* 追補編 [#hc61d806]
** 概要 [#v5525483]
#author("2024-01-27T00:08:32+09:00;2023-05-29T22:20:32+09:00","","")
* &ruby(ついほへん){追補編}; [#hc61d806]
#navi(指輪物語)
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|関連物|
|~スペル|APPENDICES|
|~カテゴリー|[[書籍・資料等]]|
|~スペル|Appendices|

** 解説 [#r8b73766]
** 解説 [#Explanation]

#amazon(4566023605)
#amazon(4566023737)
#amazon(4566023958,right)
#amazon(4566023605,right)

『[[指輪物語]]』最終巻末に掲載されている、[[アルノール]]、[[ゴンドール]]、[[ローハン]]、[[ドワーフ]]の王国の歴史、[[アルウェン]]と[[アラゴルン]]の物語、[[指輪の仲間]]のその後、年表、[[エルフ語]]筆記・発音に関しての資料、索引などが掲載された資料集。
『[[指輪物語]]』最終巻末に収録されている、[[中つ国]]の歴史や言語等に関する資料集。

日本語[[新版]]『指輪物語』文庫版では省略されていた。だがかなり遅れて2003年12月に独立して発売された。
日本語[[新版]]『指輪物語』文庫版では省略されていた。だがかなり遅れて2003年12月に独立して発売された。その後最新訳に改定された版が2023年5月に発売。
日本語新版『指輪物語』愛蔵版(A5版)では一冊に独立している。
日本語新版『指輪物語』カラー愛蔵版では『[[王の帰還]]』巻末に収録されている。
日本語新版『指輪物語』カラー愛蔵版では『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』巻末に収録されている。
[[電子書籍版]]はApple Booksで先行発売されており、Kindleその他の電子書籍ストアでは2023年5月に最新訳文庫版と同時に発売。

日本語[[旧版]]『指輪物語』は文庫版、ハードカバー版共に掲載されているが、索引のほかエルフ語など各言語についての註などが省略されている。
日本語[[旧版]]『指輪物語』は文庫版、ハードカバー版共に収録されていたが、エルフ語など各言語についての註などが省略されている。

*** 目次 [#w8e50a4f]

- A 王たち、統治者たちの年代記
-- I [[ヌメノール>ヌーメノール]]の王たち
--- (イ) ヌメノール
--- (ロ) 亡国の民の王国
--- (ハ) [[エリアドール]]、[[アルノール]]、そして[[イシルドゥア]]の後継者たち
--- (ニ) [[ゴンドール]]、また[[アナリオン>アナーリオン]]の後継者たち
--- (ホ) [[アラゴルン>アラゴルン二世]]と[[アルウェン]]の物語(その一部)
-- II [[エオル>エオル(レオドの息子)]]王家
-- III [[ドゥリン]]の一族
- B 代々の物語(西方諸国年代記)
-- [[第二紀]]
-- [[第三紀]]
--- (1) [[大いなる年]]の年表
--- (2) [[バラド=ドゥア>バラド=ドゥーア]]の崩壊より第三紀の終わりにいたるまでの主要事項の年表
--- (3) 指輪の仲間に関するその後の出来事
- C [[ホビット]]家系表
- D [[ホビット庄暦]](永年使用)((旧版では一部が省略されている))
- '''E 書き方、綴り方'''
-- '''I 単語及び固有名詞の発音'''
-- '''II 書記法'''
--- '''(i) [[フェアノール文字]]'''
--- '''(ii) [[キアス]](CIRTH)'''
- A 王たち、統治者たちの年代記 (ANNALS OF THE KINGS AND RULERS)
-- I ヌーメノールの王たち (THE NÚMENÓREAN KINGS)
--- (イ) [[ヌーメノール]] (NÚMENOR)
--- (ロ) [[亡国の民の王国]] (THE REALMS IN EXILE)
--- (ハ) [[エリアドール]]、[[アルノール]]、そして[[イシルドゥル]]の後継者たち (ERIADOR, ARNOR, AND THE HEIRS OF ISILDUR)
--- (ニ) [[ゴンドール]]、また[[アナーリオン]]の後継者たち (GONDOR AND THE HEIRS OF ANÁRION)
--- (ホ) [[アラゴルンとアルウェンの物語]](その一部) (HERE FOLLOWS A PART OF THE TALE OF ARAGORN AND ARWEN)
-- II [[エオル>エオル(レオドの息子)]]王家 (THE HOUSE OF EORL)
-- III [[ドゥリンの一族]] (DURIN'S FOLK)
- B [[代々の物語(西方諸国年代記)>西国年代記]] (THE TALE OF YEARS (CHRONOLOGY OF THE WESTLANDS)) 
-- [[第二紀]] (The Second Age)
-- [[第三紀]] (The Third Age)
--- (1) [[大いなる年]]の年表 (THE GREAT YEARS)
--- (2) [[バラド=ドゥール]]の崩壊より第三紀の終わりにいたるまでの主要事項の年表 (THE CHIEF DAYS FROM THE FALL OF BARAD-DÛR TO THE END OF THE THIRD AGE)
--- (3) [[指輪の仲間]]に関するその後の出来事 (LATER EVENTS CONCERNING THE MEMBERS OF THE FELLOWSHIP OF THE RING)
- C [[ホビット]]家系表 (FAMILY TREES)
- D [[ホビット庄暦]](永年使用)((日本語版の[[旧版]]では一部が省略されている。)) (SHIRE CALENDAR FOR USE IN ALL YEARS)
- '''E 書き方、綴り方''' (Writing and Spelling)
-- '''I 単語及び固有名詞の発音''' (PRONUNCIATION OF WORDS AND NAMES)
-- '''II 書記法''' (WRITING)
--- '''(i) [[フェアノール文字]]''' (THE FËANORIAN LETTERS)
--- '''(ii) [[キルス (CIRTH)>キルス]]''' (THE CIRTH)
- '''F'''
-- '''I 第三紀の諸言語と諸種族'''
--- '''エルフのことば'''
--- '''人間のことば'''
---  '''ホビットのことば'''
--- '''そのほかの種族のこと'''
-- '''II 翻訳について'''
--- '''三つの名前についての注'''
-- 著者ことわりがき
-- '''邦訳新版あとがき'''
-- '''文庫版あとがき((文庫版の追補編のみにあり))'''
-- '''固有名詞便覧'''
-- '''I 第三紀の諸言語と諸種族''' (THE LANGUAGES AND PEOPLES OF THE THIRD AGE)
--- '''[[エルフ]]のことば''' (OF THE ELVES)
--- '''[[人間]]のことば''' (OF MEN)
---  '''[[ホビット]]のことば''' (OF HOBBITS)
--- '''そのほかの種族のこと''' (OF OTHER RACES)
-- '''II 翻訳について''' (ON TRANSLATION)
--- '''三つの名前についての注''' (Notes on three names: Hobbit, Gamgee, and Brandywine.)
- 著者ことわりがき((原書ではこの文章は、1966年の第二版出版時に本の冒頭に付け加えられたものだが、日本語版では最後に移されている。))
- '''邦訳新版あとがき'''
- '''文庫版あとがき((文庫版の追補編のみにあり。))'''
- '''固有名詞便覧((原書の最後にある索引に準じて作られた、日本語版独自の便覧。))'''

'''斜体部分'''は旧版では省略されている。
'''斜体部分'''は[[旧版]]では省略されている。

** コメント [#q9a8b8ff]
** 執筆背景 [#background]

- 新版文庫で読んだ人は追補編の存在を知らない人が多い。
- 「アルウェンとアラゴルンの物語」は必読だと思うのに、非常に勿体ない。
- 「うちに帰るまでが遠足です」「追補までが指輪物語です」
- 追補編の索引を引きながら指輪物語を読むと読みやすいです。横文字多くてすぐ単語を忘れてしまうので…。
- ↑初読時は索引引いちゃだめです。とてもネタバレ。
- 本編を読む前に追補編を読んでしまった私はいったい… -- エグゼクター
- 文庫版10巻の巻末索引には表記ミス多すぎる --  &new{2008-03-28 (金) 14:33:02};
- ↑ご存知でしょうが、あの索引は評論社が作ったもので原作にはありません... --  &new{2008-04-02 (水) 00:34:30};
- 表記ミスだけでなく誤訳も多すぎ。 --  &new{2008-10-08 (水) 14:49:07};
[[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]は当初、『[[ホビットの冒険の続編(指輪物語)>指輪物語]]』と『[[シルマリルの物語]]』を同時出版することを希望していたが、出版社の意向やトールキン自身の遅筆のために実現しなかった。だが結果的に、完成した『[[指輪物語]]』は先行して書き進められていた『シルマリルの物語』と強い関連性を持つ作品となり、トールキンはあらためて『シルマリルの物語』の完成と出版を期するようになる。
またこの一方で、トールキンは『[[ホビットの冒険]]』が出版され好評を博した当初から、作品に登場する[[ホビット]]族や、彼らが暮らす[[中つ国]]の歴史・文化・自然科学についてより多くを知りたいと願うファンからの手紙をたびたび受け取っていた。

#pcomment(,6,,,,,reply)
こうした二つの互いに関連する要請に暫定的に応えるために、出版の目途の立たない『シルマリルの物語』に代わって、そこからの極度に要約された抜粋から成るものとして「追補編」が編まれた。

** 外部リンク [#d757b21a]

-[[amazon.co.jp 単行本 新版 指輪物語〈追補編〉:https://amzn.to/41flfjO]]
-[[amazon.co.jp 文庫 最新版 指輪物語7 追補編:https://amzn.to/3VIYfJd]]

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,,,,,reply)