* 第四紀 [#v386e98c]
** 概要 [#i7c1a5a0]

|~カテゴリー|[[年表]]|
|~スペル|The Fourth Age|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#k8fc0fdf]

[[中つ国]]の歴史で、[[力の指輪]]が去ってからの時代。[[人間]]の時代。
[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]によると、我々の現代より約6000-8000年前が『[[指輪物語]]』の時代、つまりその頃に第四紀が始まる。現代は第五紀か第六紀に相当するということである。

** [[年表]] [#a126a35c]

[[第三紀]]3021年より続く。

|RIGHT:1(1422)((括弧内は[[ホビット庄暦]]))|[[ホビット庄]]の暦では、この年の始まりと共に[[第四紀]]に入る。ただし[[ホビット庄暦]]の年数はそのまま継続する。|
|RIGHT:6(1427)|[[小足家のウィル]]、[[庄長]]職を辞任する。[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]、[[ホビット庄]][[庄長]]に選出される。[[ペレグリン・トゥック]]、ロング・クリーヴ家のダイアモンドと結婚する。[[エレスサール王>アラゴルン二世]]、勅令を発して、[[人間]]が[[ホビット庄]]に入るを差し止める。王は[[ホビット庄]]を、[[北方王国]]保護下にある自由地とする。|
|RIGHT:9(1430)|[[ペレグリン>ペレグリン・トゥック]]の息子[[ファラミア・トゥック]]生まれる。|
|RIGHT:10(1431)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]の娘[[&ruby(ゴルディロックス){金捲毛};>金捲毛]]生まれる。|
|RIGHT:11(1432)|「偉丈夫」と称せられた[[メリアドク>メリアドク・ブランディバック]]、[[バック郷]]の[[館主]]となる。[[エオメル]]王ならびに[[イシリアン]]の奥方[[エオウィン]]から、見事な祝いの品々が送られる。|
|RIGHT:13(1434)|[[ペレグリン>ペレグリン・トゥック]]、[[トゥック一族>ペレグリン・トゥック#je4953c8]]の家長となり、[[セイン]]となる。[[エレスサール王>アラゴルン二世]]、[[セイン]]、[[館主]]、並びに[[庄長]]を[[北方王国]]の顧問官とす。|
|RIGHT:15(1436)|[[エレスサール王>アラゴルン二世]]、[[北方王国]]に行幸、[[イヴンディム]]湖のほとりに滞留する。王、[[ブランディワイン橋]]に行幸、友人方と挨拶する。王、[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿に[[ドゥーネダインの星]]を与えられる。[[エラノール]]、[[アルウェン]]王妃付き侍女となる。|
|RIGHT:20(1441)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿、三度[[庄長]]となる。|
|RIGHT:21(1442)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿とその妻及び[[エラノール]]、[[ゴンドール]]に赴き、かの地に一年滞在する。トルマン・コトン殿、[[庄長]]代理を勤める。|
|RIGHT:27(1448)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿、四度[[庄長]]となる。|
|RIGHT:30(1451)|美しの[[エラノール]]、向が丘連丘緑樫のファストレッドに嫁す。|
|RIGHT:31(1452)|向が丘連丘から[[塔山丘陵]]([[エミン・ベライド]])に至る西境は、王の贈与によって[[ホビット庄]]に加えられる。多数の[[ホビット]]がこの地に移住する。|
|RIGHT:33(1454)|ファストレッドと[[エラノール]]の息子、髪吉[[エルフ]]スタン生まれる。|
|RIGHT:34(1455)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿、五度[[庄長]]となる。|
|RIGHT:41(1462)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿、六度[[庄長]]となる。[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿の願いにより、[[セイン]]、ファストレッドを西境の区長に任ずる。ファストレッドと[[エラノール]]、[[塔山丘陵]]の塔の下に居を定める。この地に彼らの子孫、塔の下の髪吉一族、子々孫々に至るまで居住する。|
|RIGHT:42(1463)|[[ファラミア・トゥック]]、[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]の娘[[&ruby(ゴルディロックス){金捲毛};>金捲毛]]を娶る。|
|RIGHT:48(1469)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿これを最後に七度[[庄長]]となる。55(1476)年、任期の終わる時は、96歳。|
|RIGHT:61(1482)|[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿の妻ローズ夫人、夏至の日に死ぬ。9月22日、[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]殿、袋小路から馬を進め、[[塔山丘陵]]に来て、最後は[[エラノール]]に見送られる。その[[髪吉家]]に伝えられる[[赤表紙本]]は、この時彼が[[エラノール]]に与えたものである。髪吉一族の間に[[エラノール]]から伝えられたいい伝えによると、[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]は[[塔山丘陵]]を過ぎて、[[灰色港]]に赴き、最後に残った[[指輪所持者]]として、海を渡って去ったという。|
|RIGHT:63(1484)|この年の春、[[ローハン]]から[[バック郷]]に伝言があって、[[エオメル]]王、いま一度[[ホルドヴィネ]]殿に会いたい由。この時[[メリアドク>メリアドク・ブランディバック]]すでに老齢(102歳)だが、いまだ矍鑠としていて、友の[[セイン]]と相談の後、二人は直ちに各自の財産、職務をめいめいの息子に譲り、馬で[[サルンの浅瀬]]を渡って去ったまま、二人の姿はその後再び[[ホビット庄]]に見られない。後の噂では、[[メリアドク>メリアドク・ブランディバック]]殿は[[エドラス]]に来て、その年の秋[[エオメル]]の薨ずるまで、彼と共におり、その後、[[メリアドク>メリアドク・ブランディバック]]殿と[[セイン]]・[[ペレグリン>ペレグリン・トゥック]]殿は、[[ゴンドール]]に赴き、短き余生をこの国で過ごしたすえ、遂にみまかって、[[ゴンドール]]の高貴な死者と共に、[[ラス・ディネン]]に葬られたという。|
|RIGHT:120(1541)|この年の3月1日、[[エレスサール王>アラゴルン二世]]遂に崩御される。[[メリアドク>メリアドク・ブランディバック]]と[[ペレグリン>ペレグリン・トゥック]]の棺台は、この偉大なる王の傍らに並べ置かれたと伝えられる。この後、[[レゴラス]]、[[イシリアン]]で灰色の船を建造し、[[アンドゥイン]]を下って、海を渡った。彼と共に、[[ドワーフ]]の[[ギムリ]]も行ったという。この船が去った時、[[中つ国]]では、[[指輪の仲間]]は跡を絶った。|

** コメント [#e900fe55]

- よく考えてみると、「旅の仲間」のうち故郷?で最期を迎えることができたのは、ゴンドールを広く取ればボロミア二世と、ガンダルフ?だけじゃないでしょうか。ほかの人は生まれ育ったところでは永久の眠りにつけなかったようですね。ボロミア二世を除けばおおむね幸せな最期だったようですが。 -- カイト
- 第一巻の冒頭に赤表紙本の写本が第四紀172年(ホビット庄暦1592年)に完成したという記述があるようですが。 -- roa
- 記憶では、映画では戴冠式の後に「こうして第三紀は終わり、第四紀がはじまった」というナレーションが入るんですが…何故? -- すずめ
- ↑追補編の記述では『第三紀は3021年9月にエルフの三つの指輪が去った時に終わったと考えられたが、ゴンドールでは記録の便宜上、第四紀第1年は3021年3月25日に始まっている』となっています。なのであの映画のナレーションはゴンドールの暦で言ったものではないでしょうか? -- ゆう
- アラゴルンも一応故郷で眠りに付いたろ -- あ &new{2007-06-12 (火) 12:08:19};
- アラゴルンは北方(アルノール)の生まれのはずなので、「故郷で眠りについた」とは言えません --  &new{2007-10-29 (月) 16:05:17};
- ↑確かにアラゴルンはアルノール生まれですけど、第四紀になってゴンドールとアルノールは統一王国になったので広い意味では「故郷で眠りについた」というのは間違いではないと思いますが。 -- エグゼクター &new{2007-10-29 (月) 17:28:57};
- 自分でもアルウェン王妃に告げているとおり、彼は「最後のヌーメノール人」。すべてのドゥーネダインにとって故郷とはヌーメノール以外にはない!というのは極論ですが、アラゴルンも北と南のどちらに愛着があるかはむずかしいとこでしょうね。 -- 粥村在住 &new{2007-10-31 (水) 18:23:08};
- 思うんだけどなぜ指輪の仲間のボロミアは執政になってないのに二世なんだろう?あと、ファラミア一世っていないよね。オンドヘアの息子のことかな?でもあの人は執政家じゃないし・・・。ついでに、現代は第七紀にあたるという説もある。第六紀は第二次世界大戦の終結と共に終わったらしい。 -- ホビット &new{2008-11-09 (日) 15:56:19};
- 皇帝になっていないにもかかわらず、ナポレオンの息子はナポレオン二世、まったく爵位と関係のないルパン三世もやっぱり三世。 --  &new{2008-11-10 (月) 17:35:11};
- 何世というのは一族のなかで「何番目の誰」というだけの意味  特別な位とかではない --  &new{2008-11-10 (月) 19:42:41};

#comment