#author("2018-04-21T13:36:20+09:00","","")
* 王の帰還/ストーリー [#w2646b01]
#author("2019-12-30T18:22:32+09:00;2019-03-10T20:50:21+09:00","","")
* 王の帰還/あらすじ [#w2646b01]
#navi(指輪物語/王の帰還)
本項目では、[[『指輪物語 第三部 王の帰還』のあらすじ>指輪物語/あらすじ]]について記述している。
#contents

** 王の帰還 上 [#ROTK1]

*** 一 ミナス・ティリス (Minas Tirith) [#ROTK1-1]

[[エレド・ニムライス(白の山脈)>エレド・ニムライス]]を[[ゴンドールの烽火]]が東から西へと伝わる中、[[ガンダルフ]]と[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]を乗せた[[飛蔭]]は[[ローハン]]から東へ東へひた走り、[[ゴンドール]]に到達して、首都の[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に到着した。そしてゴンドールを統治する[[執政]][[デネソール>デネソール二世]]に謁見する。ピピンは[[ボロミア]]の最後の戦いのことを、ボロミアの父であるデネソールに話し、自分を助けるため死力を尽くしたボロミアに報いるためにとデネソールに忠誠を誓い、ゴンドールの兵士となった。
ピピンはゴンドールの兵[[ベレゴンド>ベレゴンド(バラノールの息子)]]に出会い、共にさまざまな話をする。

*** ニ 灰色の一行 罷り通る (The Passing of the Grey Company) [#ROTK1-2]

[[アイゼンガルド]]から戻ろうとしていた[[アラゴルン>アラゴルン二世]]、[[レゴラス]]、[[ギムリ]]、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]、そして[[セオデン]]と[[エオメル]]の一行は、野伏の[[ハルバラド]]や、[[エルロンドの息子]]である[[エルラダン]]、[[エルロヒア]]といった[[灰色の一行]]と合流。ハルバラドらはアラゴルンに加勢するため馬を走らせてきたのだった。
やがて一行は[[角笛城]]に戻ってくる。メリーはセオデンに敬愛の念を抱いて彼に忠誠を誓い、彼の小姓となる。一方アラゴルンは、[[パランティア>パランティーア]]を覗いて[[サウロン]]に挑戦。またパランティアの遠方を見る力によって、[[ゴンドール]]南方から脅威が迫っていることを知った。そこでアラゴルンはメリー、セオデン、エオメルと別れ、灰色の一行を引き連れて、急ぎ[[エドラス]]を経由し[[馬鍬砦]]へとやってきた。
馬鍬砦には、避難民を指揮していたエオメルの妹[[エオウィン]]がいたが、アラゴルンが[[死者の道]]を通って[[エレド・ニムライス]]を南へ抜けようとしていることを知ると止めようとし、それができないと知ると自分も連れて行って欲しいと頼む。
だがアラゴルンは断り、灰色の一行を率いて死者の道を通過、エレド・ニムライスの地下を抜けて南側の[[黒根谷]]に出る。そして[[エレヒ]]にて[[死者の軍勢]]を召集、それから一行はひたすら東進する。

*** 三 ローハンの召集 (The Muster of Rohan) [#ROTK1-3]

[[セオデン]]、[[エオメル]]、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]ら[[ローハン]]の乗手たちは兵の召集のため[[馬鍬砦]]に到着。そこで[[エオウィン]]より、[[アラゴルン>アラゴルン二世]]ら灰色の一行が死者の道へ向けて出発していったことを聞く。
セオデンは[[ゴンドール]]救援のため兵を進めることにするが、メリーは戦場に連れて行かずエドラスに残るように命じて、彼を失望させる。だがデルンヘルムと名乗る乗手が、密かに彼を[[自分の馬>風の道]]に乗せて共に連れて行ってくれることになった。
こうして一行は、ゴンドールへと進軍する。

*** 四 ゴンドールの包囲 (The Siege of Gondor) [#ROTK1-4]

[[ファラミア]]が、[[翼ある獣>恐るべき獣]]に襲われながらも[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に戻ってきて、[[ガンダルフ]]により救出された。
その後ファラミアは[[デネソール>デネソール二世]]、ガンダルフ、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]の前で、[[フロド>フロド・バギンズ]]たちに出会って別れたの顛末を話す。その翌日ファラミアは、[[オスギリアス]]防衛のためまた出撃していった。
だがオスギリアスは制圧され、[[モルドール]]の兵は[[アンドゥイン]]を渡河して次々と[[ペレンノール野>ペレンノール]]になだれ込んできた。ファラミアは負傷してしてミナス・ティリスに担ぎ込まれる。ミナス・ティリス周辺のペレンノール野は敵で埋め尽くされ、モルドール軍による包囲攻撃が始まった。
[[デネソール>デネソール二世]]は重傷を負った[[ファラミア]]の側を離れようとしなかったため、[[ガンダルフ(ミスランディア)>ガンダルフ]]と[[イムラヒル]]が防戦の指揮を執る。だがミナス・ティリスの城門も破られ、モルドール侵攻軍の指揮官である[[魔王]]がミナス・ティリスに入場しようとし、眼前にガンダルフが立ちはだかった。その時、[[ローハン]]軍がやって来たことを知らせる角笛が鳴り響いた。

*** 五 ローハン軍の長征 (The Ride of the Rohirrim) [#ROTK1-5]

ゴンドールへ向かっていた[[ローハン]]軍は、ゴンドールへ向かう街道に敵軍が待ち伏せしているという報告を受けていた。そこに、[[ドルアダンの森>ドルーアダンの森]]に住む[[ウォーゼ(野人)>ドルーアダン]]が道案内を申し出てきて、今は野人以外の人々には忘れられた[[石車谷]]の道を進んでいき、敵に見つからずに[[ランマス・エホール]]まで到達。この堤防の割れ目から[[ペレンノール野>ペレンノール]]へと突入する。

*** 六 ペレンノール野の合戦 (The Battle of the Pelennor Fields) [#ROTK1-6]

[[ロヒアリム]]の到来を知らせる角笛を聞き、[[魔王]]は[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の城門から姿を消した。
一方ロヒアリムは[[ペレンノール野>ペレンノール]]の北部を席巻し、[[セオデン]]は[[ハラドリム]]の[[王>黒い蛇]]を討ち取る。だが[[セオデンの馬>雪の鬣]]は、どこからか飛んできた矢を受けて倒れ、セオデンも落馬。そして[[恐るべき獣]]に乗った魔王が空から襲ってきて、セオデンを襲おうとする。
その前に立ちはだかったのは、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]をここまで運んできた[[デルンヘルム]]だった。デルンヘルムは、自分がエオウィンであることを明かし、魔王と戦う。その時、勇気を振り絞ったメリーが[[塚山出土の剣]]で魔王を刺した。魔王が怯んだところ、エオウィンは自分の剣を魔王の頭部に突き立てて魔王を滅ぼすが、自分も倒れた。
だがセオデンは瀕死であり、[[エオメル]]に王位を譲ると身罷った。エオメルは、エオウィンが倒れているところを見ると激高し、配下を連れて敵軍の中に突入し大打撃を与えるが、[[ムマキル]]によって進撃を阻まれ、エオメルの軍勢は敵の中に孤立してしまう。
その時[[ハルロンド>ハルロンド(ゴンドール)]]に[[海賊]]の船がやってきて、新手の敵の出現に[[ゴンドール]]の軍勢は恐慌状態に陥り、逆に[[モルドール]]の軍勢は歓声を上げた。だが海賊の船から降り立ったのは[[アラゴルン>アラゴルン二世]]ら[[灰色の一行]]と、ゴンドール南方領国からやって来た援軍だった。
こうして逆に包囲された[[モルドール]]の軍勢は殲滅され、[[ペレンノール野の合戦]]でゴンドールとローハンの軍勢は勝利を収めた。

*** 七 デネソールの火葬 (The Pyre of Denethor) [#ROTK1-7]

[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の城門から魔王が去った後、[[ガンダルフ]]の元に[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]がやって来て、自分が見たことを話す。[[デネソール>デネソール二世]]が[[ファラミア]]を生きたまま焼こうとしているというのだ。それを聞いたガンダルフは[[飛蔭]]にピピンも乗せると、一気にミナス・ティリスを駆け上がって、デネソールが向かった[[ラス・ディネン]]へと向かう。そこでは、先にピピンに事態を知らされファラミアを救おうとしていた[[ベレゴンド>ベレゴンド(バラノールの息子)]]が剣を抜き、デネソールの侍僕と向かい合っているところだった。
ガンダルフと話すデネソールは完全に絶望しており、自分と息子の身を自ら焼こうとしているところだった。ファラミアはベレゴンドが救出するが、デネソールは[[パランティア>パランティーア]]のひとつを持ったまま、炎の中に身を投げて死んだ。ファラミアは[[療病院]]へと連れ込まれた。

*** 八 療病院 (The Houses of Healing) [#ROTK1-8]

[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]は[[魔王]]を刺した後、剣を持っていた腕が動かなくなっていた。彼は[[セオデン]]の亡骸と、魔王を倒した後に倒れて運ばれていった[[エオウィン]]を追って、ふらふらと[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に入っていった。そんなメリーを[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]が見つけ、彼に呼ばれて[[ガンダルフ]]が迎えに来た。そしてメリーは、[[ファラミア]]とエオウィンも治療を受けている[[療病院]]へと運ばれていった。
そしてファラミア、エオウィン、メリーの3人は皆療病院のベッドで寝かされていたが、そこに[[アラゴルン>アラゴルン二世]]が訪れ、3人を治療してまわる。さらにアラゴルンは[[エルロンドの息子]]らと共に大勢の者を治療し、ミナス・ティリスに「王の再来」の噂が流れる。

*** 九 最終戦略会議 (The Last Debate) [#ROTK1-9]

[[レゴラス]]と[[ギムリ]]は、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の[[療病院]]にいる[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]に会いに行った。そしてお互いが[[角笛城]]で別れてから何があったのかを話す。レゴラスとギムリは[[死者の道]]を抜け、[[エレヒ]]で[[死者の軍勢]]を召集した後、東方へ向かって疾駆する。そして[[ペラルギア]]にて、[[アラゴルン>アラゴルン二世]]は死者の軍勢を召し出し、ペラルギアを攻撃していた海賊を攻撃させた。海賊は死者の恐怖の前に潰走。その後アラゴルンにより、死者は解放された。それからアラゴルンは、海賊の船を奪う。
海賊の脅威が取り除かれたことで、ゴンドール南方諸方より続々と援軍が駆けつけ、海賊の船に乗り込んで[[アンドゥイン]]を北上、[[ペレンノール野>ペレンノール]]に乗り込んだのだった。
彼らがそういった話をしていた頃、アラゴルン、[[ガンダルフ]]、[[エオメル]]、[[イムラヒル]]といった[[西軍]]の指導者達は、ミナス・ティリスに近いところに立てられたテントで今後の方針を話し合っていた。そこで彼らは、[[指輪所持者]]の使命達成が唯一の希望であること、[[サウロン]]の目を指輪所持者とその目的から逸らすため、[[黒門]]に陽動攻撃を仕掛けることが決せられる。

*** 十 黒門開く (The Black Gate Opens) [#ROTK1-10]

[[黒門]]に赴く[[西軍]]には、[[アラゴルン>アラゴルン二世]]らの他に[[レゴラス]]、[[ギムリ]]、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]も、それぞれの種族の代表として参加することになった。[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]を出発した[[西軍]]一行は、奪回された[[オスギリアス]]を通過、[[十字路]]までやってくる。そして[[フロド>フロド・バギンズ]]が使ったのと同じ道を使い[[サウロン]]の注目を集めるのを避けるため、西軍は十字路より北上する。
だが、[[モルドール]]および上空を飛ぶ[[ナズグル>ナズグール]]の[[獣>恐るべき獣]]がもたらす恐怖の前に、勇気がくじけてこれ以上勧めなくなる者もいるほどだった。アラゴルンはその者達に、[[カイア・アンドロス]]の奪回と防衛を命じて去らせた。そのため一行が黒門前にやって来たときには、その総数は6000にも満たなかった。
それからアラゴルンや[[ガンダルフ]]らは軍師として黒門前に赴いて呼ばわると、[[サウロンの口]]と名乗るものが黒門より現れた。そして[[フロド>フロド・バギンズ]]の[[鎖かたびら>ミスリルの胴着]]と[[エルフのマント]]、[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]の[[短剣>塚山出土の剣]]などを見せ、これらの品を持っていた間者を返して欲しければサウロンの要求を呑むよう通告する。
だがガンダルフはこの要求を拒否、サウロンの口の従者からフロドの品などを奪い取って引き返す。
こうして交渉は決裂し、黒門などから[[モルドール]]の大軍が出撃してきた。アラゴルンは[[二つの小山>燃えかすの山]]に兵を集める。ピピンはその最前列に身を置いていた。戦いが始まり、ピピンは自分が刺した[[トロル]]の下敷きになってしまう。その時、[[鷲>大鷲]]がやって来るという叫び声を聞いた。

** 王の帰還 下 [#ROTK2]

*** 一 キリス・ウンゴルの塔 (The Tower of Cirith Ungol) [#ROTK2-1]

[[ペレンノール野の合戦]]が迫っていた頃。[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]は、捕らえられた[[フロド>フロド・バギンズ]]の救出を決意。ちょうどその頃フロドが運び込まれた[[キリス・ウンゴルの塔]]では、フロドの[[ミスリルの胴着]]を奪い合って、オークの間で同士討ちが行われていた。サムは同士討ちで死んだオークの死体の間を進み、自らも[[つらぬき丸]]でオークを倒して、フロドの救出に成功、フロドに[[指輪>一つの指輪]]を返す。それからふたりはオークの装束に身を包んで変装し、塔を脱出する。

*** 二 影の国 (The Land of Shadow) [#ROTK2-2]

[[フロド>フロド・バギンズ]]と[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]は乾き、飢え、疲れなどに苦しみながら[[モルドール]]の地を進んでいく。その中で[[ウドゥン]]へ向かう[[オーク]]の隊列に見つかり隊列の中に組み込まれてしまうが、変装のお陰で正体はばれずにすみ、さらなるオークの隊列が合流したときの混乱で、フロドとサムは逃げ出すことに成功する。

*** 三 滅びの山 (Mount Doom) [#ROTK2-3]

[[フロド>フロド・バギンズ]]と[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]は[[滅びの山]]を臨むところまでやってきたが、食料も水ももうなくなろうとしていた。それでもふたりは進み続ける。飢え、乾き、そしてフロドは[[指輪>一つの指輪]]の重みをこれ以上ないほど感じながら、それでも時に這いながら、時にサムがフロドを背負いながら進んでいった。
その時、ふたりを裏切った[[ゴクリ]]が襲ってきた。サムが斬りつけてゴクリの相手をする間に、フロドは[[滅びの罅裂]]がある[[サンマス・ナウア]]へと向かっていく。サムはゴクリを殺したい衝動に駆られたがそれを抑えてゴクリを追い払うと、すぐにフロドのあとを追いかける。だがゴクリも、サムに追い払われた後またふたりのあとを追っていた。
サムは、とうとう滅びの罅裂に到達したフロドのところへとやってきた。だがここでフロドは一つの指輪の誘惑に屈し、指輪を自分のものと宣言して自分の指にはめた。さらに次の瞬間、サムは背後に迫ってきていたゴクリによって足を取られ倒される。
起き上がったサムは、指輪の力で透明になったフロドと、ゴクリがもみ合っているのを見た。そしてゴクリは何かを口元に持っていって、透明になっていた、指輪をつけていたフロドの指を食いちぎる。
こうして指輪を自分のものにしたゴクリは狂喜して飛び跳ねるが、そのせいで足を滑らせ、指輪もろとも滅びの罅裂へと落ちていった。
そして滅びの山は鳴動して火を噴き出し、駆けつけてきた[[ナズグル>ナズグール]]を炎の中に消し去る。さらにモルドールの塔や城壁は崩れ、崩壊していった。

*** 四 コルマルレンの野 (The Field of Cormallen) [#ROTK2-4]

[[黒門の戦い]]が行われていた最中、[[一つの指輪]]が破壊されたことで[[サウロン]]は滅び、[[モルドール]]の軍勢は自分たちを操っていたサウロンの意思が消滅したことで総崩れとなった。その中で[[ガンダルフ]]は、救援にやって来ていた[[大鷲]]の[[グワイヒア]]らを呼び出して、大混乱のモルドールの上空を飛ぶ。そして[[サンマス・ナウア]]から抜け出したものの溶岩に行く手を阻まれ、力尽きて倒れてしまった[[フロド>フロド・バギンズ]]と[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]を発見し、拾い上げる。
彼らが気がついたときには[[イシリアン]]の[[コルマルレン]]に運ばれ、治療を受けていた。そして王たる[[アラゴルン>アラゴルン二世]]の前で、フロドとサムは栄誉礼を受ける。またフロドとサムらは[[指輪の仲間]]と再会し、一行が離散してから何が起こったのかの話を聞く。
やがて、モルドールでサウロンの軍勢の残党などと戦っていた者達も戻ってきて、王が[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に凱旋するときがやって来た。

*** 五 執政と王 (The Steward and the King) [#ROTK2-5]

[[西軍]]が[[黒門]]へ向けて出撃した後も、負傷した[[エオウィン]]、[[ファラミア]]、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]は[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の[[療病院]]で治療を受けていた。だがエオウィンは、もう自分は治ったといって西軍の後を追う許可を求め、ファラミアに嘆願する。その後ファラミアはメリーに会い、エオウィンが[[ペレンノール野の合戦]]にやって来るまで、そして合戦での状況を聞いた。エオウィンはデルンヘルムとして出発したときから相変わらず、戦場と死に場所を求めていた。
やがて[[黒門の戦い]]で西軍が勝利し、[[サウロン]]が滅びたという知らせがミナス・ティリスに届いてくる。そしてファラミアとメリーは回復した一方、エオウィンだけ容体が悪化し、生きる気力を失おうとしていた。
そんな状態のエオウィンにファラミアは改めて会う。そして世界には戦い以外の美しいものがあること、エオウィンは美しいということ、そんなエオウィンを愛するということをファラミアは語り、エオウィンの心も癒やされる。
やがて[[アラゴルン>アラゴルン二世]]らが[[ガンダルフ]]、[[フロド>フロド・バギンズ]]らと共にミナス・ティリスに凱旋してきて戴冠式が行われる。[[エレンディル]]の血を引く正統な王位継承者であるアラゴルンがエレスサール王として、[[ゴンドール]]と[[アルノール]]を統べる[[再統一された王国]]の王として戴冠した。
さらにその後、[[裂け谷]]から[[エルロンド]]らの一行、[[ロスローリエン]]からは[[ケレボルン]]と[[ガラドリエル]]らの一行がやって来た。そしてエルロンドは、己が娘の[[アルウェン]]の手を取って婚約者であったアラゴルンの手に渡し、ふたりの結婚式が執り行われた。

*** 六 数々の別れ (Many Partings) [#ROTK2-6]

祝賀の日々が終わり、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に留まっていた[[フロド>フロド・バギンズ]]たち[[指輪の仲間]]は帰郷を考え始める。
やがて、[[ローハン]]に帰国していた[[エオメル]]、[[エオウィン]]らが、[[ラス・ディネン]]に一時的に安置されていた[[セオデン]]の遺体を引き取るためにやって来る。エオメルらを歓迎する宴が行われた後、エオメルらと共に、フロドたち[[ホビット]]と、[[ガンダルフ]]、[[レゴラス]]、[[ギムリ]]、[[エルロンド]]ら[[裂け谷]]の一行と[[ケレボルン]]、[[ガラドリエル]]ら[[ロスローリエン]]の一行、[[ファラミア]]、[[エレスサール王(アラゴルン)>アラゴルン二世]]と[[アルウェン]]王妃は出発、ローハンの[[エドラス]]へと向かう。
エドラスでセオデンの葬儀が行われ、[[黄金館]]で追悼会が開かれた後、エオメルはファラミアとエオウィンの婚約を発表する。
それからフロドやガンダルフ、エレスサール王ら一行は、[[アイゼンガルド]]へ向かう。アイゼンガルドは[[木の鬚]]らエントによって緑の土地へと変貌を遂げていた。一方で木の鬚は、無害だとして[[サルマン]]を既に解放していた。サルマンは[[蛇の舌グリマ>グリマ]]を連れて、どこかへと去って行ったという。
ここでレゴラスはギムリを連れて、[[ファンゴルンの森>ファンゴルン]]の中を探検に行くことを宣言。エレスサール王も帰国することにし、指輪の仲間はついに解散することになった。
ホビット達とガンダルフ、裂け谷の一行、ロスローリエンの一行は旅を続け、その途中でサルマンと蛇の舌に出くわす。だがサルマンはガンダルフらの援助を断り、蛇の舌を連れて再び去って行った。
一行は[[褐色人の国]]から[[エレギオン]]に入って数日間野営した後、ロスローリエンの一行は別れを告げてローリエンへ向け去って行く。ホビット達とガンダルフ、裂け谷の一行は、そのまま裂け谷へと向かった。
裂け谷では、[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]が待っていた。[[一つの指輪]]が破壊されて彼に長寿をもたらしていた力も失われたため、ビルボはすっかり老け込んでいたが、穏やかだった。
フロド達4人のホビットは裂け谷でしばらくビルボと共に過ごしていたが、やがてビルボやエルロンドに別れを告げ、[[ホビット庄]]へ向けて出発する。ガンダルフも同行することになった。

*** 七 家路 (Homeward Bound) [#ROTK2-7]

[[フロド>フロド・バギンズ]]ら4人のホビットと[[ガンダルフ]]は[[ブリー村]]に到着、[[躍る小馬亭]]に宿を取る。宿主の[[バーリマン・バタバー]]によると、最近は付近に余所者がやってきて、治安が悪くなっているという。
だがフロド達は特に何事にも遭わず、ブリー村を後にする。やがて、[[トム・ボンバディル]]に会いに行くという[[ガンダルフ]]と別れ、フロド、[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]の4人だけになったホビット達は、[[ホビット庄]]へ帰郷するための最後の旅を始める。

*** 八 ホビット庄の掃蕩 (The Scouring of the Shire) [#ROTK2-8]

[[フロド>フロド・バギンズ]]ら[[一行>旅人たち]]が[[ホビット庄]]に戻ってくると、ホビット庄の様相は、彼らが出発したときとは大きく変わっていた。今ホビット庄は“[[お頭]]”と呼ばれる人物が[[ごろつき]]を招き入れて住人の[[ホビット]]達を威圧し、食糧なども独占するといった圧政を敷いて、荒れ果てた状況となっていた。
状況がわかってきた一行は、ホビット庄のホビット達を蜂起させてごろつきどもを排除することにする。[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]が[[ローハン]]で受け取った[[マークの角笛]]を吹き鳴らすと、次々とホビット達が集まってきて、“お頭”に嫌々ながらも従っていた[[庄察]]の面々のほとんども、反乱に加わった。
やがて[[水の辺村の合戦]]が行われ、ごろつき達は殺されるか、降伏してホビット庄から追放されることになった。
それからフロド達が[[袋小路屋敷]]へ向かうと、[[誕生祝いの木>誕生祝いの原]]は切り倒され、袋小路屋敷も汚されてすっかり荒れ果てた状態になっていた。そしてそこにいたのは、ごろつきの親玉“シャーキー”こと[[サルマン]]だった。サルマンはフロド達の先回りをしてホビット庄にやって来て、ごろつきを使いホビット庄を荒らすという、彼の些細な復讐をしていたのだった。
多くのホビット達が、サルマンを捕らえて処刑するよう要求するが、フロドはそれを認めず、サルマンの堕落を嘆きながら、サルマンを追放すると宣言する。サルマンは隠し持っていたナイフでフロドを刺そうとしたが、[[ミスリルの胴着]]に守られて怪我を負わなかったフロドは、なおもサルマンを殺すことを望まなかった。
サルマンは、フロドの慈悲によって生きながらえるという屈辱を味わいつつ、ずっと自分に従っていた[[蛇の舌>グリマ]]についてくるよう命じる。だが蛇の舌はナイフを持ちだしてサルマンを殺し、その直後我に返ったフロドが止める間もなく、蛇の舌自身も若いホビットの矢で射殺された。

*** 九 灰色港 (The Grey Havens) [#ROTK2-9]

“シャーキー”と[[ごろつき]]の手によって荒らされたホビット庄の復興が始まった。特にホビット庄の荒廃を嘆いていた[[サム>サムワイズ・ギャムジー]]だったが、彼が[[ロスローリエン]]で[[ガラドリエル]]より受け取っていた[[小箱]]に入っていた、ガラドリエルの庭の土の力により、切り倒された木々の代わりに植えられた各所の若木はぐんぐんと成長して緑を取り戻していく。さらに小箱に入っていた木の実は[[誕生祝いの原]]に埋められたところ、見事な[[マルローン樹>マルローン]]として成長した。
こうしてわずかな時のうちにホビット庄の自然は蘇り、さらに豊作にわく。またサムは[[ローズ・コトン]]と結婚して、[[袋小路屋敷]]で[[フロド>フロド・バギンズ]]と共に生活するようになる。サムとローズの間には娘[[エラノール]]が生まれた。
一方フロドは、[[裂け谷]]で[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]から受け取った[[本>西境の赤表紙本]]の続きおよび、自分たちの旅についての執筆を続ける静かな生活をしていたが、[[ナズグル>ナズグール]]に刺された傷、[[シェロブ]]に受けた傷、[[一つの指輪]]を失った喪失感とその時の傷に苦しめられていた。
そしてフロド達がホビット庄に帰郷した[[第三紀]][[3019年>大いなる年#year3019]]から2年後となる、[[第三紀最後の年]]である3021年、フロドはほとんど描き上げた[[本>西境の赤表紙本]]、袋小路屋敷、その他の財産をサムに相続させる。そして自分は、[[三つの指輪の守護者]]である、[[ナルヤ]]の所持者[[ガンダルフ]]、[[ヴィルヤ]]の所持者[[エルロンド]]、[[ネンヤ]]の所持者[[ガラドリエル]]、そして[[一つの指輪の所持者>指輪所持者]]であった[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]と共に、[[灰色港]]から出発した船に乗って、サム、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]、[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]に見送られつつ[[中つ国]]を去って行った。

** コメント [#sca06881]

#pcomment(,,noname,,,,reply)
#pcomment(,,,,,,reply)