#author("2019-08-10T17:47:29+09:00","","")
* 道はつづくよ先へ先へと [#i0321565]
** 概要 [#zbf180be]

|~カテゴリー|[[詩・歌]]|
|~スペル|The Road Goes Ever On|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#y52a00af]

[[ビルボ・バギンズ]]が作った詩。

ビルボが初めて作った詩であり、彼が[[最初の冒険>ホビットの冒険]]から帰郷した時に初めて歌われた。
ずっと後、ビルボが[[111歳の誕生日>ビルボの別れの宴]]に[[ホビット庄]]を後にする時に再び歌われる。
[[フロド>フロド・バギンズ]]もまた、[[袋小路屋敷]]を旅立って[[堀窪]]へ向かう道中でこの歌を歌っている。
[[指輪戦争]]の終結後、すっかり年老いてしまったビルボが[[「最後の憩」館]]で歌ったのが最後となった。

その度ごとに内容が異なる四つのバージョンからなる。

*** 邦訳 [#j6fcd712]

:『[[ホビットの冒険]]』|
>道は、はてしなくつづく。
 岩をこえ、木をくぐり、
日の照らしたことのない洞穴のわき、
 海にそそいだことのない流れのそばを。
>冬ふりつもった雪をのりこえ、
 六月の楽しい花野をわたり、
草をふみ、石をしだき、
 月あびる山々の下を、道はつづく。
>道は、はてしなくつづく。
 雲のかげに、星の下に、
とはいえ、遠くさまよった足も、
 ついには、家路にむかうものよ。
>火と剣を見てきた目、
 岩の奥処のおそろしさを見た目も、
とうとう、むかしから見なれていた、
 緑の牧場と木々と山をながめるのだ。((『[[ホビットの冒険]]』「もとの古巣」))

:『[[指輪物語]]』|
>道はつづくよ、先へ先へと、
戸口より出て、遠くへつづく。
道はつづくよ、さらに先へと、
道を辿って、わたしは行こう、
はやる足をふみしめながら、
いつかゆきあう、より広い道へ、
多くの小道と多くの使命が、
そこに落ちあう、より広い道へ。
そこからさきは、わたしは知らぬ。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「待ちに待った誕生祝い」))
<
>道はつづくよ、先へ先へと、
戸口より出て、遠くへつづく。
道はつづくよ、さらに先へと、
道を辿って、わたしはゆこう、
つかれた足をふみしめながら、
いつかゆきあう、より広い道へ、
多くの小道と多くの使命が、
そこに落ちあう、より広い道へ。
そこからさきは、わたしは知らぬ。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「三人寄れば」))
<
>道は続くよ、先へ先へと、
戸口より出て、遠くへ続く。
道は続くよ、さらに先へと、
辿れる者は、辿って行けよ。
新たな旅へ、踏み出して行けよ。
でも私はとうとう足が弱って、
灯ともる宿へ、向かうのさ。
夕べの憩いと眠りを求めて。((『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「数々の別れ」))

*** 原文 [#p06b0df0]

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#j0147cc7]

[[ガンダルフ]]が[[ホビット庄]]へやってきた時に口ずさんでいる。

** コメント [#j7c8fb3e]

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