* マブルング [#dadac9f3]
** 概要 [#qa22e66d]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Mablung|
|~その他の呼び名|無骨者(the Heavy Hand)|
|~種族|[[エルフ]]([[シンダール]])|
|~性別|男|
|~生没年|~[[第一紀]]|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|不明|
|~子|不明|

** 解説 [#zb07c943]

名は「不器用な者」の意。無骨者などとも呼ばれる。[[ドリアス]]の[[エルフ]]で[[シンゴル]]の総大将。
[[シルマリル]]を飲み込んで発狂した[[カルハロス]]の襲撃に遭い、マブルングはただ一人帰還して[[シンゴル]]に報告する。その後彼自身もカルハロス狩りに参加し、倒れたカルハロスの腹から[[シルマリル]]を取り出して[[ベレン>ベレン(バラヒアの息子)]]に握らせた。また、[[ニアナイス・アルノイディアド]]にはドリアスの軍勢は参戦しなかったが、戦いの誉れに預からないことをよしとしない[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]と共に、マブルングは[[フィンゴン]]の軍勢に参加している。

*** トゥーリンの友人として [#b7ac4a64]

その後、ドリアスにやってきた[[トゥーリン]]の友人になり、[[サイロス]]が死ぬ場を目撃して、[[シンゴル]]の裁きと慈悲を求めるためにトゥーリンをドリアスに帰国させようとしたが、彼に拒まれる。
やがて[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]がトゥーリンを探しに行った時、彼女の後を追う。やがてモルウェンに追いつき、戻るように説得するがこれに失敗すると、彼女の護衛として同行した。その時[[ニエノール]]も変装して、マブルングと同行していたことが発覚する。

そのままトゥーリンを捜索しようとした一行だが、[[グラウルング]]の襲撃を受けて彼らは散り散りになる。するとマブルングは[[ナルゴスロンド]]の廃墟に潜入するが、グラウルングが戻ってくる気配に逃げ出す。その途中で、グラウルングに忘却の呪いを掛けられたニエノールを発見した。
ところが[[ニエノール]]はマブルングの元から逃げ去って行方知れずとなり、彼は空しくドリアスに帰還した。その後もマブルングは、モルウェンとニエノールの消息を求めてたびたび旅に出ているが、彼女たちを見つけることはかなわなかった。

やがて、グラウルングがナルゴスロンドから[[ブレシル]]に向かったという報を聞くと、マブルングはドリアスのエルフたちと共に、ブレシル救援のために出発。その時にマブルングはトゥーリンと再会したが、既にこの時グラウルングはトゥーリンによって殺されていた。その時マブルングはトゥーリンに問い詰められ、モルウェンとニエノールが行方不明になっていることを伝えてしまい、結果トゥーリンは絶望して自害してしまった。マブルングたちは、[[カベド=エン=アラス]]にトゥーリンを葬った。

その後[[ドリアス]]が[[ドワーフ]]に襲撃された時、マブルングは[[ナウグラミーア]]のある宝物蔵の扉を守って戦っているときに討ち死にした。

** コメント [#u697b164]

- 立派な人物なのに、やることみんなことごとく失敗しているような。
- ある意味、本当に不器用だね。 -- ホビット &new{2008-11-24 (月) 14:24:17};

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