* ファンゴルン [#qcc0c686]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Fangorn|
|~その他の呼び名|アンバローナ(Ambarona)&br;タウレモールナ(Tauremorna)&br;タウレモールナローメ(Tauremornalome)((taureは「森」、morもlomeも「暗い、薄暗い」の意味で、[[エント]]流につなげた[[クウェンヤ]]。))&br;アルダロメ(Aldalome)((aldaはクウェンヤで「木」の意味))|

** 解説 [#Explanation]

>「これは古い森だ。とても古い森なのさ。」と、[[エルフ]]がいいました。「それはそれは古いので、わたしなんか、君のような子供たちと旅に出てから感じたこともないほど、子供っぽくなったような感じがするくらいさ。この森は古く、たくさんの記憶を秘めてる。もし平和な時代に来たのであれば、ここで楽しくできるのに。」((『[[指輪物語]] [[二つの塔]] 上』「五 白の乗手」 ファンゴルンについて[[ギムリ]]に向けて語る[[レゴラス]]))

[[シンダール語]]で「木の鬚」の意(この地に住む[[エント]]の[[木の鬚]]の名が、土地の呼び名に転用されたものと思われる)。
[[霧ふり山脈]]の南東、[[オルサンク]]の北東、[[ローハン]]と[[ロスローリエン]]の中間あたりにある、[[エント]]が住む森林。太古の大森林の生き残りで、[[第一紀]]以前には[[緑森大森林]]や[[ロスローリエン]]の森とつながり、[[エリアドール]]一帯や[[ベレリアンド]]に至るまで広がっていたという。
[[木の鬚]]自身の歌った歌によると、アンバローナ、タウレモールナ、タウレモールナローメ 、アルダロメといった別名もある。

この中では幾重にも生い茂った樹木の列が灰色の黄昏に没しており、その他には生物の気配を感じないほど森閑としている。ここの木々はエントに育てられたためにある程度の意志に目覚めており、[[闇の森]]や[[古森]]ほど重苦しくはないにしても濃厚な気配が満ち、森を害する者に敵意を持っている。中には大暗黒の暗闇がいまだに残存し、邪悪な心を持った木々が巣食っている極めて危険な場所も点在するという。

>わたしは歩く、アンバローナ、タウレモールナ、アルダロメを。
わたしの土地を、ファンゴルンの国を。
この地は、木の根が長く、年月が積もって、
タウレモールナローメの木の葉よりも厚いところ。((『二つの塔 上』「四 木の鬚」[[木の鬚]]が[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]と[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]に聴かせた歌))

[[指輪戦争]]の時、[[オーク]]から逃げ出した[[ペレグリン・トゥック]]と[[メリアドク・ブランディバック]]がここに逃げ込み、[[木の鬚]]に出会った。
また、彼らを探してファンゴルンにやってきた[[レゴラス]]はこの森に魅せられ、指輪戦争が終結し[[指輪の仲間]]が解散すると、[[ギムリ]]を連れてこの森を散策しに出かけていった。(その代わり、ギムリはレゴラスを[[燦光洞]]へ連れて行ったという)

** コメント [#Comment]

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