#author("2018-03-02T05:45:12+09:00","","")
#author("2021-08-21T17:30:50+09:00;2021-08-21T17:26:54+09:00","","")
* &ruby(おめ){御目}; [#zdc32d50]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[言葉・単語]]|
|~スペル|Eye|
|~異訳|かの目|
|~その他の呼び名|偉大なる御目(Great Eye) &br; サウロンの目(Eye of Sauron) &br; 瞼のない目、瞼なき御目(Lidless Eye) &br; [[赤い目]](Red Eye) &br; モルドールの目(Eye of Mordor)|
|~その他の呼び名|偉大なる御目(Great Eye) &br; &ruby(まぶた){瞼};のない目、&ruby(まぶた){瞼};なき御目(Lidless Eye)|

** 解説 [#Explanation]

[[サウロン]]のこと。[[オーク]]や[[ナズグール]]といったサウロンの下僕は「偉大なる御目」と呼んでいる。
[[指輪所持者]]たちも''かの目''と呼び、サウロンの存在と意志を、瞼のない凝視する「炎に縁取られた目」のヴィジョンとして感じていた。
''[[サウロン]]''のこと。その存在が「瞼のない火にふちどられた一つ目」として感じられることに由来する呼び名と考えられる。
[[オーク]]や[[ナズグール]]といった[[モルドール]]の奴隷は、サウロンのことを「偉大なる御目」と呼んでおり、モルドールの軍勢は黒字に[[赤い目]]の印を紋章としていた。[[指輪所持者]]や[[指輪の守護者>三つの指輪の守護者]]たちもまた、サウロンのことを「かの目」と呼び、その凝視にさらされることを恐れていた。

>そのとき不意にかれはかの目を感じました。[[暗黒の塔>バラド=ドゥーア]]には眠らない目がありました。かれはその目が自分の凝視に気づいたことを知ったのです。そこには、欲してやまない強烈な一つの意志がありました。それははっしとかれに通じました。さながら指のように自分をま探っていることをかれは感じました。もうすぐそれはかれをがんじがらめにし、その正確な居場所を知ってしまうでしょう。((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]]』「一行の離散」 [[視る椅子]]で[[バラド=ドゥーア]]を見てしまった[[フロド]]の状況))
>[[かれ>フロド・バギンズ]]は[[かのもの>サウロン]]をひそかに&ruby(・){目};と呼んでいました。 … かの目。およそ巨大な力をあげて雲と大地と生身の人間の一切の陰を見透し、汝を見据えんと努める意志、その死ぬほど恐ろしい凝視の下に身じろぎのできぬ裸のまま、汝を釘づけにせんと努める、敵意に満ちた意志。((『[[指輪物語]] [[二つの塔]]』「沼渡り」))

** コメント [#Comment]

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