* モルドール [#lb72d27b]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Mordor|
|~その他の呼び名|黒の国(Black Land)、影の国(Land of Shadow)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「黒の国」の意。[[エレド・リスイ]]の南、[[エフェル・ドゥーアス]]の東にある[[冥王]][[サウロン]]の王国。国土は(軍勢とともに)サウロンの意志が浸透しており、その影響下にある。
自然の山脈に囲まれた難攻の地で、北の[[キリス・ゴルゴル(幽霊峠)>キリス・ゴルゴル]]には[[黒門]]と[[歯の塔]]が、西の[[モルグル谷]]には[[ミナス・モルグル]]と[[キリス・ウンゴルの塔]]、さらに[[シェロブの洞窟>トレヒ・ウンゴル]]があるなど、すべての道は徹底して監視され防衛されており、忍び込むのも抜け出るのも容易ではない。
[[ゴルゴロス]]や[[リスラド]]など、国土の大部分は火山灰に覆われた不毛の地だが、南部の[[ヌアネン]]の湖付近には大規模な奴隷農場があり、そこで生産される食料で軍隊を養っている。
首府はエレド・リスイの支脈の先端に建つサウロンの大要塞[[バラド=ドゥーア]]。

サウロンは、[[中つ国]]の拠点とするべき地として[[第二紀]]1000年頃、[[オロドルイン>滅びの山]]のあるモルドールを選び、その火を妖術や鍛造に利用すると共に[[バラド=ドゥーア]]の建城を始める。さらにサウロンは1600年頃に[[オロドルイン]]で[[一つの指輪]]を鍛えた。
その後、[[力の指輪]]を奪うためサウロンの軍勢は1695年に[[エリアドール]]を侵攻、1699年にはこの地を席巻するが、サウロンは[[ギル=ガラド]]と[[ヌーメノール]]の軍事力によって、1701年にはエリアドールから駆逐される。するとサウロンはモルドールに戻ってここを拠点とし、[[中つ国]]の東方に勢力を伸ばした。
だが、3261年に[[アル=ファラゾーン]]が[[ウンバール]]に上陸すると、3262年にサウロンは降伏してヌーメノールへと連れ去られる。ヌーメノールが海底に没するとサウロンもモルドールへと帰還し、戦力を再建して[[ゴンドール]]に戦いを仕掛けた。その後[[最後の同盟]]の戦いによって、モルドールは攻撃を受け、バラド=ドゥーアは包囲されて陥落しサウロンは敗れた。

以後[[第三紀]]になると[[ゴンドール]]によってモルドールは監視下に置かれていたが、[[第三紀]]1640頃よりゴンドールの国力の衰退と共に、監視はおろそかになる。やがて1980年には[[ナズグール]]がモルドールを奪還し、ゴンドールを脅かし始める。2002年には[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]を陥落させ、ミナス・モルグルに作り替えた。さらに2942年には[[ドル・グルドゥア]]から撤退したサウロンがモルドールに帰還し、2951年より公然と名乗りを上げて軍勢の召集を開始した。

[[指輪戦争]]後は解放されたサウロンの元奴隷たちに与えられた。

** コメント [#Comment]

#pcomment_nospam(,,noname,,,,reply)