#author("2019-04-01T23:24:47+09:00","","")
#author("2020-08-19T01:41:38+09:00;2019-12-30T17:42:01+09:00","","")
* 南から来た男 [#m2f9c457]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Southerner|
|~異訳|南から来たやつ|
|~種族|[[人間]]|
|~性別|男|
|~生没年||

** 解説 [#Explanation]

[[第三紀]]3018年([[大いなる年]])に[[ブリー村]]にいた、土気色の顔をした、いやな目つき((原語はsquint-eyedで普通は斜視の意味。吊り目(slanting eyes)とも描写されている。))の男。彼の外見について[[フロド・バギンズ]]は、半分以上[[ゴブリン]]のようだと思い、[[メリアドク・ブランディバック]]は[[アイゼンガルド]]の軍勢の中にいた[[半オーク]]たちに似ているが、彼らほど[[オーク]]らしくはないと述べた。
[[ブリー村]]で[[フロド]]達が目撃した、土気色の顔をしたいやな目つきの男。フロドは彼の外見を「半分以上[[ゴブリン]]みたい」だと感じ、[[メリー]]は[[半オーク]]に似ているが彼らほど[[オーク]]らしくはないと述べている。

男は南から来た旅人たちの一行に紛れてブリー村に入り、[[しだ家のビル]]と協力関係を持った。[[躍る小馬亭]]でフロドが[[一つの指輪]]を偶然嵌めて姿を消す騒動を起こすと、男はビルと共に小馬亭から姿を消した。
翌日にフロドたちが[[馳夫]]([[アラゴルン二世]])と共にブリー村を出発する時、男はビルの家の窓からフロドたちの様子を窺っていた。
この男は南から来た旅人の一行に紛れてブリー村に入り込み、[[しだ家のビル]]と懇意にしていた。
[[躍る小馬亭]]の集会室でフロドが[[一つの指輪]]を嵌めて姿を消す騒動を起こすと、男はビルと共にその場から立ち去り、その夜に小馬亭は[[ナズグール]]の襲撃を受けた。
ずっと後に[[アラゴルン>アラゴルン二世]]は[[アイゼンガルド]]の軍勢にこの男と似た風貌を持つ[[半オーク]]達がいたことから、男を[[サルマン]]の間者だと推測したが、ナズグールとも通じていたのかは分からないとした。

アラゴルンはアイゼンガルドの軍勢に半オークたちがいたことから、男を[[サルマン]]の間者と推測したが、[[ナズグール]]とも通じていたのかは分からないとした。

*** 『[[終わらざりし物語]]』での記述 [#l5d3daf3]

『終わらざりし物語』の「指輪狩り」ではこの男は元々は[[サルマン]]の手下だったが、[[一つの指輪]]の捜索で[[アイゼンガルド]]から[[ホビット庄]]へ向かっていた[[ナズグール]]に捕まって彼らの間者になったとされている。
「指輪狩り」によるとこの男は元々[[サルマン]]の手下だったが、[[ホビット庄]]へ向かう途中の[[ナズグール]]に捕まって彼らの間者になったとされている。
草稿の一つによると男はホビット庄を調査するために送り込まれた[[褐色人]]たちの一人で、サルマンからの信頼が特に厚い者だった。元々は[[褐色人の国]]を追放された無法者で、[[オーク]]の血が混じっていると噂されていた。
男は来る[[戦争>指輪戦争]]に備えて[[パイプ草]]や他の物資をホビット庄から買い付ける交渉を庄境で済ませた帰りに、[[サルバド]]の渡り場近くでナズグールに捕まった。[[魔王]]に尋問された男は、ホビット庄の情報をナズグールに漏らし、魔王の恐怖の影に支配されて[[ブリー村]]へ間者として送り込まれた。

「指輪狩り」の原稿Aによると、[[ナズグール]]は[[ミンヒリアス]]でサルマンの間者を二人捕えた。その一人はアイゼンガルドとホビット庄を何度も行き来したことがあり(ただし[[南四が一の庄>四が一の庄#South]]より先に行ったことはなかった)、サルマンからもらったホビット庄の詳細な地図を持っていた。ナズグールは彼から地図を没収し、[[モルドール]]側に付くよう脅迫して[[ブリー村]]へ間者として送り込んだ。
*** 「いやな目つき」(squint-eyed) [#c1215e4e]

原稿Cによると、男はホビット庄を調査するためにサルマンが送り込んだ手下の[[褐色人]]たちの一人で、サルマンからの信頼が特に厚い者だった。元々は[[褐色人の国]]を追放された無法者で、[[オーク]]の血が混じっていると言われていた。
男は来る[[戦争>指輪戦争]]に備えて[[パイプ草]]や他の物資をホビット庄から買い付ける交渉を庄境で行い、アイゼンガルドへの輸送準備をするために帰る途中だったが、[[サルバド]]の渡り場近くでナズグールに捕まった。[[魔王]]に尋問された男は、サルマンを裏切ってホビット庄の情報をナズグールに漏らし、魔王の恐怖の影に支配されてブリー村へ間者として送り込まれた。
この男は「いやな目つき」をしているとされ、[[半オーク]]も同じ形容をされる。また、男は陰険な吊り目であるとも述べられている。この形容について『Beyond Bree』の編集者Nancy Martschが男は[[オーク]]のような細い目を持っていたのか、目を半ば閉じていたのか((squintは斜視や目を細めて見る行為のこと))を[[クリストファー・トールキン]]に質問し、クリストファーは「英国英語でsquintは斜視の意味だが、目の端から見るとも解することができる。父にどのような意図があったのかは分からないが、([[ゴブリン]]のような)細い目だったという意味でこの語を使ったとは思えない。文字通り斜視の意味かもしれないが、最もありえそうなのは、この男は横目で注意深く物を見ており、それが狡猾さとひねくれた気質を示唆することである。」(要約)と回答した。

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