-イシリアンの野伏マブルング(Mablung)については、[[マブルング(ゴンドール)]]を参照してください。
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* マブルング [#dadac9f3]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Mablung|
|~その他の呼び名|無骨者(the Heavy Hand)|
|~種族|[[エルフ]]([[シンダール]])|
|~性別|男|
|~生没年|~[[第一紀]]|
|~親||
|~兄弟||
|~配偶者||
|~子||

** 解説 [#Explanation]

名は「不器用な者」の意。無骨者などとも呼ばれる。[[ドリアス]]の[[エルフ]]で[[シンゴル]]の総大将。

[[シルマリル]]を飲み込んで発狂した[[カルハロス]]の襲撃に遭い、マブルングは部隊の中でただ一人帰還してカルハロスのことを[[シンゴル]]に報告する。その後彼自身も、シンゴルや[[ベレン>ベレン(バラヒアの息子)]]によるカルハロス狩りに参加。マブルングは、倒れたカルハロスの腹から[[シルマリル]]を取り出してベレンに握らせた。

[[ニアナイス・アルノイディアド]]にはドリアスの軍勢は参戦しなかったが、戦いの誉れに預からないことをよしとしない[[ベレグ>ベレグ(ドリアス)]]と共に、マブルングは[[フィンゴン]]の軍勢に参加している。

*** トゥーリンの友人として [#b7ac4a64]

マブルングは、ドリアスにやってきた[[トゥーリン]]の友人になる。マブルングは、トゥーリンを襲った[[サイロス]]が死ぬ場を目撃して、[[シンゴル]]の裁きと慈悲を求めるためにトゥーリンをドリアスに帰国させようとしたが、トゥーリンは拒んで姿を消す。

やがて[[モルウェン>モルウェン(バラグンドの娘)]]がトゥーリンを探しに行った時、マブルングは仲間と共に彼女の後を追う。マブルングはモルウェンに追いつき、戻るように説得するが失敗すると、彼女の護衛として同行することにした。その時マブルングの同行者の中に、変装していた[[ニエノール]]がいたことが発覚する。

そのままトゥーリンを捜索しようとしたマブルング一行だが、[[グラウルング]]の襲撃を受けて彼らは散り散りになる。その後マブルングは、大胆にもグラウルングや[[オーク]]に破壊された[[ナルゴスロンド]]の廃墟に潜入するが、グラウルングが戻ってくる気配に逃げ出す。その途中で、グラウルングに忘却の呪いを掛けられたニエノールを発見した。
ところが[[ニエノール]]はマブルングの元から逃げ去って行方知れずとなり、マブルングは空しくドリアスに帰還した。その後もマブルングは、モルウェンとニエノールの消息を求めてたびたび旅に出ているが、彼女たちを見つけることはかなわなかった。

やがて、グラウルングがナルゴスロンドから[[ブレシル]]に向かったという報を聞くと、マブルングはドリアスのエルフたちと共に、ブレシル救援のために出発。途中でマブルングはトゥーリンと再会したが、既にこの時グラウルングはトゥーリンによって殺されていた。マブルングはトゥーリンに問い詰められ、モルウェンとニエノールが行方不明になっていることを教えてしまい、結果トゥーリンは絶望して自害した。マブルングたちは、[[カベド=エン=アラス]]にトゥーリンを葬った。

その後、[[シルマリル]]と[[ナウグラミーア]]を巡る争いによって[[ドリアス]]を[[ノグロド]]の[[ドワーフ]]が襲撃した時、マブルングはナウグラミーアのある宝物蔵の扉を守って討ち死にした。

** コメント [#Comment]

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