* 追補編 [#hc61d806]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[関連物]]|
|~スペル|APPENDICES|

** 解説 [#Explanation]

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『[[指輪物語]]』最終巻末に掲載されている、[[アルノール]]、[[ゴンドール]]、[[ローハン]]、[[ドワーフ]]の王国の歴史、[[アルウェン]]と[[アラゴルン]]の物語、[[指輪の仲間]]のその後、年表、[[エルフ語]]筆記・発音に関しての資料、索引などが掲載された資料集。

日本語[[新版]]『指輪物語』文庫版では省略されていた。だがかなり遅れて2003年12月に独立して発売された。
日本語新版『指輪物語』愛蔵版(A5版)では一冊に独立している。
日本語新版『指輪物語』カラー愛蔵版では『[[王の帰還]]』巻末に収録されている。

日本語[[旧版]]『指輪物語』は文庫版、ハードカバー版共に掲載されているが、索引のほかエルフ語など各言語についての註などが省略されている。

*** 目次 [#w8e50a4f]

- A 王たち、統治者たちの年代記 (ANNALS OF THE KINGS AND RULERS)
-- I [[ヌメノール>ヌーメノール]]の王たち (The Númenorean Kings)
--- (イ) ヌメノール (Númenor)
--- (ロ) [[亡国の民の王国]] (The Realms In Exile)
--- (ハ) [[エリアドール]]、[[アルノール]]、そして[[イシルドゥア]]の後継者たち (Eriador, Arnor, and The Heirs Of Isildur)
--- (ニ) [[ゴンドール]]、また[[アナリオン>アナーリオン]]の後継者たち (Gondor and The Heirs Of Anñrion)
--- (ホ) [[アラゴルンとアルウェンの物語]](その一部) (Here Follows a Part of The Tale of Aragorn and Arwen)
-- II [[エオル>エオル(レオドの息子)]]王家 (THE HOUSE  OF EORL)
-- III [[ドゥリン]]の一族 (DURIN'S FOLK)
- B 代々の物語(西方諸国年代記) (THE TALE OF YEARS (CHRONOLOGY OF THE WESTLANDS))
-- [[第二紀]] (The Second Age)
-- [[第三紀]] (The Third Age)
--- (1) [[大いなる年]]の年表
--- (2) [[バラド=ドゥア>バラド=ドゥーア]]の崩壊より第三紀の終わりにいたるまでの主要事項の年表
--- (3) 指輪の仲間に関するその後の出来事
--- (3) [[指輪の仲間]]に関するその後の出来事
- C [[ホビット]]家系表 (FAMILY TREES)
- D [[ホビット庄暦]](永年使用)((旧版では一部が省略されている)) (CALENDARS)
- '''E 書き方、綴り方''' (WRITING AND SPELLING)
-- '''I 単語及び固有名詞の発音''' (Pronunciation of Words and Names)
-- '''II 書記法''' (Writing)
--- '''(i) [[フェアノール文字]]'''
--- '''(ii) [[キアス]](CIRTH)'''
- '''F'''
-- '''I 第三紀の諸言語と諸種族''' (The Languages and Peoples of The Third Age)
--- '''エルフのことば'''
--- '''人間のことば'''
---  '''ホビットのことば'''
--- '''そのほかの種族のこと'''
-- '''II 翻訳について''' (On Translation)
--- '''三つの名前についての注'''
-- 著者ことわりがき((原語(英語)版ではこの文章は、1966年の英語新版出版時に本の冒頭に付け加えられたものだが、日本語版では最後に移されている))
-- '''邦訳新版あとがき'''
-- '''文庫版あとがき((文庫版の追補編のみにあり))'''
-- '''固有名詞便覧'''

'''斜体部分'''は旧版では省略されている。
'''斜体部分'''は[[旧版]]では省略されている。

** 執筆背景 [#background]

[[トールキン]]は当初、『[[ホビットの冒険の続編(指輪物語)>指輪物語]]』と『[[シルマリルの物語]]』を同時出版することを希望していたが、出版社の意向やトールキン自身の遅筆のために実現しなかった。だが結果的に、完成した『[[指輪物語]]』は先行して書き進められていた『シルマリルの物語』と強い関連性を持つ作品となり、トールキンはあらためて『シルマリルの物語』の完成と出版を期するようになる。
またこの一方で、トールキンは『[[ホビットの冒険]]』が出版され好評を博した当初から、作品に登場する[[ホビット]]族や、彼らが暮らす[[中つ国]]の歴史・文化・自然科学についてより多くを知りたいと願うファンからの手紙をたびたび受け取っていた。

こうした二つの互いに関連する要請に暫定的に応えるために、出版の目途の立たない『シルマリルの物語』に代わって、そこからの極度に要約された抜粋から成るものとして「追補編」が編まれた。

** コメント [#Comment]

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