#author("2016-04-30T07:28:05+09:00","","")
#author("2016-05-20T20:58:58+09:00","","")
* マンドスの館 [#c5b7d3b6]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|halls of Mandos|
|~その他の呼び名|待つ館、待つ者の館(Halls of Awaiting)&br;死者の家(Houses of the Dead) &br; 沈黙の館(silent halls)|

** 解説 [#Explanation]

[[ヴァラール]]のひとり[[マンドス(ナーモ)>マンドス]]の館。[[アマン]]の[[マンドス>マンドス(地名)]]にあり、[[外なる海]]の岸辺の近くに建つ。
死んだ[[エルフ]]の霊魂が集められる場所。だがエルフの「死」の意味は人間が知るそれとは異なっており、時にはマンドスの館から復活するエルフもいる([[フィンロド]]や[[グロールフィンデル]]がその例で知られている)。館は時の経過と共に大きくなっており、[[ヴァイレ]]によって織られた、世の中の全ての物語を綴ったつづれ織で覆われていく。
死んだ[[エルフ]]の霊魂が集められる場所(([[エルフ]]の「死」の意味は人間が知るそれとは異なっており、時には[[フィンロド]]のようにマンドスの館から復活するエルフもいる([[グロールフィンデル]]も復活した可能性がある)))。館は時の経過と共に大きくなっており、[[ヴァイレ]]によって織られた、世の中の全ての物語を綴ったつづれ織で覆われていく。
近くには[[ニエンナ]]の住む館があり、彼女はよくマンドスの館を訪れて、霊たちの訴えを聞いている。

>この世の涯なる西方のヴァラたちの館のかなたにあって、エルダリエのために定められた場所のあるところである。ここでは、待つ者たちがそれぞれの思いの幽暗に包まれて坐っている。((『[[シルマリルの物語]]』「[[クウェンタ・シルマリルリオン]]第十九章 ベレンとルーシエンのこと」))
>この世の涯なる[[西方>アマン]]の[[ヴァラ]]たちの館のかなたにあって、[[エルダリエ]]のために定められた場所のあるところである。ここでは、待つ者たちがそれぞれの思いの幽暗に包まれて坐っている。((『[[シルマリルの物語]]』「[[クウェンタ・シルマリルリオン]]第十九章 ベレンとルーシエンのこと」))

[[ドワーフ]]達の信仰によると、死んだドワーフは[[アウレ]]によって用意された、ドワーフのためのマンドスの館に連れて行かれるのだという。

死んだ[[人間]]の運命はそれらとは異なり、かれらは[[アルダ]]の圏内を離れて永遠にこの世を去る。その行き先は[[マンドス]]をはじめ[[ヴァラール]]であっても知らず、人間とエルフの死による別れは、この世の終わりを過ぎても続くと言われている。しかし[[ベレン>ベレン(バラヒアの息子)]]の例から見ると、人間の霊魂も世界の圏外へ向かう前に、いったんはマンドスの館に召集され、マンドスの岸辺から[[外なる海]]へ向かって旅立つようである。
唯一の例外としてベレンだけが死後も待機の期間を越えてマンドスの岸辺に留まり、ついにはルーシエンの懇願によって、彼女とともに一度[[中つ国]]へと帰還した。
死んだ[[人間]]の[[運命>死すべき運命]]はそれらとは異なり、かれらは[[アルダ]]の圏内を離れて永遠にこの世を去る。その行き先は[[マンウェ]]と[[マンドス]]を除けば[[ヴァラール]]であっても知らず、人間とエルフの死による別れは、この世の終わりを過ぎても続くと言われている。しかし[[ベレン>ベレン(バラヒアの息子)]]の例から見ると、人間の霊魂も世界の圏外へ向かう前に、いったんはマンドスの館に召集され、[[マンドス>マンドス(地名)]]の岸辺から[[外なる海]]へ向かって旅立つようである。
唯一の例外としてベレンだけが死後も待機の期間を越えてマンドスの岸辺に留まり、ついには[[ルーシエン]]の懇願によって、彼女とともに一度[[中つ国]]へと帰還した。

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