#author("2019-12-15T15:31:56+09:00","","")
#author("2022-10-20T11:57:15+09:00;2021-07-21T12:30:15+09:00","","")
* &ruby(あんこくじだい){暗黒時代}; [#b05b1516]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[歴史・事件]]|
|~スペル|Dark Years, Dark Days|
|~その他の呼び名|黒の時代(Black Years)、遁走の時代(Days of Flight)|

** 解説 [#Explanation]

[[中つ国]]を[[冥王]]が支配した時代。

[[第一紀]]においては、[[ニアナイス・アルノイディアド]]以後、[[モルゴス]]が[[ベレリアンド]]を支配した時代を指す。この間に[[ナルゴスロンド]]、[[ドリアス]]、[[ゴンドリン]]が滅亡した。
[[第一紀]]においては、[[ニルナエス・アルノエディアド]]以後、[[モルゴス]]が[[ベレリアンド]]を支配した時代を指す。この間に[[ナルゴスロンド]]、[[ドリアス]]、[[ゴンドリン]]が滅亡した。

[[第二紀]]においては、[[一つの指輪]]をはめた[[サウロン]]がほとんどの[[力の指輪]]を奪い、中つ国の大部分を支配していた時代を指す。サウロンの影から逃れるため、多くの[[エルフ]]が[[アマン]]へ船出して中つ国を去ったため「遁走の時代」とも呼ばれる。サウロンが[[最後の同盟]]に敗れて一つの指輪を失ったことで終わる。

>[[かれ>サウロン]]の影が世界中に広がってゆくのを認めた者は、かれを[[&ruby(めいおう){冥王};>冥王]]と呼び、大敵と名づけた。そしてかれは、地上にあるいは地下に残っているモルゴス時代の邪悪な者たちをすべて傘下に集め、[[オーク]]共はかれの指図に従い、その数は&ruby(はえ){蝿};の如く&ruby(ふ){殖};えた。かくて黒の時代は始まった。[[エルフ]]たちはこれを&ruby(とんそう){遁走};の時代と呼んでいる。((『[[シルマリルの物語]]』「力の指輪と第三紀のこと」))
>[[かれ>サウロン]]の影が世界中に広がってゆくのを認めた者は、かれを[[冥王]]と呼び、大敵と名づけた。そしてかれは、地上にあるいは地下に残っているモルゴス時代の邪悪な者たちをすべて傘下に集め、[[オーク]]共はかれの指図に従い、その数は蝿の如く殖えた。かくて黒の時代は始まった。[[エルフ]]たちはこれを遁走の時代と呼んでいる。((『[[シルマリルの物語]]』「力の指輪と第三紀のこと」))

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