* メリアドク・ブランディバック [#c3afe8c8]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|人名|
|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Meriadoc Brandybuck|
|~その他の呼び名|メリー(Merry)、偉丈夫(the Magnificent)、ホルドヴィネ(Holdwine)|
|~種族|[[ホビット]]|
|~性別|男|
|~生没年|[[ホビット庄暦]]1382年~不詳(1484年に[[ピピン]]と共に[[ホビット庄]]を去って[[ローハン]]に赴き、数年後に[[ゴンドール]]で死去)|
|~親|[[サラドク・ブランディバック]](父)、[[エスメラルダ・トゥック]](母)|
|~兄弟|なし|
|~配偶者|[[エステラ・ボルジャー]]|
|~子|少なくとも息子が一人いたようであるが詳細は不明|

** 解説 [#Explanation]

[[指輪の仲間]]の一人の[[ホビット]]。愛称メリー。その名の通り[[ブランディバック一族]]の出で、冒険好きな資質を受け継いでおり、活発な性格。
[[サラドク・ブランディバック]]と[[エスメラルダ・トゥック]]の息子。サラドクの父[[ロリマック・ブランディバック]]の妹[[プリムラ・ブランディバック]]が[[フロド>フロド・バギンズ]]の母親にあたる(つまり母方の従兄弟の息子)。[[フロド]]より1世代下で、14歳の年少。[[ピピンことペレグリン・トゥック>ペレグリン・トゥック]]とは母方の従兄弟。
子供の頃から[[ビルボ]]を慕って袋小路屋敷に出入りしていたビルボの甥や姪たちの一人で、[[ビルボの別れの宴]]にも招待されていた。

***パルス・ガレンでの指輪の仲間の離散まで [#ed54994f]

彼と[[ピピン]]は[[フロド]]と親しく、フロドがいったん[[堀窪]]に引っ越した後[[ホビット庄]]からこっそり旅立つつもりでいることを知ると、親族としての絆と友情からフロドと危険な旅を共にすることを決めた。フロドが[[エルロンドの会議]]で正式に[[指輪所持者]]として認められ、使命を帯びて[[モルドール]]に向かうことになった後も共に[[裂け谷]]を旅立ち、[[パルス・ガレン]]まで行動を共にする。

*** 指輪戦争での活躍 [#q5fcc374]

[[パルス・ガレン]]で[[指輪の仲間]]がオークに襲撃された時、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]と共にオークに捕らえられるが、途中で脱出した。2人は、逃げ込んだ[[ファンゴルン]]の森で[[木の鬚]]に出会い、[[サルマン]]に関することなどを話して、[[エント]]による[[アイゼンガルド]]攻撃のきっかけを作った。
その後メリーは、アイゼンガルドにやってきた[[セオデン]]に出会い、彼を敬愛して仕えるようになる。メリーは[[角笛城]]、[[馬鍬砦]]とセオデンに同行し、セオデンから[[スティッバ]]という小馬を与えられた。
さらにセオデンには止められたが、メリーは戦場に行くことを希望。[[デルンヘルム(エオウィン)>エオウィン]]の馬に乗せてもらって遠征し、[[ペレンノール野>ペレンノール]]の合戦に参加した。メリーはエオウィンを助けるため、[[魔王]]の背を[[塚山出土の剣]]で刺した。その時メリーは[[黒の息]]に倒れるが、後に[[アラゴルン二世]]によって癒される。

[[黒門]]前の戦いには、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]で療養中だったため参加しておらず、その間に[[エオウィン]]の苦しみについて[[ファラミア>ファラミア二世]]に語っている。
[[コルマルレン]]の野で行われたフロドとサムワイズの栄誉礼には参加し、エレスサール王の戴冠式と結婚式にも参加。その後、ゴンドールから[[ローハン]]へと向かう[[セオデン]]の葬列では、セオデンの刀持ちとして棺台を運ぶ馬車に乗った。セオデンの葬儀が済むと、[[エオメル]]とエオウィンから[[マークの角笛]]を戦功の報酬として受け取り、フロド達と共に[[ホビット庄]]へと帰還する。
ホビット庄を支配していた[[サルマン]]のごろつきを掃蕩する戦いでは、[[人間]]の軍隊の中で行動していたときの経験を生かし、[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]と共に指揮官として重要な役割を果たした。

*** 指輪戦争後 [#g7906f54]

[[指輪戦争]]後に[[エステラ・ボルジャー]]と結婚し、[[バック郷]]の[[館主]]となる。また[[エント]]の飲み物で成長したその背の高さにより「偉丈夫」と呼ばれる。さらに、ペレンノールでエオウィンを救った功により、[[ロヒアリム]]よりホルドヴィネ(([[ローハン語]]で「誠実な友」の意))の名と栄誉を与えられ、[[エオウィン]]や[[エオメル]]との友情を保持し続けた。[[ホビット庄]]の歴史やローハンなど他の国との繋がり、『[[ホビット庄本草考]]』など[[パイプ草]]に付いての本などを多く著している。

老後は、[[ペレグリン・トゥック]]とともに職や財産をそれぞれの息子に譲って[[ローハン]]に赴き、[[エオメル]]王が薨ずるのを看取る。その後二人は[[ゴンドール]]で短い余生を過ごした後、[[ラス・ディネン]]に葬られた。彼とペレグリンの棺は、[[エレスサール王>アラゴルン二世]]の傍らに並べ置かれたという。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

|~俳優|[[ドミニク・モナハン]]|
|~日本語吹き替え|[[村治学]]|

魔王を刺した武器は[[塚山出土の剣]]ではなく、[[ロスローリエン]]で[[ガラドリエル]]から受け取った[[ノルドール]]のナイフである。

原作では、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]で療養していたため[[黒門]]前の戦いには参加していないが、映画では参加している。

** コメント [#Comment]

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