* &ruby(さんこうどう){燦光洞}; [#l4fff527]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Glittering Caves|
|~その他の呼び名|アグラロンド(Aglarond)、グレームシュラフ(Glǣmscrafu)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]では''アグラロンド''、[[ローハン語]]では「輝きの洞窟」(caves of radiance)の意のグレームシュラフと呼ばれる。[[ヘルム峡谷]]の[[角笛城]]の防壁背後にある洞窟。[[エオメル]]によると、洞窟から丘陵地帯へと出る秘密の道もあるという。

[[指輪戦争]]時には[[角笛城の合戦]]の直前、[[ローハン]]の[[西谷]]の女子供の多数が避難した。角笛城の合戦では、敵に角笛城の防壁を爆破されて峡谷内に進入された[[ロヒアリム]]は分断され、角笛城内部と燦光洞へそれぞれ撤退せざるを得なくなった。劇中では、[[エオメル]]、[[ギムリ]]、[[ギャムリング]]らが燦光洞に撤退して、さらに防戦を行っていることが触れられている。

元来[[ロヒアリム]]はこの洞窟を、ヘルム峡谷での戦いのための物資備蓄と避難用に使用していただけであった。だが角笛城の合戦で、偶然ここに避難して燦光洞の内部を見た[[ギムリ]]は、その美しさにすっかり魅せられ、燦光洞について[[レゴラス]]に熱く語る。そしてついには、洞窟に入ることにあまり気乗りしなかったレゴラスも共に、戦いが終わったら燦光洞へと旅することを納得させた(その条件として、代わりに[[ファンゴルン]]にも共に行くことをレゴラスは提示している)。

>「広大な大広間がいくつもいくつもあって、それがリンリンと鈴のような音を立てて滴り落ち池となる、尽きることのない水の音楽に充たされているんだ。… そしてね、レゴラス、炬火に火が点され、人々がこだまする円天井の下の砂の床を歩くだろう、ああ! するとね、レゴラス、宝石や水晶や貴金属の鉱脈が磨かれた壁面に現われてぴかぴか光るのだ。それから襞のある大理石を透かして明かりが燃えるのだ。 … 槍があり旗があり、吊下げられた宮殿の尖塔がある! 静まりかえった湖がそれを映してるんだ。ちらちらと光を放つ世界が透明なガラスでおおわれた暗い池から上を見てるんだ。町また町。ドゥリンがその眠りにおいてすらほとんど想像もできなかったような町が大通りを通り、柱で支えた中庭を通り、どこまでも続き、しまいにどんな光も届かぬ暗い奥のくぼみに終わる。 … ((『[[指輪物語]] [[二つの塔]] 上』「八 アイゼンガルドへの道」 [[ギムリ]]が語る燦光洞の様子の一部))

[[指輪戦争]]後、ギムリは[[はなれ山]]の[[ドワーフ]]の民の一部を連れてこの地に移住し、領主となった。

*** 画像 [#r8b748ba]

&ref(ScreenShot00651.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における燦光洞入り口); &ref(ScreenShot00652.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における燦光洞内部);

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

原作では、[[角笛城]]から少し離れた場所に存在しているが、『[[ロード・オブ・ザ・リング]] [[二つの塔]]』では[[角笛城]]のすぐ背後に位置関係が変更されている。
[[エドラス]]の非戦闘員は、[[馬鍬砦]]ではなくここに待避した姿が劇中で描かれており、鍾乳石とおぼしきものがきらきらと輝いているのがわかる。

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)