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* 石足族 [#u7c04f0b]
** 概要 [#b6e7347d]

|~カテゴリー|[[種族]]|
|~スペル|Stonefoots|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#l7eeb8da]

『[[The Peoples of Middle-earth]]』に記載されている[[ドワーフ]]七氏族の一つ。その父祖は同じドワーフの氏族である[[黒巻毛族]]の父祖とともに、東方の地で目覚めたという。

[[第三紀]]2790年に[[ドゥリン一族]]の王[[スロール]]が殺され、その死体が辱められた時、全ドワーフがその仕打ちに怒り、[[スライン二世]]の下に軍勢が集結したとあり、石足族もスライン二世の要請に応じて[[ドワーフとオークの戦争>ナンドゥヒリオンの合戦]]に加勢したようである。

** 派生作品における設定 [#y1a52280]

***『[[Iron Crown Enterprises]]』の設定 [#v7decc20]

:歴史|[[オロカルニ]]に住んでおり、始祖の名をとって「マーリンの一族」(Malin's folk)と呼ばれている他、「宝石のドワーフ」(Jewel-Dwarves)、「赤いドワーフ」(Red Dwarves)とも呼ばれている。黎明期に東方に飛来した[[竜]]によって、目覚めの地であるthe great North-Hallを追われた後、より南方の地ルーリーク(Ruuriik)にある山アクズダ(Akhuzdah)に大都市カザド=マドゥール(Khazad-Madûr)を築き、後に地上にもカララズーム(the Khalarazûm)という都市を築いた。その後、ルーリークの地に別の[[ドワーフ]]の氏族が現れた際には居住地やそれに伴う利益の分与を巡り二氏族間で対立があった他、[[人間]]の氏族とも争いを経験している。ルーリークの開拓から453年後、[[第二紀]]1157年に[[バルログ]]の一人であるムアール(Muar)が北方より現れてルーリークを征服した。その支配は、2742年にフーラ7世(Fulla VII)によってムアールが退治されるまで続いた。
:文化|主に大理石等を用いた彫刻に特化しており、優れた商人としても知られていた。[[赤の山脈>オロカルニ]]から取れる顔料で髪や肌を赤く染めていたことから赤いドワーフの異名が付いた。

***『[[The Lord of the Rings Roleplaying Game]]』の設定 [#g450eb5e]

「ヴィグディスの一族」(Folk of Vigdís)と呼ばれている。中つ国の極東地域に強大な要塞を築いている。
石足族という名称は直接は登場しないが、身体的特徴が名称に合致する氏族について言及されている。


:歴史|始祖の名をとって「マーリンの一族」(Malin's folk)ないしは「ヴィグディスの一族」(Folk of Vigdís)と呼ばれている。中つ国の極東地域に強大な要塞を築いている。他の氏族がいずれも[[竜]]の侵略など、何らかの理由で元の住処を追われた歴史を経験しているのに対し、ヴィグディスの民は本拠地であるバラズ=ラギル(Baraz-ragil)を築いて以降、外敵からの侵略に耐え、一貫してその地に住み続けてきた。第三紀の中頃には、東方を訪れた[[サルマン]]の協力を得て、[[サウロン]]やその配下の勢力の脅威に対抗するための技術や知恵を授けられた。この頃のサルマンはまだ堕落していなかったものの、ヴィグディスの民を冥王の勢力が東方に拡大するのを防ぐための防波堤として利用しようと考えていた。結果としてヴィグディスの一族はその役割を果たし、多くの種族や領域が[[モルドール]]の陣営に組み込まれる中で、自領の独立を守り続けた他、[[黒巻毛族]]の同胞をはじめとする抵抗勢力への協力者としての役割も果たした。
:外見|[[赤の山脈>オロカルニ]]から取れる顔料で髪や肌を赤く染めていたことから「赤いドワーフ」(Red Dwarves)の異名が付いた。
:文化|全氏族の中で最も風変わりで謎めいている。非常に内向的で、その頑なさから石足や鉄の心などと呼ばれた。多くのドワーフが攻撃的なのに対し、守りに徹する姿勢に特化しており、大半の期間を通じて[[エルフ]]にも[[冥王]]にも与しない中立的な姿勢を保ってきた。

** コメント [#kf2496ee]

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