#author("2016-05-12T08:29:21+09:00","","")
* &ruby(はいいろさんみゃく){灰色山脈}; [#l29c3cc0]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Grey Mountains|
|~異訳|たそがれ山連山、たそがれ山の山脈|
|~その他の呼び名|エレド・ミスリン(Ered Mithrin)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]''エレド・ミスリン''の訳([[灰の山脈(エレド・リスイ)>エレド・リスイ]]とは別の山脈)。[[ロヴァニオン]]の北限をなし、[[霧ふり山脈]]から[[はなれ山]]北方にかけ東西に伸びる山脈。東側は二股に分かれており、その間は[[ヒースのかれ野]]になっている。山脈からは、[[森の川]]が南の[[闇の森]]に向かって流れている。また[[グレイリン]]が流れ出し、[[アンドゥイン]]へと合流している。

この山脈は鉱物資源に富み、特に[[第三紀]]2210年に[[トーリン一世]]が[[はなれ山]]より移住してからは、[[長鬚族]]の[[ドワーフ]]の本拠地となった。だがこの地は[[龍]]の襲撃を何度か受けており、[[スカサ]]もそのうちの一匹だったが、スカサは[[エオセオド]]の[[フラム]]に退治された。(([[スカサ]]の襲撃と死がいつなのかははっきりしないが、[[フラム]]の父[[フルムガール]]が自らの民[[エオセオド]]を北方へと率いてきたのが1977年という年表の記述を考えると、スカサがフラムに退治されたのは2000年前後と思われる。))
その後2589年には[[冷血竜]]に襲撃され、当時の王[[ダイン一世]]とその次男[[フロール]]らは死に、ダインの長男[[スロール]]とダインの弟[[ボーリン]]らは[[エレボール]]へ、ダインの三男[[グロール]]らは[[くろがね連山]]へと、各地に散ることになった。
[[スマウグ]]も2770年に、灰色山脈の方面から[[はなれ山]]へと飛来している。

『[[ホビットの冒険]]』中のガンダルフのセリフによると、この地の麓には[[ゴブリン]]やホブゴブリン、[[オーク]]がいるという。

***ハラドの灰色山脈 [#gd4ab711]

『[[The Shaping of Middle-Earth]]』に収録されている、[[灯火の時代]]から[[二つの木の時代]]にかけての[[アルダ]]の地図には、[[中つ国]]の南東部([[ハラド]]の西岸付近)に同名の山脈があるのが確認できる。その後この山脈がどうなったのかは資料がなく不明。(『[[「中つ国」歴史地図>「中つ国」歴史地図 トールキン世界のすべて]]』では[[第二紀]]以降も、[[ウンバール]]の南部から始まって、ハラドの西海岸に沿うように連なっているとしている)

** コメント [#Comment]

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