#author("2017-04-15T22:43:47+09:00","","")
* ビル [#m451ac4a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Bill|
|~種族|[[小馬]]|
|~性別|男|
|~生没年||

** 解説 [#Explanation]

[[ブリー村]]で[[フロド・バギンズ]]達が[[しだ家のビル]]から買い取り、[[指輪の仲間]]の旅にしばらく同行した、老いた[[小馬]]。ビルという名前は元の飼い主に由来し、[[サムワイズ・ギャムジー]]が名付けた。

[[躍る小馬亭]]に預けてあった[[ホビット]]達の小馬が[[ナズグール]]の襲撃によって行方不明になった時、[[バタバー>バーリマン・バタバー]]が村に唯一残っていたこの小馬を[[しだ家のビル]]から相場の三倍(銀貨十二枚)で買い取り、一行に与えた。ビルは特にサムに可愛がられ、一行の荷馬となって[[裂け谷]]まで旅をした。[[モルグルの刃]]で負傷したフロドも一時その背に載せている。
ビルは元の飼い主からよほど酷い仕打ちを受けていたと見え、一行の許に来た時には哀れなほど痩せこけていたが、サムに可愛がられて旅をするうちに元気を回復する。特に裂け谷への滞在は、この小馬にめざましい変化をもたらした。

若年の活力を取り戻し、[[サム]]が'''まるで口がきけるみたい'''だと語り、後に[[ガンダルフ]]が'''お前は賢いけものじゃ。それに裂け谷でたくさんのことを覚えてきた'''と述べるほど知的になったビルは、(サム曰く)自分も連れて行くようにと目で訴えかけ、[[指輪の仲間]]の荷馬として裂け谷から[[エレギオン]]、[[赤角山道>カラズラス]]、[[モリアの壁]]にいたるまで旅に同行した。
しかし[[モリア]]内部の狭い通路や亀裂などを越えることはできないとガンダルフに告げられ、そこで任を解かれる。サムは[[狼]]が迫る中でビルを放すことに反対したが、ビルはガンダルフの期待通り、狼と荒地とをくぐり抜けて単身無事[[ブリー村]]まで帰還した。

[[指輪戦争]]の終結後、サムは[[躍る小馬亭]]で[[ノブ]]の世話を受けていたビルと再会する。その後ビルは再び一行の荷馬となって[[ホビット庄]]まで連れ帰られた。フロドらの船出を[[灰色港]]で見送った時も、サムはビルの背に乗って行き帰りをしている。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

ブリー村で買い取られる話などは出てこないが、裂け谷からモリアの壁までの旅に連れて行かれており、サムが名残惜しそうに解き放つ場面が再現されている。
ブリー村でサムと再会する過程などは省略されている。

** コメント [#Comment]

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