルドールへ入る方法をこの道以外に知らなかったため)ここをどうにか通り抜けてモルドールに入ろうと考えていた。だが実際にその警備の厳重さを目にしたことや、[[ゴクリ]]に説得によって、[[キリス・ウンゴル]]のほうに迂回することにする。
その後、[[ガンダルフ]]と[[アラゴルン>アラゴルン二世]]によって率いられた[[ゴンドール]]、[[ローハン]]の軍勢([[レゴラス]]、[[ギムリ]]、[[ペレグリン・トゥック]]も加わっていた)がこの地に進軍し、[[指輪所持者]]フロド・バギンズから[[サウロン]]の目をそらさせるため、陽動攻撃を仕掛けた。

[[一つの指輪]]が破壊されると、[[サウロン]]の力の消滅によって黒門は崩れ落ちた。

** コメント [#Comment]

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