#author("2019-07-07T14:53:39+09:00","","")
* マルベス [#m1c9194f]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Malbeth|
|~その他の呼び名|予見者(the Seer)|
|~種族|不明|
|~性別|不明|
|~生没年|不明|

** 解説 [#Explanation]

予見者。[[アルセダイン]]の王[[アラファント]]に息子が生まれた時、その子供がアルセダインの最後の王になることを予言し、「最後の王」の意味である[[アルヴェドゥイ]]と名付けた。

>『このお子をアルヴェドゥイとお呼びなされ。と申すのもこのお子はアルセダイン最後の王となられましょうから。もっとも[[ドゥネダイン>ドゥーネダイン]]は一つの選択をすることになりましょう。その時かれらが見込みがうすく思われるほうの選択をすれば、その時はお子がお名を変えられ、大王国の王となられましょう。もし然らずば、その時は多くの悲しみが生じたくさんの人命が失われることになりましょう。いつかふたたびドゥネダインが勃興し、一つに合わされるまでは。』((『[[追補編]]』「ゴンドール、またはアナリオンの後継者たち」マルベスが[[アラファント]]に語った言葉))

また、[[アルヴェドゥイ]]の治世では、いずれ[[死者の道]]を通り抜ける[[イシルドゥア]]の世継ぎ([[アラゴルン二世]])が現れ、[[エレヒ]]で[[死者の軍勢]]を招集することを予言した。

>長き影、地をおおいて、
暗黒の翼、西の方にとどく。
塔はゆれ動く。王たちの奥津城に
滅びの日、近づく。死者は目醒まさる。
そは、[[誓言破りし者ら>死者の軍勢]]に時いたればなり。
エレヒの石に、ふたたびかれら立ちて、
丘に角笛の高鳴る音を聞かん。
角笛はだれのものぞ? かれらを呼ぶはだれぞ?
淡き薄明の中に、忘れられし民を呼ぶは。
その民の誓言せし者の世継なり。
その者、北より来らん、危急に駆られて。
かれ、死者の道への戸をくぐらん。((『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「灰色の一行、罷り通る」))

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