#author("2016-07-13T22:08:08+09:00","","")
* 二つの灯火 [#k39de7ed]
#author("2022-10-26T17:39:26+09:00;2022-03-29T20:02:31+09:00","","")
* &ruby(ふた){二};つの&ruby(ともしび){灯火}; [#k39de7ed]
** 概要 [#h5e9424b]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|Two Lamps|
|~その他の呼び名|ヴァラールの灯火(Lamps of the Valar)|

** 解説 [#m7aaedbf]

[[月]]と[[太陽]]が昇る前、[[二つの木]]が生るよりさらに昔、最初に[[アルダ]]を照らしていた''[[イルルイン]]''と''[[オルマル]]''の灯火のこと。この光に照らされた時代が[[灯火の時代]]である。
原始の火が鎮まり、地上を照らす光を必要とした[[ヴァラール]]によって、[[中つ国]]の南北に築かれる。灯火は[[アウレ]]が作り、[[ヴァルダ]]が光で充たして、[[マンウェ]]が聖めた。そして後の世のどんな山々も遥かに及ばぬほど高い柱の上に据えられていた。
[[月]]と[[太陽]]が昇る前、[[二つの木]]が生るよりさらに昔、[[エルフ]]や[[人間]]などが誕生するよりも以前に[[アルダ]]を照らしていた''[[イッルイン]]''と''[[オルマル]]''の灯台のこと。この光に照らされた時代が[[灯火の時代]]である。
原始の火が鎮まり、地上を照らす光を必要とした[[ヴァラール]]によって、[[中つ国]]の南北に築かれた。灯火は[[アウレ]]が作り、[[ヴァルダ]]が光で充たして、[[マンウェ]]が聖めた。そして後の世のどんな山々も遥かに及ばぬほど高い柱の上に据えられていた。

この光によって地上はまるで不変の昼間のように照らされており、[[ヤヴァンナ]]の考案した植物と動物のうちで最古のものが目覚めるなど、ヴァラールの構想は開花して「アルダの春」がもたらされた。だがアルダに舞い戻った[[メルコール]]に急襲されて二つの灯火は倒壊、ヴァラールの構想も打ち砕かれた。
この光によって地上はまるで不変の昼間のように照らされており、[[ヤヴァンナ]]の考案した[[植物>オルヴァール]]と[[動物>ケルヴァール]]のうちで最古のものが目覚めるなど、ヴァラールの構想は開花して「アルダの春」がもたらされた。だがアルダに舞い戻った[[メルコール>モルゴス]]に急襲されて二つの灯火は倒壊、ヴァラールの構想も打ち砕かれた。

その後ヴァラールは[[アマン]]に撤退し、二つの灯火に代わるものとして[[二つの木]]を生み出すことになる。

**[[Iron Crown Enterprises]]による設定 [#tff607c2]

第三紀の中頃、[[北方荒地]]を訪れた[[闇の森]]の[[エルフ]]たちが、[[ウルモ]]の啓示に導かれて北方に散らばった[[イッルイン]]の灯火の破片を集めて回った。彼らはその輝きを甦らせると、[[アルダ]]の北極点にヘルロス(Helloth)という都を築き、6つの塔の頂上に据えた。

その光は本来のものよりも遥かに弱かったが、しばしば長い冬の暗闇に閉ざされる極北の空をおぼろ気に照らし出し、その地に生きる人々の心の支えとなった。これがオーロラの始まりとされる。


** コメント [#n7d793d6]

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