#author("2020-01-25T21:51:22+09:00;2020-01-25T01:16:12+09:00","","")
* &ruby(ひいらぎ){柊}; [#u3c6caf6]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[植物]]|
|~スペル|holly|
|~異訳|ひいらぎ|
|~その他の呼び名|エレグ(ereg)|

** 解説 [#Explanation]

棘のある葉を持ち、赤い実をつける樹木。[[シンダール語]]での名は''エレグ''であり、[[レギオン]]と[[エレギオン]]の名に要素として含まれる。

柊が生えている有名な場所としては、&ruby(ひいらぎごう){柊郷};こと[[エレギオン]]が挙げられる。エレギオンからの道が繋がっていた[[モリアの西門>モリアの壁]]の前には柊の木が植えられ、門の左右には特に大きな二本の柊があった。
>[[旅人たち>指輪の仲間]]は頂に&ruby(ひいらぎ){柊};の古木が群生する低い尾根に出ました。木々の灰色がかった緑色の幹はまるで山の石そのものでできているように見えました。上る[[太陽]]の光を受けて、その葉は&ruby(ふかみどり){深緑};に輝き、その実は赤々と照り映えました。((『[[旅の仲間>指輪物語/旅の仲間]]』「指輪、南へいく」[[エレギオン]]の国境付近の描写))

*** 柊(ilex) [#f27cb6e7]

『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』では[[イシリアン]]に'''ilex'''という樹木が生えていたことが言及され、日本語訳ではこの語も「柊」と訳される。
'''ilex'''はラテン語でセイヨウヒイラギガシ(holm oak)のことだが、分類学ではモチノキ属のことであり、作中に登場する柊と思われるセイヨウヒイラギ(common holly)もモチノキ属に含まれる。
『[[The Lord of the Rings A Reader's Companion]]』ではイシリアンに生えていた「柊の大木(Great ilexes)」に関し、セイヨウヒイラギよりセイヨウヒイラギガシの方が大きく育つことや、イシリアンにセイヨウヒイラギガシの大木(a large holm-oak)((日本語訳は「[[うばめがし>樫]]の大木」))が生えていたことを指摘している。

** コメント [#Comment]

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