#author("2018-12-13T16:48:56+09:00","","")
* &ruby(しの){忍};びの&ruby(もの){者}; [#g7750c38]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[言葉・単語]]|
|~スペル|burglar, thief|
|~異訳|どろぼう、&ruby(バーグラー){押入};|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[ビルボ・バギンズ]]を指す。(『[[ホビットの冒険]]』にて)[[トーリンとその仲間]]が[[スマウグ]]の巣食う[[はなれ山>エレボール]]へ旅立つ時、ビルボは[[ガンダルフ]]の推薦によって仲間の一員に選ばれる。その時ビルボはガンダルフにより「忍びの者」という名目が与えられた。
[[ホビット]]はもともと足音を立てずに行動することなどが得意な種族ではあったが、この言葉自体は、恐らくガンダルフの単なる思いつき、もしくはこじつけに過ぎなかったと思われる((ガンダルフがホビットを連れて行きたがった他の理由として「スマウグはホビットの匂いを知らないはず」などということがあった。))。だが結果的にはビルボは「忍びの者」として、はなれ山への旅にてガンダルフの想像以上の活躍を見せることになった。

> 「わたしは内心では忍びの者と思ったことはないが、かりにそうでも、正直な忍びの者でありたい。」(([[ホビットの冒険]] 戦いを避けるべく[[バルド]]達の元に[[アーケン石]]を持ち出した時の[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]の独白))

『ホビットの冒険』原文中では主に‘burglar’の言葉が使われており、これは直訳すると“押し込みの夜盗、住居侵入者”の意味がある。‘thief’の単語も一部で使われており、こちらには“こっそりと盗む泥棒、こそどろ、かっぱらい”の意がある。

『[[終わらざりし物語]]』には、[[スマウグ]]に力で挑もうとする[[トーリン二世]]に対し、それは無謀であり、[[エレボール]]への遠征にホビットを連れて行くべきだと説得するガンダルフの話が書かれている。

** 映画『[[ホビット>ホビット(映画)]]』における設定 [#Hobbitmovie]

[[アーケン石]]に、「ドワーフの軍勢を召集するのに必要」という設定が付け加えられており、スマウグの財宝の中からアーケン石を手にいれるため忍びの者が必要であると、理由付けが強化されている。

** 『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』でのクラス [#LotRO]

『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』では、「バーグラー(Burglar)」がプレイヤーのクラスの1つとして実装されている。他のゲームにおける盗賊(シーフ)、斥候(スカウト)、暗殺者(アサシン)などの役割にあたるもので、『指輪物語』独特の世界観にあわせて、バーグラーの言葉が使われている。
同ゲームにおいてバーグラーは、敵に見つからずに行動する能力、その状態からの奇襲攻撃、敵の攻撃力や防御力を引き下げる能力に長ける。「なぞかけ(Riddle)」(敵になぞなぞの問題を与えることにより、困惑させて行動不能にする)などの、原作のビルボを意識したスキルもいくつか使える。

** コメント [#Comment]

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