* &ruby(たにま){谷間};の&ruby(くに){国}; [#ucea5816]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Dale|
|~異訳|谷間の町、&ruby(たに){渓谷};の町、デール、谷|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[はなれ山]]の南麓にある[[人間]]の国。[[北方の自由の民]]の一派の人々が、はなれ山の[[ドワーフ]]たちの[[山の下の王国>エレボール#kingdom]]の繁栄に引きつけられて南から[[早瀬川]]をさかのぼって定住したのが始まりであるという。
この国の人々は[[ツグミ]]の言葉を解し、[[エスガロス]]を始めとした他の土地からの知らせを遣り取りするのに用いていたといい、[[バルド]]など谷間の国の人々の末裔にもこの能力は伝えられた。
谷間の国は[[はなれ山]]の[[ドワーフ]]たちとの交易によって非常に栄えたが、[[第三紀]]2770年に[[スマウグ]]が[[はなれ山]]にやってくると谷間の国も襲撃を受けて荒廃し、当時の領主[[ギリオン]]は殺された。ギリオンの妻と子供を始めとした生き残りの人々は、[[早瀬川]]を下って[[たての湖]]の[[エスガロス]]に逃れた。

2941年、スマウグがギリオンの子孫[[バルド]]によって討ち取られた後、バルドの一族がはなれ山の麓に谷間の国を再建して、各地から人が集まるようになる。彼らは、同時に再建されたドワーフの[[山の下の王国>エレボール#kingdom]]と同盟を結んで、共に栄えた。
3019年の[[指輪戦争]]では、[[東夷]]達が大挙して来襲し戦火に飲み込まれる。この戦いでバルドの孫である[[ブランド]]王が戦死するが、谷間の国の人間はドワーフと共に戦って、はなれ山のドワーフの要塞の中に逃げ込み籠城。やがて、南方から[[サウロン]]と[[モルドール]]の敗北の知らせが来ると彼らは打って出て、動揺した東夷を撃退することに成功した。
谷間の国の新たな王には、ブランドの息子[[バルド二世]]が即位する。その後谷間の国は[[ゴンドール]]の同盟国としてその庇護下に置かれた。

** コメント [#Comment]

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