#author("2019-08-06T21:42:20+09:00","","")
#author("2019-12-30T18:22:32+09:00;2019-08-11T03:09:49+09:00","","")
* &ruby(ししゃ){死者};の&ruby(ぬまち){沼地}; [#m7d6ed23]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Dead Marshes|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[エミン・ムイル]]の南と東に広がる湿地帯。通行は極めて困難になっており、不用意に迷い込むとそのまま沼の中に沈んでしまう。
[[第三紀]]には[[ダゴルラド]]の方向に次第に沼地が広がって行き、[[最後の同盟]]の[[ダゴルラド]]の戦いで死んだ[[人間]]、[[エルフ]]、[[オーク]]の墓地を飲み込んでいった。また第三紀1944年、[[エアルニル二世]]によってこの沼地に追い込まれた[[馬車族]]の多数が死んだ。その結果、この沼地は亡霊と人魂がさまよう場所となった。

[[モルドール]]から釈放された[[ゴクリ]]は、この地で[[アラゴルン二世]]に捕らえられた。
後にモルドールへ向かう[[フロド・バギンズ]]と[[サムワイズ・ギャムジー]]は、ゴクリの案内でこの沼地を通り抜けた。

*** 死者の顔の湖 (Mere of Dead Faces) [#z7b7abc4]

死者の沼地の只中にある、''死人の蝋燭''(Candles of corpses)((「人魂」の訳語もあり))と呼ばれる小さな青白い光が出現する湖。光が灯っている時に照らされた湖面を覗くと、水中に死者たちが見える。

>一瞬眼下の水は汚れたガラスをはめた窓のように見えました。[[かれ>サム]]はそのガラス越しにじっとのぞき込みました。もぎ取るように両手を泥沼の中から引っぱり出すと、かれは叫び声をあげて後ろに跳びのきました。「死んだものがある、水の中に死人の顔がある。」恐ろしそうにかれはいいました。「死人の顔、顔、顔だ!」
ゴクリは声をあげて笑いました。「死者の沼地、そうよ、そうだよ。これが名前だよ。」かれはけたたましく笑いながらいいました。「死人の蝋燭がついてる時はのぞいちゃいけないよ。」((『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』「沼渡り」))

[[ゴクリ]]の案内で沼地を縦断していた[[フロド>フロド・バギンズ]]と[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]は、この湖で銀髪の[[エルフ]]、[[人間]]、[[オーク]]の死者たちの顔を見た。ゴクリによると彼らは[[最後の同盟]]の[[ダゴルラド]]の戦いでの戦死者であり、ただ見えるだけで触れることはできない幻影のようなものであるという。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における死者の沼地 [#s566a05c]

この地でのフロド、サム、ゴクリの冒険を追体験するセッションプレイがある。

&ref(ScreenShot00444.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における死者の沼地); &ref(ScreenShot00445.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における死者の沼地);

** コメント [#Comment]

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