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* &ruby(きょろう){巨狼}; [#o766e51c]
** 概要 [#Summary]
|~カテゴリー|[[種族]]・[[動物]]|
|~スペル|werewolves((単数形werewolf))|
|~異訳|&ruby(おおかみびと){狼人};|
|~その他の呼び名|ガウアホス(Gaurhoth)|
** 解説 [#Explanation]
[[シンダール語]]名は''ガウアホス''((種族名。単数形はガウア(gaur)。[[ガウアワイス]](Gaurwaith)の名にも含まれる))。[[第一紀]]の[[モルゴス]]の配下である、巨大な狼の姿をした悪霊達で、[[ドラウグルイン]]を祖とする。[[ワーグ]]との関係は不明。
[[サウロン]]が巨狼の主であり、彼の支配する[[トル＝イン＝ガウアホス]]の島を中心に巣くっていたが、[[ルーシエン]]と共にやってきた[[ヴァリノール]]の猟犬[[フアン]]に殺されていった。サウロン自身もフアンと対決する時に巨狼の姿をとった。
サウロンの力が島から取り払われると、これらの悪霊達も毛皮だけを後に残して消失した（[[ベレン>ベレン（バラヒアの息子）]]は残されたドラウグルインの皮を被り、彼に変装することができた）。
[[アングバンド]]の門番[[カルハロス]]も、ドラウグルインの血筋の巨狼であった。
[[シンダール語]]名は''ガウアホス''((種族名。単数形はガウア(gaur)。[[ガウアワイス]](Gaurwaith)の名にも含まれる))。[[上古]]の時代より[[冥王]]の配下に存在した[[狼]]たちのこと。『[[シルマリルの物語]]』によると、[[サウロン]]が悪霊を宿らせた邪悪な獣であるという。[[ドラウグルイン]]を祖とし、[[アングバンド]]の門番[[カルハロス]]もドラウグルインの血筋の巨狼であった。
『[[指輪物語]]』文中の[[ガンダルフ]]の話によると、[[第三紀]]の[[サウロン]]の配下にも&ruby(おおかみびと){狼人};(werewolves)がいるとあるが、具体的には登場していない。
[[サウロン]]が巨狼の主であり、巨狼たちは彼の支配する[[トル＝イン＝ガウアホス]]の島を中心に巣くっていたが、[[ルーシエン]]と共にやってきた[[ヴァリノール]]の猟犬[[フアン]]に殺されていった。サウロン自身も「巨狼サウロン」(Wolf-Sauron)と呼ばれる史上最大の巨狼の姿となり、フアンと戦った。
サウロンの力が島から取り払われると、巨狼たちは毛皮だけを後に残して消失した。[[ベレン>ベレン（バラヒアの息子）]]は残されたドラウグルインの皮を被り、巨狼の姿となって[[アングバンド]]に潜入した。
『[[指輪物語]]』での[[ガンダルフ]]の話によると、[[指輪戦争]]時の[[サウロン]]の配下にも[[ワーグ]]と並んで&ruby(おおかみびと){狼人};(werewolves)がいるという。
[[第三紀3019年（大いなる年）>大いなる年#year3019]]1月13日に[[指輪の仲間]]を襲った狼たちは、朝になると死体が消失していたという超自然的な特徴や、「やつらは、荒野に食べ物をあさるふつうの狼どもではない。」という[[ガンダルフ]]の発言からすると巨狼であった可能性がある。
>「ナウア アン エドライス アムメン！ ナウア ダン イン ガウアホス！」(Naur an edraith ammen! Naur dan i ngaurhoth!)((ガンダルフが[[狼]]に対して火の魔法を起こす時に唱えた[[シンダール語]]。))
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