* フアン [#k9fbf356]
** 概要 [#ned0e80f]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Huan|
|~その他の呼び名||
|~種族|ヴァリノールの猟犬|
|~性別|不明|
|~生没年|~[[第一紀]]|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|不明|
|~子|不明|

** 解説 [#w8486d40]

名は「大きな犬」の意。非常に高い知能を持つ最強の猟犬で、人の言葉を全て理解した。さらに、生涯に三度のみ口を利くことが許されていた。そして最強の狼と戦わない限り死なないという運命を定められていた。

元々は[[オロメ]]の猟犬で、[[ヴァリノール]]で[[ケレゴルム]]に与えられ、ケレゴルムと共に[[中つ国]]に渡った。
ケレゴルムが[[ルーシエン]]を捕らえて己が物にしようとすると、フアンはケレゴルムに反してルーシエンを助ける。フアンは[[ベレン>ベレン(バラヒアの息子)]]を救う手伝いをし、[[トル=イン=ガウアホス]]で[[ドラウグルイン]]を殺して、[[サウロン]]をねじ伏せた。
その後フアンはケレゴルムの元に戻ったが、ケレゴルムがベレンを殺そうとするとケレゴルムを見放してベレンを救い、以後フアンはベレンとルーシエンに付き従った。
その後フアンはケレゴルムの元に戻ったが、[[ナルゴスロンド]]を追放されたケレゴルムが[[ブレシル]]の森で行き逢ったベレンを殺そうとすると、フアンはケレゴルムを見放してベレンを救った。そして再びルーシエンを背に乗せて、シルマリル探索のために一人で旅立とうとしたベレンに追いつき、ベレンにルーシエンを[[アングバンド]]へ伴うよう助言。また自分とは[[ドリアス]]で再会することを予言した。
そしてルーシエンと片手を[[カルハロス]]に喰われて死に瀕しているベレンが[[大鷲]]に運ばれて再びドリアスの国境に戻ってくると、フアンはルーシエンと共にベレンを看取り、彼を死の淵から救い出した。
やがて[[シルマリル]]を飲み込んだ[[カルハロス]]が[[ドリアス]]に近付いてくると、フアンはベレン、[[シンゴル]]らの狼狩りの一行に加わる。フアンはカルハロスと戦い、相打ちして果てた。

一度目はケレゴルムに捕われたルーシエンに対する助言に、二度目はルーシエンにシルマリル探索の旅を断念させるべきか悩むベレンへの助言に、三度目は自らの死の間際ベレンに別れを告げるため、口を利いた。

** コメント [#bc9f15ca]

#pcomment_nospam(,6,,,,,reply)